地すべり対策事業 国事業名 補助金:農村地域防災減災事業【用排水施設等整備】(地すべり対策事業) 1.事業の目的 地すべり現象に対する国土保全及び民生安定を図ることを目的とする。 2.対象となる地域 国土交通省及び林野庁が所管する地すべり防止区域に該当しないが、土地改良 法による土地改良事業施行地域及び同事業計画の決定している地域(これらの地 域に準ずべき地域を含む)に存する地すべり地域。 なお、農村振興局が申請する地域は地すべり防止区域指定基準第1項第4号ある いは第6号に該当することが必要となる。 <参考:地すべり防止区域指定基準> 1 法第3条の規定による指定は地すべり地域の面積が5ha[市街化区域(市 街化区域及び市街化調整区域に関する都市計画が定められていない都市 計画区域にあっては用途地域)にあっては2ha]以上のもので次の各号の1 に該当するものについて行うものとする。 (1) 多量の崩土が渓流又は河川に流入し、下流河川(但し、準用河川以上 の河川及びこれに準ずる規模の河川)に被害を及ぼす恐れのあるもの。 (2) 鉄道(私鉄を含む。)、都道府県道(指定都市の指導を含む。)以上の 道路又は、迂回路のない市町村道、その他公共施設のうち重要なもの に被害を及ぼす恐れのあるもの。 (3) 官公署、学校又は病院等の公共建物のうち重要なものに被害をおよぼ す恐れのあるもの。 (4) 貯水量3万m3以上のため池、関係面積100ha以上の用排水施設若しくは 農道又は、利用区域面積500ha以上の林道に被害を及ぼす恐れのあるも の。 (5) 人家10戸以上に被害を及ぼす恐れのあるもの。 (6) 農地10ha以上に被害を及ぼす恐れのあるもの(農地5ha以上10ha未満で あって当該地域に存する人家の被害を含めて考慮し、それが農地10ha 以上の被害に相当するものと認められるものを含む。) 2 前項の基準に該当しないが、家屋の移転を行うため、特に必要がある 場合には指定することができる。 3.事業の内容 本事業で実施可能な工種等については下表のとおり。 (1)地すべり防止工事 地すべり防止施設の新設又は改良その他地すべりを防止するための工事 (2)関連事業 ア 暗渠排水、ため池の移転又は漏水防止、浸透の著しい水田の床締め又は畑 地転換とこれに伴う区画整理、浸透の著しい用排水路の改修又は移転等地 すべり防止工事と直接関連して行われ、地すべり防止の機能を果たすもの イ ため池の移転又は用排水路の移転等地すべりによる二次被害の増大を排除 するもの ウ 農道の整備又は区画整理等地すべり地帯において土地利用を合理化するこ とにより地すべり防止工事と同様に地すべりによる被害を軽減することに 役立つもの 4.採択要件 (1)地すべり防止工事 総事業費7千万円以上のもの (2)関連事業 地すべりによる被害を除去又は軽減するために必要があると認められるもの 5.事業主体 (1)地すべり防止工事 (2)関連事業 県 市町村 6.負担割合 (1)地すべり防止工事 (2)関連事業 国50% 国100% 県50% 7.採択までの流れ (1)実施スケジュール 項 目 事業要望 調査・計画の実施 (実施計画策定) 事業の実施 1年目 ● ~10月 2年目 3年目以降 備 考 (2)調査・計画の実施 ア 調査期間 1年(採択年度の前年度) イ 調査主体 県、市町村等 ウ 調査費負担割合 未定
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