産官学連携プログラム

名古屋大学医学系研究科
特徴あるプログラム
産官学連携プログラム 講義
名古屋大学医学系研究科は平成 25 年度に「総合医学専攻」として単一専攻に組織改革を行いました。これに伴っ
て基礎医学、臨床医学に新たに統合医薬学が加わった三領域体制となり、創薬の教育・研究を本格化させます。
「産官学連携プログラム」はこの取り組みの一環として開講します。
平成 28 年 6 月 10 日(金)17:00-18:30
基礎研究棟 会議室 2[生協隣]
ノバルティスファーマ株式会社
開発本部 探索開発部長
小林 潔 氏
(タイトル)
抗体医薬品の研究開発
<内容>
 生理活性ペプチドやタンパクなど,所謂バイオ医薬の開発が盛んに行われている.なかで
も免疫グロブリンを治療薬として用いる抗体医薬品は,画期的な新薬が近年次々に上市さ
れており,新しい治療薬としての地位を確立したと言える.
 本講演では,抗体医薬品の特徴を従来の低分子医薬品と比較しながら解説するとともに,
相同抗体を用いた非臨床試験や,被験薬の免疫原性とその薬物動態及び薬理効果への影響
など,抗体医薬品の研究・開発に特有の留意点を紹介する.
 さらに,抗体医薬品を用いたヒト初回投与試験におけるリスクの最小化,および関連ガイ
ドラインについても概説する.
注1. 平成 25 年度入学以降の博士課程大学院学生は、特徴あるプログラム「産官学連携プログラム」の 1 回とし
てカウントされますので、履修票を当日持参下さい。
※関係講座の連絡先:トキシコゲノミクス(内線 2110 )Contact: Toxicogenomics (Ext. 2110)