東海農政局 田辺 義貴局長インタビュー 高い技術で日本の食をサポート 製造業の強みは農業にも生かされている 「 東 海 ま る ご と! 特 産 品 ナ ビ 」 を開発しました。 地域の農業を応 今年初めに、 地域の特産品を紹 介するスマートフォンのアプリ ないでしょうか。 さの割に知らない人が多いのでは 道に次いで二番目と、 規模の大き の支援も活用してもらい、捕獲し、 り、 加工施設を建設する際には国 活用するなど各地で取り組んでお 捕獲後には、 ジビエとして食材に を 作 る 取 り 組 み も 行 っ て い ま す。 鳥獣被害対策としては、 捕獲す るだけでなく、 侵入防止の柵など 農者は増加の傾向にあります。 保証する制度で支援しており、 就 る場合、 最大で年間一五〇万円を を増やすために、 若い人が就農す のも減少しています。 新規就農者 ことで全国に知られることになり マシンで大量生産が可能になった 実は愛知県の機械メーカーの製造 う」は全国的に知られていますが、 えば広島特産の 「もみじまんじゅ なお当地区は食品を製造する機 械メーカーが多くあります。 たと 発して農業に生かす動きもみられ コントロールなどを行う設備を開 が豊橋で温室の温度や二酸化炭素 参入ではありませんが、 デンソー 田辺 全く業態の違う企業から の参入が目立ちます。 また、 直接 業化、 都市との交流は。 四〇〇〇億円。 三番手グループが 援するための情報発信として、 こ 食 材 活 用 が 進 み、「 道 の 駅 」 な ど ました。 加工食品を真空パック化 田辺 農業従事者は平均六十六 歳と高齢化が進み、 従事者そのも 熊 本、 宮 崎、 愛 知 県 で す。 昨 年、 れは全国の農政局で唯一の取り組 での展開が広がれば、 観光目的に モ ノ づ く り 王 国 ・ 産 業 中 枢 域 と い わ れ る 一 方、 農 業 生 産 も 盛 ん な 東 海 地 方 だ が、 少 子 高 齢 化、 都 市 化 に 加 え T P P 加 盟 で 激 変 も 予 想 さ れ る。 課 題 山 積、 厳 し い 環 境 に あ る 当 地 区 の 農林水産業の現況や将来について田辺義貴東海農政局長に聞 いた。(聞き手/中部財界フォーラム社塚本隆代表取締役) 愛知県は産出額では第七位。 キャ みです。 田辺 産業中枢域と言われる管 内ですが、 農業も盛んです。 トッ プの北海道の農業産出額は一兆 円 で、 次 い で 千 葉、 茨 城 な ど が ――農業への企業参入や六次産 もなるでしょう。 開発しており、 食やライフスタイ する機械もこの地方のメーカーが ます。 ベツや花は日本一。 トマトや酪農 ――東海農政局管内の情勢・特 色について。 など多くの品目の生産額は全国で ――農業従事者の高齢化、 鳥獣 被害対策については? も上位。 食品製造出荷額では北海
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