Title Author(s) Citation Issue Date 精神看護学実習へのICFの視点導入に向けた研究第1報 : 自己評価表の分析にみる精神看護学実習受講生の苦手傾 向と教育課題 心光, 世津子; 遠藤, 淑; 諏訪, さゆり 大阪大学看護学雑誌. 15(1) P.1-P.8 2009-03 Text Version publisher URL http://hdl.handle.net/11094/56839 DOI Rights Osaka University 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vol.15No.1(2009) 一原 著 一 精 神 看 護 学 実 習 へ のICFの 視 点 導 入 に 向 け た 研 究(第1報) 一 自己 評 価 表 の 分 析 に み る 精 神 看 護 学 実 習 受 講 生 の 苦 手 傾 向 と 教 育 課 題 一 心 光 世 津 子*・ 遠 藤淑 美 歯 ・諏 訪 さ ゆ り 鼎 和 文抄録 精 神 看 護 学 実 習 にICF(国 際 生 活 機 能 分 類)の 視 点 を 導 入 す る こ と を 目指 し、 「 看 護過程 自己評価 表」 似 下 、評 価 表)を 作 成 した 。 本 学 の精 神 看 護 学 実 習(2週 間)に お い て 、 学 生 は 各 週 最 終 日の 実 習 終 了 後 に 評 価 表 を 記 入 して い る 。 本 稿 の 目的 は 、 評 価 表 へ の 回 答 を 分 析 す る こ と に よ り、 受 講 生 の 学 習 の現 状 と苦 手(低 評 価)項 目 の 傾 向 を 明 らか に し、 精 神 看 護 学 実 習 に お け る 教 育 課 題 を検 討 す る こ とで あ る。 分 析 対 象 者 は 、78名 で あ っ た 。 全 評 価 項 目 の 平 均 点 と標 準 偏 差 を 算 出 し、 各 週 記 入 分 を あ わ せ た 平 均 点 を 比 較 し 、25パ ー セ ン タ イ ル 順 位 に あ っ た9項 目の 共 通 性 を検 討 した 。 学 生 は 看 護 過 程 を 展 開 して い く上 で 、 ① 患 者 の 希 望 ・主 体 性 を大 切 に す る こ と 、 ② 患 者 の 環 境 の 理 解 ・働 き か け 、 の2つ の 視 点 を も つ こ とが 苦 手 な 傾 向 に あ り、 これ ら を育 む こ と が 課 題 と して 示 唆 さ れ た 。 受 講 生 が 学 べ た と評 価 す る 項 目 に っ い て は 先 行 研 究 と大 差 は み られ な か っ た が 、 苦 手 項 目 に つ い て は 先 行 研 究 の とる ア プ ロ ー チ の 限 界 も あ り 、 本 研 究 結 果 と の 比 較 検 討 が 十 分 で き な い 状 況 に あ る こ とが 理 解 され た 。 キ ー ワ ー ド: 看 護 学 教 育 、 精 神 看 護 学 実 習 、 自己 評 価 表 、 国 際 生 活 機 能 分 類 ★大阪大学 大学院 医学 系研究科保健学 専攻 鼎 認 知症介護研究 ・ 研修東 京セ ンター -1一 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vol.15No.1(2009) 1は じめ に ♂1 国 際 障 害 分 類(WHO,1980)か 分 類(WHO,2001:以 ら国際 生活機 能 程 の 各 段 階 の 評 価 項 目一 一 「情 報 収 集 」(12項 目)、 「分 析 」(9項 目)、 「 実 施 」(7項 目)、 「 評価」 下 、ICF)へ の 改 訂 は 、生 活 (8項 目)一 一 と 、各 段 階 の 振 り返 りで 気 づ い た こ 機 能 の マ イ ナ ス 面 だ けで な くプ ラ ス面 を 捉 え る視 と を記 入 す る 自 由記 述 欄 と に よ って 構 成 さ れ て い 点や 、障害が偉者 を含 頃た環境 ζの相互作用か ら る 。