1- 平成28年度 立川市立第八小学校 学校経営計画 立川市立第八

平成28年度
立川市立第八小学校
学校経営計画
立川市立第八小学校
校長 浦川 潔
1
経営理念
子どもたちにとって、学校は「楽しい学びの場」でなければならない。保護者や地域の
方々にとって、学校は「安心して学ばせられる場」でなければならない。信頼を得ること
の難しさと信頼を失うことの易さを常に自覚し、大切な子どもたちをお預かりできること
の喜びと責任の重さを忘れてはならない。
本校の子どもたちの良さを認め、伸ばすために、また、「生活指導」「学力」「体力」の
それぞれの課題を改善していくために、教職員が一致協力し、諦めない指導を積み重ねて
いく。
今年度、算数の授業力の向上を軸に子どもたち一人一人の学力を向上させる。また、
「子
どもたちが主役」となれるよう、様々な場面での体験活動も重視する。それぞれの場面で
子どもたちが活躍し、成長する姿を確認していく中で、子どもたちの自己肯定感を高めさ
せる。
我々は、「優しさ」と「厳しさ」を併せ持つ教職員集団として、「未来をつくる 元気
な子」を育てる責任を果たしていく。
2
学校の教育目標
よく考え実行する子ども
自ら考え、正しく判断し、実践する児童の育成
心豊かで思いやりのある子ども
いつくしむ心で、人・もの・自然と豊かにかかわる児童の育成
心も体もたくましい子ども
心身ともに健やかで、粘り強くやりぬく児童の育成
3
目指す学校像
「子どもが皆元気 先生が皆元気」
今日の学校生活に満足し、明日の学校生活を楽しみにできる学校。
共に元気であることが土台であり、柱である。
4
目指す児童像
「未来をつくる 元気な子」
「知」「徳」「体」をバランスよく身につけた子ども。
何事に対しても、好奇心を持って取り組む子ども。
自己肯定感が高く、社会貢献の意欲に溢れる子ども
5
目指す教師像
「やる気のある先生」
「優しさ」と「厳しさ」を併せ持つ教師。
子どもともに共に進もうと努力を怠らない教師。
子どものための工夫や改善に意欲的に取り組む教師。
共に協力し合い、互いに切磋琢磨する教師集団。
-1-
6
教育活動の目標と方策
○安心・安全
◎わかりやすさ
○きれいさ
(◎今年度重点目標)
○「安心・安全」について
保護者や地域の方々から、お預かりしている子どもたちが安心して学校生活を送れるよ
うにすることが何よりも大切である。「学校は社会に出るための練習の場」であるから、
子どもたちがその過程で成功することも失敗することも必要である。人との関わり合いを
通して、様々な体験を積み重ねていく中で、子どもたちは成長していく。だからこそ、学
校には、思いやりのこころと規範意識を土台とする「安心・安全な『人』
『時間』
『空間』」
を必要としている。また、時代や社会の変化に伴い、教育現場への期待や要望もその内容
が変わる。防災対策やアレルギー対応などについて、知識だけでなく、事故発生時の具体
的な対応が迅速に行えるように実践的な研修にも繰り返し取り組む。
*信用信頼
①教師力の向上
・高く安定した授業力や生活指導力等がつくりだす安心感
・立派な大人の見本としての存在感
・個々の持ち味の発揮と組織の一員としての自覚
②教職員の人権意識の向上
・「人権教育プログラム」を活用した研修の年1回以上の実施
・体罰、不適切な指導、いじめ防止、不登校対応
③服務事故ゼロ
・服務事故防止研修の年3回の実施と臨時研修の適宜実施
・体罰、不適切な指導、個人情報の紛失等の防止
・教科書会社との不適切な関係、勤務態度不良、セクハラ、会計事故、交通事故、
薬物使用等の防止
④予算の適切な執行
・コスト意識の向上
・徴収金の適切な管理
*防災対策
①震災等大災害発生時の確実な対応
・引き渡しまでのルールの周知
②防災安全教育の充実
・より現実的な避難訓練の工夫改善
③不審者対応
・侵入阻止と侵入後の対応法の徹底
④施設設備の改善
・改善要望と日常の点検整備
⑤テロ対策
・劇薬や可燃物の管理の徹底
*アレルギー対応
①事故防止
・アレルギー面談の実施、給食時除去食の確認、おやつ交換の禁止
②シミュレーション研修の実施
・エピペン研修、アレルギー症状発生時の対応研修
