平成 28 年度海外情報発信支援事業 委託業務仕様書 1 目的 米国ワシントン D.C.の大学図書館に設置した「沖縄コレクション」において、沖縄に関する図 書や資料の充実化及び研究環境の整備を支援するとともに、沖縄県内大学図書館等との連携・協 力関係の強化を図る。 また、基地問題や安全保障問題等の情報収集や調査を推進するため、主に沖縄県内において有 識者を招へい、意見交換等を実施することにより、沖縄県が構築する国際関係や安全保障等を専 門とする有識者等とのネットワークの構築を支援する。 2 委託業務の内容 (1) 沖縄コレクションに関する支援 ① 沖縄県と沖縄コレクション設置図書館における「沖縄コレクション設置事業補助金交付 要綱(以下、「要綱」という。)」に基づく補助事業の手続き等に関する調整支援 ○補助金申請書及び実績報告書等の翻訳 ○電話等での連絡調整 ② 沖縄コレクション所蔵予定の図書等の保管及び送付 ○県内関係者からの寄贈図書の授受、米国ワシントン D.C 大学への郵送 ③ 「沖縄コレクション」を設置した米国ワシントン D.C の大学図書館と沖縄県内大学図書 館等との連携を強化するため、沖縄コレクション関係者を招へいし、県内関係機関との 意見交換等を企画・実施する ○招へい者の旅行手配業務 ○意見交換等の企画・実施 ○議事録の作成 ④ その他沖縄コレクションに関する県内関係機関との連携強化のために有効な事業 (2) 海外有識者等の招へいに関する事前準備及び同行支援 ① 海外有識者等の招へいし、県内関係機関との意見交換等を企画・実施する ○招へい者の旅行手配業務 ○意見交換等の企画・実施 ○議事録の作成 ○その他、有識者等とのネットワーク構築に有効な事業 (3) その他情報発信・情報収集に関連する業務 ○関連資料の翻訳等 3 企画提案内容 企画提案書には、上記1の目的を達成するために、上記2の委託業務の内容について以下(1) ~(4)の項目について提案すること。 (1) 基本方針 (2) 上記2委託業務内容の各(1)~(3)の実施方法 (3) 積算書 (4) 実施想定スケジュール ①要綱に基づき提出される主な文書及びその時期を以下で想定のこと。 平成 28 年8月:平成 28 年度補助事業進捗状況報告書(日英併記) 平成 29 年3月:平成 28 年度補助事業完了報告書 平成 29 年度補助金申請にかかる準備 その他:概算請求等については随時 ②コレクション所蔵予定図書等の送付は、年に2回程度 ③沖縄コレクション関係者の招へいは、10 月頃を予定。 ④海外有識者に関する支援については随時。年に3回程度。 4 積算条件 費用の算出にあたっては、以下の(1)~(3)の項目、条件等で行うものとする。なお、人件費 には、全ての業務に直接必要となる調整・通訳翻訳に要する者の時給単価及び時間数を記載し 計上すること。また、その他の経費についても各単価を明記すること。 (1) 沖縄コレクションに関する支援 ① 2(1)の調整支援については、要綱に基づき沖縄コレクション設置大学及び沖縄県の間 で取り交わされる各種文書及び資料の翻訳作業について、(英語→日本語)300 ワード 30 ページ程度、(日本語→英語)400 字 30 ページ程度で積算すること。 (なお要綱は既に英訳済みであり、改正が無い限り新たな英訳は不要。) ② コレクション所蔵予定図書等の送付は、年2回分、沖縄県提供資料の確認・送付作業とし て要する業務量・送料を見積もること。 ③ 沖縄コレクション関係者への招へいは、米国ワシントン D.C から1名、1 回。3泊4日程 度の沖縄滞在で日程を組むこと。 ④ 県内関係者との意見交換等に必要な費用を計上すること。 (2) 海外有識者等対応に関する事前準備及び同行支援 ① 招へい者はワシントン D.C から各1名1回、東京から各1名 2 回。 ② 1名あたり3泊4日程度の沖縄滞在で日程を組むこと。 ③ 県内関係者との意見交換等に必要な費用を計上すること。 (3) その他情報発信・情報収集に関連する業務 ① 資料の翻訳等については、(英語→日本語)300 ワード 語)400 字 30 ページ程度で積算すること。 (4) その他、必要な経費はすべて積算すること。 30 ページ程度、(日本語→英 (5) 一般管理費は、(直接人件費+直接経費-再委託費)×10%以内とすること (6) 積算書に添付する見積内訳は、消費税を除く額で積算を明記すること。なお、消費税が生 ずる場合には、消費税を別途( )書きで明記すること。 5 再委託の承認 契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面による県の 承認を得なければならない。 (1) 一括再委託の禁止等 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることができない。 また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履行を第三者に 委任し、又は請負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、 これと異なる取扱いをすることがある。 なお、企画提案書の作成段階において見込まれる再委託は【様式4】の積算書に記載し、 一般管理費の積算から除外すること。 〔契約の主たる部分〕 ① 契約金額の 50 %を超える業務 ② 企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務 (2) 再委託の相手方の制限 本契約の企画提案者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。 また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に契約の 履行を委任し、又は請負わせることはできない。 (3) 再委託の範囲 契約の一部を第三者に委任し、又は請け負わせようとするときは、あらかじめ書面による 県の承認を得なければならない。 ただし、以下に定める「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又は請負わせるときは この限りでない。 ① 資料の収集・整理 ② 複写・印刷・製本 ③ 原稿・データの入力及び集計 6 その他 (1) 書類提出にあたって使用する言語及び通貨は日本語及び日本国通貨とする。 (2) 企画提案の内容と実際の契約内容とは、必ずしも一致するものではない。
© Copyright 2024 ExpyDoc