看 護 過 程 の 展 開 を おYな う病 棟 実 習(2週 間) 生 じ相 対 的 な もの で あ る 、と い う視 点 を 提 供 した に お い て 、各 週 最 終 日の 実 習 終 了後 に 、受 講 生 は 1)。 これ ら は い ず れ も精 神 科 領 域 で 重 要 と さ れ て 自分 自身 の 看 護 過 程 を振 り返 り、こ の 評 価 表 に 記 お り、こ のICFの 視 点 を精 神 医 療 保 健 福 祉 へ 活 用 入 して い る。 な お 、 病 棟 実 習 の 概 要 に つ い て は 、 す る こ とが 期 待 さ れ て き た2,S)が、精 神 医 学 ・ 看護 表1を 参 照 さ れ た い 。 と もに依 然 と して 臨 床 へ の 導入 は進 ん で はい な と こ ろ で 、我 が 国 の 精 神 看 護 学 実 習 にお け る 学 い 。そ の 最 た る 障 壁 は 、具 体 的 利 用 方 法 が 示 され 生 の 学 び を捉 え る研 究 に、論 文 と し て 公 刊 さ れ て て い な い こ と に あ る2)。し か し臨 床 へ の 導 入 に は い る も の は 少 な い 。そ の 中 で は 実 習 後 に 提 出 さ れ 具 体 的 利 用 法 の提 案 や ツ ー ル の 開 発 だ けで は 不 十 た レポ ー トを分 析 して 学 び の 特 徴 を検 討 す る も の 分 で あ り、実 際 に 使 用 す る 者 がICFの 視 点 を理 解 が 比 較 的 多 く認 め られ る が7~9)、も と の デ ー タ が して い く こ と が 重 要 で あ る た め 、教 育 の 果 た す 役 自 由記 述 で あ る た め 学 び 得 た 内 容 の'うち 強 く印 象 割 は大 き い。 に残 っ た も の に な りが ち で あ る 点 で 限 界 が あ り、 そ こ で 、精 神 看 護 学 実 習 にICFの 視 点 を 導 入 す また 学 び 得 な か っ た こ とや 課 題 につ い て は あ ま り る こ と を 目 指 し、受 講 生 の 振 り返 り を支 援 す る と 捉 え られ て こな か っ た 。そ こで 、本 研 究 で は 、 こ 同 時 に、病 棟 実 習 で の 学 び の 状 況 と教 育 課 題 を 明 の 評 価 表 へ の 学 隼 の 回答 を 分 析 す る こ と に よ り、 らか にす る た め に 、実 習 要 項 の 内 容 とICFの 視 点 精 神 看 護 学 実 習 受 講 生 の看 護 過 程 展 開 に お け る 学 を 含 め た 全36項 目 か らな る 「 看 護 過 程 自己 評 価 び の 現 状 と苦 手(低 評 価)項 目の 傾 向 を 明 ら か に 表 」(以 下 、評 価 表)を 作 成 し た 。ICFの 視 点 につ し、さ ら に 先 行 研 究 と の 比 較 検 討 か ら精 神 看 護 学 い て は 、介 護 ・福 祉 領 域 で のICF導 実 習 に お け る教 育 課 題 へ の 示 唆 を 得 る こ と を 目 的 入 例4~6)を参 照 す る と と も に 、ICFの 専 門 家1名 と精 神 看 護 学 とす る。 教 員2名 とで 検 討 を 行 な っ た 。評 価 表 は 、看 護 過 表1病 棟 実 習 の概 要 1.精 神 看 護 学 実 習 の 目的 ① 精 神 看 護 学 に関 連 す る諸 理論 ・概 念 を 理解 し、患 者 を全 体 的 か つ 統 合 され た 存 在 と して 理 解 す る 。 ② 患 者 の セ ル フケ ア能 力 の 向上 へ 向 け た 日常生 活 援 助 を行 な え る 。 ③ 患 者 と援 助 的 人 間 関係 を 築 く。 ④ 看 護 実 践 の 中で の体 験 を 言語 化 し、,記述 し、患 者 の 感 情 や 反 応 に 気 付 く と共 に、看 護 職 者 と して 自己洞 察 し、よ り適 切 な か か わ り方 を考 え る 。1 ⑤ 精 神 医 療 の 現 状 を理 解 し、そ の な か で の看 護 職 者 の役 割 、 機 能 を考 え る。 ⑥ 以 上 を とお して 、 精 神 看 護学 の 視 点 、 看護 ア プ ロー チ 等 の 特 徴 を理 解 す る。 2.実 習 施 設 大 学 病 院 内 の 神経 科 精 神 科 病 棟 。 病 床 数52床(う ち 開放 病 棟14床 、 閉鎖(個 別 開放)病 棟38床)。 精 神 看 護 学 実 習 と して は 、 これ に加 え 公 立 精 神 科病 院(病 床 数514床)で の見 学 実習(1日)を 実施 して い る 。 3.病 棟 実 習 の 状 況 3年 次 後 期 ~4年 次 前 期 に、受 講 生 約80名 が8グ ル ー プ に 分 か れ て ロー テ ー ト し一 度 に10~11名 ず つ実 施 。2週 間(月 ・ 火 ・木 ・金 曜 日の8日 間)、 各 受 講 生が 患 者1名 を受 け 持 ち 、 看 護 過 程 を 展 開。 転退 院 等 の 事 情 に よ り、2名 受 け持 つ 場 合 も あ る。 病 棟 の 非 専 任 臨 床 指 導 者2名 と、 教 員2名 が 学 生 指 導 を行 な う(う ち 教 員1名 は 、 実 習 時 間 中 は病 棟 に 常 駐 して 学 生 指 導 と 臨 床 指 導 者 お よ び病 棟 ス タ ッ フ と の調 整 を 行 な う)。 看 護 計 画 立 案 に あた って は 、受 け持 ち患 者 の プ ライ マ リー ナ ース も 学 生 指 導 を 行 な う。 4.受 け持 ち 患 者 原 則 と して 、① 精神 の 障 害 や 逸 脱行 動 が み られ る患 者 、② 日常 生 活 にな ん らか の援 助 を必 要 と して い る患 者 、と い う条 件 を満 たす 閉 鎖病 棟 入 院 中 の患 者 か ら選 定 して いる が 、 疾 患 ・病 状 は事 例 に よ り異 な る 。 2007年it月 ~2008年8月 受 講 生83名 の36.1%が 統 合 失 調 症 、30.1%が うつ病 、21.7%が 情 障 害(非 定 型 精 神 病)、3.6%が 100%と て ん か ん、2.4%が 認 知 症 、14.5%が 統 合 失 調 感. 躁 うっ 病 、9.6%が そ の 他 の 精 神 疾 霽 を もつ 患 者 を受 け持 っ た(合 計 が な らな い の は 、 複 数 患 者 受 け持 ち、 複 数 疾 患 を もつ 患 者 の受 け 持 ち が あ る た め)。 一2一 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vol.15Na.1(2009) n研 究方法 1.対 4.倫 象者 平 成19年 ・ 度 後 期 ~20年 学 生 に は 、評 価 表 へ の 記 入 以 前 に、 研 究 目的 、 度 前 期(2007年11月 6日 ~2008年8月1日)の 研 究 方 法 、個 人 情 報 の 保 護 、協 力 の 有 無 と記 入 内 実 習 年 度 に精 神 看 護 学 実 習 を 受 講 し た 本 学 看 護 学 専 攻 の 学 生(3年 一~4年 次)83名 理 的 配慮 容 は 成 績 評 価 に影 響 し な い こ と を 説 明 し、記 入 済 次 み 評 価 表 の コ ピー と 、記 入 内 容 の 分 析 、研 究 成 果 。 