PR 制作/日本商工会議所 広報部 株式会社オオスミ 佐上 裕俊 PROJECT REPORT ベトナム・ダナン市の繊維会社で行う省エネ診断の様子。オオスミではプロジェクト チーム10名のうち3∼4名が交替で現地へ渡り、省エネ診断を行っている ODAを活用した中小企業海外展開支援 国際環境都市をめざすベトナム・ダナン市で 企業を対象に省エネ技術サービス事業を展開 経済発展にともない、エネルギー使用量が飛躍的に増加しているベトナム。 同国で省エネ技術サービスを展開している株式会社オオスミ︵神奈川県横浜市︶は、 JICAの﹁ベトナム国簡易測定法を用いた省エネ診断技術及び省エネ効果の普及・実証事業﹂を活用して、 界の注目を集めるビーチリゾートのあ ベトナム中 部のダナン市は近 年、世 の環 境 調 査 を 行 う 企 業で、省エネ 診 析や土 壌 調 査、騒 音・振 動 測 定など オスミだ。同 社 は日 本 国 内で 水 質 分 実証事業を行っているのが株式会社オ 提 案に関 す る 技 術 サービスの普 及・ からの協力を受けて省エネ診断、対策 の実 施 計 画でスタート。今 年 4 月 まで 7月より2017年6月まで、2年間 査﹂をベースにしたもので、2015年 案 事 業 及び環 境 教 育 推 進の案 件 化 調 易測定法を用いた省エネ診断・対策提 JICAに採用された案件化事業の﹁簡 の普及・実証事業︶は、2013年度に 開発課題への対応、ビジネスの展開に取り組んでいる。 る町。フランス統治時代の歴史遺産も 断の業 務は、主に官 公 庁から 委 託 を に、 社 中 ﹁トリップアドバイザー﹂では常に人 気 け、インターネットの旅 行 情 報サイト 費の効率化や課題解決策の提示といっ 行い、その結 果 を も とにエネルギー消 内の民 間 企 業 を 対 象に省エネ 診 断 を ル等が中心。中には国営企業もあると ト、水産加工などの製造業者や大型ビ えた。対象とする企業は、繊維、セメン 人気の観光地ダナンの 環 境 戦 略に協 力 多 く、2 0 1 1 年 に 国 際 空 港 に 新 受 けて実 施している。ダナン市では市 社のコンサルティングを終 ターミナルが 完 成 し たことな ど を 受 上 位にランクされるまでになった。日 者への 聞 き 取 り 調 査 や、各 種エネル ﹁省エネ 診 断 自 体 は 対 象 企 業 関 係 ネージャーの佐上裕俊さんにうかがった。 いう。事 業 内 容について、プロジェクトマ たが、今 年 1 月には 成 田からの直 行 便が毎日就航。旅行者は増加の一途を たどっている。 を 盛 り 込んだ報 告 書 を 作 成していま 入れている。その一端として、ダナン市 際 環 境 都 市﹂としてのアピールに力 を して、可 能な限 り 対 象 企 業の省エネ 対 る。しかし佐上さんは﹁今後ビジネスと 用いた省エネ診 断 技 術 及び省エネ効 果 この事 業︵ベトナム国 簡 易 測 定 法 を に、各 企 業 が 取 るべき 対 策 方 法 な ど 行いま す。弊 社では測 定 結 果 を も と ギー消 費 測 定 器︵他 社 製 品︶を用いて す。省エネ対策というのは、一言でいえ 策実施へのサポートにも力を入れていき そんなダナン市では世界に向け、﹁国 ば、いかに電 力や燃 料 等のエネルギー 然、エネルギー消 費は抑 え られま す。 す ね。最 新の設 備に入 れ 替 え れば 当 機 械の更 新 等、コストがかかる対 策で は今 回が初めてだという。国の違いに が、ビジネスとして単 独で展 開したの トメンバーとして参加したことはあった 同 社はこれまで、 ODAにプロジェク 企業理念を追求すべく さ ら な る 海 外 展 開 を めざ す たい﹂と、意気込みを語っている。 エネルギー消費の〝見える化〟で 省エネを推進 た技術サービス事業を展開している。 12 本でも数年前まではほとんど無名だっ 30 消 費 を 抑 えるかということにかかって きます。エネルギー消費を抑える方法 には、大 ま かに言って、初 期 投 資のい るものといらないものの二通 りがあ り しかし 費 用 負 担 を 考 え れば、でき れ よる戸惑いはなかったのだろうか。 ま す。