-2-
◎「わかりやすさ」について(平成28年度重点目標)
教師個々の授業力を向上させ、算数の時間での「わかる・できる」授業を展開させる。
学力を確実に向上させるためには、基礎的基本的な「読み書き計算」の定着と知的好奇
心を満足させる授業を両立させていくことが必要である。この両立は、学校の責任だが、
「読み書き計算」の定着については、各家庭の協力も必要不可欠である。そのため、「東
京ベーシック・ドリル」等の有効活用を適切に進め、第八小学校を巣立っていく子どもた
ちが、自信を持って進学できるようにさせていく。
*学力向上
①積極的な授業改善
・校内研究の推進による「わかる・できる」授業の工夫
・全教員の研究授業の実施と授業名人による示範授業の実施
・大画面TVやPC、教材提示装置、デジカメ等のICT機器の積極的な活用
・教室内や廊下、校庭の有効活用による学校全体の教材化
・関わり合いや伝え合いの場面の意図的な創出
②習熟度別指導や個別指導の充実
・基礎的基本的な学力の確実な積み重ねによる自信の獲得や自己肯定感の向上
・寄り添いや取り出し指導による落ち着いた学習環境の確保
・支援を必要とする児童の学力向上
・放課後の補習の実施
③東京ベーシック・ドリル等の有効活用
・基礎的基本的な学力定着のため、家庭との連携
・中学校版ベーシック・ドリルの有効活用
④読書活動の充実
・読書量を増やすための取り組みの工夫改善→朝読書と読み聞かせ活動の推進
・ビブリオバトル等への積極的な取り組み
*体験学習の充実
①環境教育の推進
・八ヶ岳や日光を中心とした自然環境の中での体験学習の充実
・地域や学校の施設を活かした実践力の育成
②情報教育の充実
・各学年の発達段階に応じたコンピュータスキルを習得
・情報モラルの理解
③立川市民科の充実
・社会貢献活動の体験による自己有用感の獲得
④総合的な学習の時間や特別活動の精選
・4年間で取り組む体系的な指導内容の構築
・頑張る子の晴れ舞台となるような仕掛け
・兄弟学級活動から縦割り班活動への変更準備
*体力向上
①体育の授業改善
・授業観察時に1回、体育の授業を公開
・スポーツテストの結果の分析とそのデータを基にした体力向上への取り組みの実施
②1校1取組・1学級取組
・休み時間の外遊びの推奨
・マラソン週間やなわとび週間などの取り組みの充実
・リズムなわとびの取り組みの工夫改善
-3-
○「きれいさ」について
混沌とする世界情勢の中で、「人を思いやるこころ」「高い規範意識」「真面目さ・勤勉
さ」「我慢強さ」を含む「和」の尊さを理解させ、身につけさせていくことは、日本の未
来を描く上で必須なことである。
第八小学校は生活指導上、多くの課題を抱えているが、諦めない指導を積み重ねて、
「当
たり前のことが当たり前にできる」子どもを育てていく。今年度は、
「あいさつ」である。
*生活指導
①学校のきまりの徹底
・諦めない指導の積み重ね
「あいさつ」「言葉遣い」「右側歩行」「チャイム着席」「掃除」
・授業規律「八小スタンダード」の浸透と定着
②特別支援教育の充実
・特別支援教育の理解のための研修充実
・教育支援校内委員会の適切な運営と早期対応
・特別支援教室への準備
③教育相談体制の充実
・いじめ防止と早期発見早期解決、不登校の改善、虐待の早期発見早期解決
④関係諸機関との連携
・子ども家庭支援センターや児童相談所との連携重視
⑤学校事故の防止
・安全点検の徹底と即時対応
⑥情報モラル教育の充実
・情報端末使用時のモラル向上
*言語環境
①きれいな言葉遣い
・人権意識の向上 相手に気持ちの伝わる丁寧な言葉遣い フワフワ言葉を標準に
*体験活動→成功体験による自己肯定感の獲得
①縦割り班活動の実施
・異学年交流の体験
②生き物の飼育栽培活動の充実
・社会貢献活動の体験
*施設整備
①校舎内外の施設の有効活用
・既存の施設を有効活用するための準備
「観察池」「ビオトープ」「動物ランド」「農園」→体験活動の拠点
②教材室の整備
・教材の整理と充実→授業改善
*情報発信
①HPの充実
・学校の教育活動への関心を高めさせる情報提供
②学校全体の教材化
・校内掲示や案内の工夫改善
・日常の教育活動の足跡掲示
-4-