こ の う ち 、研 究 協 力 に 同 意 し、 の 公 表 に つ い て 、同 意 書 へ の 署 名 ・提 出 を も っ て な お か つ 、1週 目 ・2週 目両 方 の 自己 評 価 表 に記 同 意 を 得 た 。ま た 、こ の 同 意 書 の 提 出 は 任 意 で あ 入 ・提 出 し た 受 講 生 の 評 価 表 を 分 析 対 象 とす る 。 る 旨 、説 明 した 。 評 価 表 そ れ 自体 は 無 記 名 と し た 。 2.デ ー タ 収 集 な お 、本 研 究 は 、大 阪 大 学 保 健 学 倫 理 委 員 会 の 承 提 出 され た 上 記対 象 者 の各 週 の評 価 表 を複写 し 、ID番 SPSSお 認 を得 て行 な って い る。 号 を 割 り振 っ た 上 、 そ の 記 入 内 容 を よ びExcelを 用 い て 入 力 し た 。各 評 価 項 川 目の 「 全 くで き な か っ た 」 ~ 「よ くで き た 」 の4 段 階 評 価 に つ い て は 、そ れ ぞ れ1~4点 1.対 へ と得 点 象者 の特性 83名 化 した。 3.分 結 果 の 受 講 生 の う ち 、 本 分 析 の 条 件 を満 た し た 対 象 者 は78名 析方 法 で あ った。対 象者 の性別 は、 男 子8名(10.3%)女 全 評 価 項 目 の 平 均 点 お よ び 標 準 偏 差 を 算 出 し、 子70名(89.7%)で あ っ た, ま た 、 受 講 時 点 で の 他 領 域 実 習 経 験 数(2年 次の 各 項 目平 均 点 の 比 較 を 行 な っ た 。まず 、評 価 記 入 基 礎 看 護 学 実 習 は 除 く)は 時 期 を独 立 変 数 と し た 分 散 分 析 を 行 う鹽 こ と で 、1 %)、2領 域 が21名(26.9%)、3領 週 目 か ら2週 目へ の 変 化 を捉 え た 。次 に 、1週 目 、 %)、6領 域 が10名(12.8%)で 2週 目 を 総 合 した 平 均 点 の う ち 、全 体 の25パ ー セ 学 実 習 が 初 め て の 臨 地 実 習 で あ っ た 対 象 者 は10 ン タ イ ル で あ っ た 項 目 を 、自 己 評 価 の 低 い(つ ま 名(12.8%)で り、 学 生 に と っ て 苦 手 な)項 2.各 目 と して 抽 出 した 。 さ ら に、こ の 低 評 価 項 目 の 内 容 を 比 較 し 、そ の 共 域 が18名(23.1 あ り、精 神 看 護 あった 。 項 目 平 均 点 と評 価 時 期 に よ る 変 化 36項 通 性 を検 討 した 。 、1領 域 が19名(24.4 目全 て につ いて 、 自己評価 の平 均点 を算 出 し た 。1週 目 、2週 目を あ わ せ た 総 合 平 均 点 の 4 4 醐 囲 1豐1週 昌1 3 → 一 合 3 2 1 1 繋 驚 韈 丶》 鯲 ミ 灘 丞 図1各 項 目平均 点(情 報 収 集) 図2各 一3一 項 目平 均 点(分 析) 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vol.15No.1(2009) 4 4 ' 囮1週 目 匚=コ2週 目 3 0一 鴎 3 総合 2 1一 か 一 総 合 z 樽隙鸛 1 て 図3各 項 目平 均 点(実 施) 表2各 項 目評 価 状 況 と記 入 時 期 によ る 評 価 の 比 較(nニ78) 項 目 目的 と適切な方法 を考 慮 病 態の学習 と理解 治 療方針 と内容理解 心 身機能の把握 報 活 情 機 動能力 能障害の把握 と実行状 態の把握 収 活 動制限の 