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バイオサイエンス学科 学会発表
【発表者について】アンダーラインは本学教員および研究員、○は発表者、※は大学院生、卒研生または卒業生
学会名
演題名
発表者
日本植物生理学会2016(平成28年)第57回大会
http://jspp.org/annualmeeting/57/
微細藻類ユーグレナのカロテノイド合成系の強光ストレス応答(2pE12)
○加藤翔太[1]、高市真一[2]、石川孝博[3]、朝比奈雅志[1]、高橋宣治[1]、篠村知子[1]
[1]帝京大学理工学部、[2]日本医科大学、[3]島根大学生物資源科学部
植物は強すぎる光によって引き起こされる光阻害を回避するメカニズムの一つにカロテノイドを利用している。我々はバイオ
燃料の原料として注目されている微細藻類の一種、Euglena gracilis (和名:ミドリムシ、以下ユーグレナとする)に含まれる
カロテノイドの組成に及ぼす光ストレスの影響を解析した。ユーグレナの増殖速度が低下するような強度の光ストレス下で
は、細胞に含まれる主要なカロテノイドであるジアジノキサンチンやジアトキサンチンの量が至適な条件で培養したユーグレ
内容
ナに比べて増加することが明らかになった。これらの結果を口頭発表セッションにて報告した。写真は、発表後に質問に来た
聴衆と発表者の加藤研究員が熱心に討論している様子。
本研究の一部は私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「植物オキシリピンの生理機能の解明とその応用」、および科学研究
費補助金(基盤研究C)の支援を受け、H27年度の本研究室の卒研生や本学大学院に進学した大学院生や学内外の研究者と共同で
行った。
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