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【神戸大学】平成28年度高大連携特別講義(公開授業)
自然科学概論
時期:平成28年7月29日(金)
場所:鶴甲第一キャンパスC501教室
7月29日(金) 1時限(10:00~11:00)
スポーツ動作を科学する
講義題目
学部
海事科学部
講義担当者 本間
正信 (ほんま まさのぶ)
[ 講座の目標等 ]
まもなくブラジルのリオデジャネイロで夏季オリンピックが開催されます。2020年東京オリンピッ
クの開催も決まり、世間のスポーツに対する関心はより高まっています。一流選手の動作は、力強さ
はもちろんですが、美しくもあります。また身近なところで、運動の”上手、下手”、”得意、不得
意”、”成功、失敗”などがあり、どこが優れているのか、どこに違いがあるのかなどの疑問を持つ
人も多いのではないでしょうか。
「スポーツバイオメカニクス」という学問分野があり、これはスポーツ動作、技術を力学的な観点
から解明しようとする学問です。この講義では、スポーツバイオメカニクスにおけるスポーツ動作の
分析方法などについて学び、どのようなことがわかるのか、その結果をどのように応用していくのか
などについての理解を深めます。
[ 講座の内容・計画等 ]
1.スポーツバイオメカニクスとは?
2.スポーツバイオメカニクスのアプローチ法
・キネマティクスー動作の記述を目的とした分野
・キネティクスー動作に関わる力を対象とした分野
・コンピュータシミュレーション
3.スポーツバイオメカニクスの応用
[ テキスト・教材・参考書等 ]
特にありません。パワーポイントのスライドを用いて講義を行います。
[ 履修上の注意 ]
特にありません。是非興味を持って受講してください。
[高校生へのメッセージ等]
スポーツ、運動を行っている人はもちろんですが、観るけどスポーツはやらない人、さらにはスポー
ツに関心のない人にも興味を持ってもらえたら幸いです。
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【神戸大学】平成28年度高大連携特別講義(公開授業)
自然科学概論
時期:平成28年7月29日(金)
場所:鶴甲第一キャンパスC501教室
7月29日(金) 2時限(11:10~12:10)
有理数 vs. 無理数
講義題目
学部
理学部
講義担当者 福山 克司 (ふくやま かつし)
[ 講座の目標等 ]
実数の集合は無理数の集合と有理数の集合に分かれますが、この2つの集合はどちらのほうが大きいで
しょうか。集合の濃度と測度という二つの指標を使って調べます。
また、無理数を一つ取り、それを整数倍して得られる列の小数点以下の部分がどのようなふるまいを
するかを観察してみます。
[ 講座の内容・計画等 ]
次の内容について講義する。
1 有理数と無理数の個数
2 有理数の集合の長さ
3 無理数回転の稠密性
[ テキスト・教材・参考書等 ]
スライドと配布資料により講義します。
[ 履修上の注意 ]
有理数と無理数という言葉の意味を復習しておくと困難なく履修できます。
[高校生へのメッセージ等]
数学という学問が数をどのように調べてきたかの一端に触れてもらえればうれしく思います。
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【神戸大学】平成28年度高大連携特別講義(公開授業)
自然科学概論
時期:平成28年7月29日(金)
場所:鶴甲第一キャンパスC501教室
7月29日(金) 3時限(13:00~14:00)
食料生産を脅かす魔女の雑草との闘い
講義題目
学部
農学部
講義担当者 杉本 幸裕 (すぎもと ゆきひろ)
[ 講座の目標等 ]
自然界では様々な生き物が独自の工夫を凝らして共存しています。本講義では植物と植物の寄生関係
に焦点をあてます。寄生植物のなかでも、魔女の雑草とよばれるストライガは、トウモロコシ、イ
ネ、コムギなど人間にとって重要な作物に寄生し、地球規模で食料の生産を阻害する深刻な生物的要
因となっています。ストライガは光合成能力が退化しているため宿主から独立しては生きられませ
ん。種子はいたずらに発芽すると生き延びられないため、土壌中で宿主の根が分泌するシグナルを感
受してはじめて発芽します。発芽したストライガの種子は近くにある宿主の根に侵入して寄生関係を
確立した後、気孔からの蒸散速度の違いを利用して養水分を収奪します。これらの巧みな生存戦略を
化学あるいは生理学的視点から解説します。その生存戦略を逆手に取ったストライガ防除の試みにつ
いても紹介します。
[ 講座の内容・計画等 ]
1.寄生植物とは
2.魔女の雑草ストライガ
3.ストライガの生活環とそれを支える化学、生理学
4.巧みな生存戦略を逆手に取ったストライガ防除の試み
[ テキスト・教材・参考書等 ]
パワーポイントを使ってお話しします。世界各地で生育する様々な寄生植物の写真もお見せします。
[ 履修上の注意 ]
[高校生へのメッセージ等]
高校の授業では化学と生物学は別々に学習するため、関連性を意識することは少ないかもしれませ
ん。私は化学と生物学の境界領域で研究をしており、両者の知見を連携させて生き物の巧みな生存戦
略の解明に取り組んでいます。自然科学の面白さとともに、基礎的な研究が地球規模での課題の解決
に貢献しうることをお伝えできたらと考えています。
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【神戸大学】平成28年度高大連携特別講義(公開授業)
自然科学概論
時期:平成28年7月29日(金)
場所:鶴甲第一キャンパスC501教室
7月29日(金) 4時限(14:10~15:10)
電波で探知! 豪雨災害
講義題目
学部
工学部
講義担当者 大石 哲 (おおいし さとる)
[ 講座の目標等 ]
電磁波での計測によって豪雨災害をもたらす気象現象を捉えて、自然の中で生起していることを計量
することを通して、気象現象を理解することを目的にします。電磁波での計測はレーダー、GNSSによ
る水蒸気探知、雷探知装置を考えています。この科目は、工学部市民工学科の中の「水文学(すいも
んがく)」の一部です。
[ 講座の内容・計画等 ]
レーダー:最先端のXバンド偏波ドップラーレーダーを用いた詳細な降雨情報探知
GNSS:測地方法の原理と測地誤差から大気遅延量を算出する方法
雷探知装置:電波干渉により雷の放電位置を推定する方法
以上を講義と簡単なデモ実験で説明します
[ テキスト・教材・参考書等 ]
資料を配付します。
[ 履修上の注意 ]
特にありません。
[高校生へのメッセージ等]
市民工学というと「建設」というイメージでしょうが、「防災・減災」も市民工学の大きな役割で
す。最近では気象情報がインターネット上に示されるので、知識さえあれば気象災害を防ぐことはで
きます。気象学の市民工学への応用について学び、気象災害を防ぎましょう。
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