把握 集 参加能 力と実行 状態の把握 参加制約 の把握 生活機能 に影響す る環 境因子耙握 生活機能 に影 響する個人因子把握 患者 ・キー パ乙ソ ンの希望理解 情報 全体 を総合 して考 える 患者 と現実 的到達点 を見出す 個 人因子 の強み を見 出す 環 境因子の 強み を見出す 縫 顔 身の靆 を朏 す 図4各 1週 目2週 目 平 均 値(SD}平 均 値(SD〕 項 目平 均点(評 価) 総合 平 均 値 〔SD) 2週 目 一1週 2.78(0.50)3.17(0.52) 2.97(0.54) 0.3922.14** 2.87(0.61)3.18(0.55) 3.03(0.60) 0.3110.89* 2.79(0.63)3.23(0.58) 3.01(0.64) 0.4420.18** 2.59(0.61)3.15(0.58) 2,87(0.66) 0.5634.73** 2.69(0.54)3.17(0.68) 2.93(0.66) 0.4823.72** 2.93(0.57)3.37(0.59) 3.15(0.62) 0.4422.07** 2.67(0.62)3.12(0.62) 2.89(0.66) 0.4520.40** 2.53(0.73)3.20(0.69) 2.86(0.79) 0.6734.61** 2.44(0.64)2.85(0.67) 2.64(0.68) 0.4115.47*'` 2.11(0.70)2.53(9.80) 2.32({裏 ◎。42.12.fl2* 2.51(0.62)3.06(0.69) 2.78(0.71) 0.5527.56** .熟2緬81)・ 0.8661.61歯 1.8ユ(0.63》2.{i7(0.73) ウ8) F値 目 嚢 0.63 0,70 43.96勲 1.75{0.67)2.45{fl79)2.1fl{0.81) 2.56(0.78)3.24(0.67)2.90(0.80) 0.68 34.00** 1.79(O:S3}2.24(fl."74)2.02(p.72」 0:45 0s 2.42(0.59)3つ5(0.60)2.74(0,67) 廴99(0.76)幺64φ 鋤2。31㈱ 耄). 35.36驃 1(廴55棘 漉2.34勲 2.46(0.66)2.92(0.64)2.69(0.69) O.46 2α35轍 2.07{0.78)2.68(g.71>2。3${0.80) 0:61 25.65嫡 ・ 砦『 2.17(0.83)2.92(0.66)2.54(0.84) 0.75 39.79** 2.06(0.72)2.82(0.77)2.44(0.84) 0.7s 40.89** 信 頼 関 係 の構 築 2.87(0.65)3.46(0.65)3.16(0.71) 2.79(0.54)3.33(0.64)3.06(0.65) 0.59 0.54 31.53鼎 適 切 な 距 離 を考 慮 生 活 リズ ム 、 性 格 、 ペ ー ス に配 慮 3.05(0.53)3.59(0.61)3.32(0.63) 0.54 34.37** 2.04{0'.77)'2.88(○.88)2.36{fl.$8)' 34.37** 看 護師の充足すべ き課題 を見 出す 看 護問題 の統合' 看 護問題 の優先順位検 討 段階 を踏 んだ看護 目標 32.22** セ ル フ ケ ア 能 力 を引 き 出す かか わ り 2.35(0.79)2.99(0.76)2.67(0.84) 0.{54 i.