初 期 投 資のいるものとは、要は ば現状の機械のままでエネルギー消費 に消 費 してし まいま す。弊 社では 各 気の供 給 量が過 剰だと、燃 料 を 無 駄 給されている空 気 量の比 率のこと。空 必 要な理 論 的な空 気 量 と、実 際に供 いま す。空 気 比 とは、燃 料の燃 焼 に 気 比の適 正 化 を 提 案 内 容の一つとして 例 えば、燃 料による省エネでは、空 に関 する調 査 を 行っている同 社にとっ 先に述べたように、国内で長年環境 協力をいただいています。 ﹂ ︵佐上さん︶ T︶からも、地 元 企 業として多 大なご した。また、横浜市国際局︵Y POR の進め方などのアドバイスをいただきま き、先方関係者への協力依頼や、作業 ICAベトナム事務所の方に同席いただ ﹁幸いにして全体的には順調に進めら 企 業の空 気 比の現 状 を 定 量 的に示 す て、環 境 改 善のための技 術 追 求 は 大 を抑えたい。そこでまずは、初期投資 など〝見 える化〟することで、燃 料 消 きな理 念だ。 ﹁その理 念を世 界に向け れていま す。事 業 開 始 時に現 地で行っ 費の〝ムダ〟な 部 分 を 確 認 することが て発信したい﹂という思いが明確になっ のいらないエネルギー消 費の抑 制 対 策 できます。その無駄な部分をなくし、 た 点でも、今 回の海 外 展 開は大 き な たセミナーの際にも、 JICA横浜やJ 投 資 をかけ ずに効 果 的な対 策がとれ 意 義 が あったという。同 社では現 在、 を提案することを重視しています。 るよう、提案を行っているのです﹂ な対 策 を 講じるかは、今 後の展 開とな 対象となった各企業が具体的にどのよう 省エネ診断と対策提案まで。したがって、 JICAに採用された同社の事業は 海外展開を視野に取り組んでいる。 して人材育成に努めるなど、さらなる ア諸国の海外インターンに社員を派遣 ダナン市での事 業とともに、東 南アジ T E L :045-663-3251 お問合せ 所在地:神奈川県横浜市中区新港 2-3-1 U R L :http://www.jica.go.jp/yokohama/index.html 神 奈 川 県、山 梨 県にある中 小企業の皆様の海外展開の 一 助になるよう努めておりま す。どうぞご遠慮なくお問い合 わせください − 省エネ診断の前には測定方法などについて入念な打ち合わせを 行う。写真は本事業のカウンターパートであるダナン商工局関係 者とのミーティング風景 ダナン市内セメント会社のエネルギー消費量のデータを採集するオ オスミのプロジェクトメンバー。得られたデータをもとに報告書を作成 し、省エネ対策に役立ててもらう オオスミ社調査2グループ、 海外チームリーダー。 オオスミ の普及実証事業にはプロ ジェクトマネージャーとして参 加している。 委託事業として、世界14か国で実施いただいております。 JICA横浜では、神奈川県や山梨県の自治体や地域の各種産 業振興団体との密接な協力のもと、水浄化、ごみの有資源化、 防災、感染症対策、野菜栽培など様々な分野の企業の海外展 開に協力しております。企業の皆様のご提案をお待ちしています。 JICA横浜国際センターは、赤レンガ倉庫を目の前にしたみな とみらい21地区に位置し、神奈川県と山梨県の市民や企業の 皆さまに親しまれるセンターを目指して、2002年の開設以来 様々な活動を行っています。中小企業の海外展開支援におい ては、2012年の事業開始以来、現在までに32社39件(契 約額で計11億円以上)の神奈川県、山梨県にある企業の支 援をしております。具体的には、製品・技術が途上国の開発課 題の解決に貢献するか確認するための事業計画策定調査や、 実際に機材を現地に持ち込んで製品や技術の普及可能性を実 証する事業などを、中小企業からの提案に基づき、JICAからの JICA 横浜国際センター 所長 朝熊 由美子 日本 の 技 術 独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA 横浜) える 変 を 、世界
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