2016年6月7日各位薬剤部／薬品情報室（ＤＩ室）ＤＩ・BOX＃０８７０ビスホスホネート系薬剤の外耳道骨壊死についてビスホスホネート系薬剤を使用している患者において、外耳道骨壊死が発現したと海外で 29例報告されています。これらの報告では、耳の感染や外傷に関連して発現した症例も認められることから、外耳炎、耳漏、耳痛等を含め、耳に関する症状が続く場合には、耳鼻咽喉科の受診をするよう患者へ指導して下さい。国内での外耳道骨壊死の報告例はありませんが、海外の報告を受け、ビスホスホネート系薬剤の添付文書が改訂され、上記内容が［重要な基本的注意］と［重大な副作用］の項に追記されました。症例の多くは、2年以上の長期ビスホスホネート治療に伴い発現していたと報告されています。国内では、リセドロン酸ナトリウム水和物投与症例で、外耳道炎等の症状が出現し、休薬後に外耳道骨病変が見つかったとの自発報告があります。ビスホスホネート系薬剤は、顎骨壊死・顎骨髄炎の報告が知られていますが、外耳道骨壊死の機序やリスク因子等は不明です。詳細が判明しましたら、また、お知らせします。＜当院採用ビスホスホネート系薬剤一覧＞注射剤経口剤薬品名成分名薬品名成分名アレディア点滴パミドロン酸アレンドロン酸錠35mg「トーワ」アレンドロン処方／静注用15mg 二Na水和物ボナロン経口ゼリー35mg 共通ゾレドロン酸点滴静注ゾレドロン酸水和フォサマック錠5mg、35mg 処方／ 4mg／5mL「NK」物ボナロン錠5mg、35mg 院外ボナロン点滴静注アレンドロン酸アクトネル錠2.5mg、17.5mg リセドロン酸バッグ900μg Na水和物ベネット錠2.5mg、17.5mg Na水和物ボンビバ静注1mg イバンドロン酸リカルボン錠1mg、50mg ミノドロン酸シリンジ Na水和物酸Na水和物水和物＊詳細・不明な点につきましては医薬品情報室（3194）までお問い合わせください。＊「DI・BOX」は電子カルテ（EGMAIN）の掲示板およびイントラネットで参照・検索できます。区分