- 環 境因子の調整 2.04(0.80)2.74(0.69)2.39(0.83) 0.70 34.33畑 医 療 チ ー ム の 一 員 と して 連 携 2.24(0.75)2.58{fl;76)2.36(0.79) fl.44 13.33漱 反 応 や 言 動 の 意 味 を考 察 2.92(0.72) 2.78(0.64) 2.72(0.72) 2.50(0.72) 2.41(0.81) 2.41(0.65) 1.82(0.64) 2.19(0.71) 崟 儲 と共に目標 と行動緬 を立てる 考 察 か ら患 者 理 解 を深 め る 自分 の 感 情 、 態 度 、 反 応 の 振 り返 り 評 価 欄 熱 自分 の 言 動 の患 者へ の 意 味 を考 察 考 察 か らケ ア の方 向 性 、 内 容 の 修 正 患 者 の変 化 の 要 因 を 考 察 目標 達 成 度 の考 察, 残 っ て い る課 題 の 考 察 3.28(0.62) 3.38(0.63) 3.22(0.70) 3.14(0.66) 2.99(0.69) 3.14(0.70) 2$9(x.6 2.7(0.65) 3.10(0.69) 3.08(0.70) 2.97(0.75) 2.82(0.76) 2.7(0.81) 2.78(0,77) 226(0.79) 2.45(0.72) 23.24湫 0.36 11.16* 0.60 35.31** 0.50 19.48** 0.64 33.83** 0.58 22.75** 0.73 45.61** ●'- 69.06** 0.51 21.43** ★pく 一4一 .01★ ★pく.001 大 阪大 学 看 護 学 雑 誌VoL15No.1(2009) 中央 値 は2.8で あ り、最 も平 均 点 が 高 か っ た の は れ た結 果 とな った 。 そ れぞ れ の背 景要 因 につ い 「生 活 リズ ム 、性 格 、 ペ ー ス に 配 慮 」(3.32)、 最 て、 実 習 状 況 お よ び 他 項 目の 評 価 状 況 か ら考 察 し も低か った のは て い く。 (2.02)で 「環 境 因 子 の 強 み を 見 出 す 」 1)患 者 の 希 望 ・主 体 性 を大 切 にす る 視 点 あった。 ま た 、全 項 目 に つ い て 、評 価 記 入 時 期 を独 立 変 9項 目の う ち 、半 数 近 い4項 目が こ の視 点 に 関 数 と した 分 散 分 析 を 行 い 、1週 目、2週 目 の 評 価 連 す る 内 容 で あ っ た 。この 一 方 で 、看 護 師 側 が 配 状 況 の 有 意 差 を み た 。そ の 結 果 、36項 目全 て に つ 慮 した り働 き か けた りす る こ と に関 す る 項 目の 評 い て1%水 価 は さ ほ ど低 くな か っ た こ とや 、 厂医 療 チ ー ム の 準 で 評 価 点 が 有 意 に 増 加 して い た 。そ 一 員 と して 連 携 」す る こ と が 苦 手 で あ っ た こ と か の ほ とん どが0。1%未 満 の 有 意 確 率 で あ っ た 。 各 項 目 の 平 均 点 、 標 準 偏 差 と評 価 時 期 に よ る 差 、分 散 分 析 の 結 果 を表2に 示 す 。 ま た 、看 護 過 程の 「 情 報収 集」~ 「 評 価 」の 段 階 ご と の 各 項 目 平 均 点 の 推 移 を 図1~ 図4に 示 す 。 3.学 生 の 苦 手(低 評 価)項 次 に 、36項 ら、 こ の 苦 手 傾 向 の 背 景 と して 、"自 分 が 何 か し な くて は"と い う意 識 が 働 く こ とが 考 え られ る。 これ は 、 「 看 護 問 題 」 を挙 げ る た め に"自 分 の 手 が 出 せ る こ と"を 探 す の に 躍 起 に な り、す で に 目 とそ の 共 通 性 介 入 して い る 看 護 師 や 、自 ら課 題 に 取 り組 も う と 目の う ち 平 均 点 が 低 か っ た も の を して い る 患 者 と協 同 して 実 施 し た り、そ の 中 で よ 学 生 に とって 苦 手 な項 目 と捉 え 、総 合 平均 点 の り患 者 の希 望 に沿 う方 向 性 を 見 出そ う とす る看 護 25パ ー セ ン タ イ ル 順 位 に あ る9項 目 を 抽 出 した 。 援 助 も あ る 、と気 付 く まで に 時 間 が か か る 、と い 表2に 、該 当 す る項 目 を グ レー の 背 景 に して 示 し う実 習 指 導 上 の 実 感 と も重 な る 。この た め 、今 後 た。 の 実 習 指 導 にお い て 、(自分 が ど う して あ げ た い 、 こ の9項 目の 内 容 を 比 較 し 、そ の 共 通 性 を検 討 と い うの で は な く)患 者 自身 が ど う い う希 望 や 目 した 。そ の 結 果 、2つ の 共 通 す る 内 容 が 見 出 され 標 、課 題 を もつ の か を 理 解 ・ 考 察 し て い く こ とや 、 た 。 まず 、 そ の 一 つ と して 、 「 患 者 と 共 に 目標 と 患 者 と と も にめ ざす 方 向性 を 考 え る姿 勢 に っ な が 行 動 計 画 を立 て る」、「 患 者 自身 の 課 題 を見 出 す 」、 る よ うな 教 育 の あ り方 を 検 討 す る 必 要 が あ る 。 「 患 者 ・キ ー パ ー ソ ン の 希 望 理 解 」、 「 患 者 と現 実 2)患 者 の 環 境 の 理 解 ・働 き か け に 関 す る視 点 的 到 達 点 を見 出 す 」の4つ か ら、【 患 者 の 希 望 ・主 環 境 因 子 に 関 連 す る3項 目 中2項 目 が 低 評 価 で 体 性 を大 切 に す る 】こ と に 関 す る 内 容 が 見 出 され あ り、残 りの1項 目 も10番 目に 評 価 が 低 か っ た 。 た 。二 つ 目 と して 「生 活 機 能 に影 響 す る 環 境 因 子 これ と対 照 的 に 、 個 人 因子 に 関 連 す る2項 目 と、 把 握 」、 「 環 境 因子 の 強 み を見 出 す 」 か ら 、 【 患者 患 者 の 病 態 や 他 の 生 活 機 能 の 理 解 に関 す る ほ と ん の環 境 の 理 解 ・働 き か け 】に つ い て の 内 容 が 見 出 ど の 項 目 の 平 均 点 が 、上 位112に 含 ま れ て い た 。こ され た。 の こ と か ら、患 者 個 人 の こ と に集 中 して し ま い 、 他 者 を 含 め た環 境 に つ い て は 目が 向 き に く い こ と lV考 察 が 示 唆 され る。また 、受 講 生 が 受 け 持 っ た と き に 1.本 学 に お け る 精 神 看 護 学 実 習 受 講 生 の 苦 手 傾 は看 護 師 を含 め た 医療 ス タ ッ フ ら に よ る 環 境 へ の 向 と教育 課題 働 き か け が す で に行 な わ れ て い る こ とが 背 景 要 因 分 析 結 果 か ら、学 生 が 看 護 過 程 を展 開 して い く と し て 考 え られ る 。 精 神 科 に お いて は 看 護 師 の 実 上 で 、① 患 者 の 希 望 ・主 体 性 を 大 切 に す る 視 点 、 践 や 意 図 が 学 生 に 見 え に く い11)こと や 、受 講 生 が ② 患 者 の 環 境 の 理 解 ・働 き か け に 関 す る 視 点 、の 「 医 療 チ ー ム の 一 員 と して 連 携 」す る とい う視 点 2つ の 視 点 を も つ こ とが 苦 手 傾 向 に あ る と 理 解 さ が もち に く い こ と か ら も、す で に行 な わ れ て い る れ た 。これ らの 点 に つ い て の 指 導 に は 以 前 か ら取 介 入 の見 え な さ が影 響 して い る と捉 え る こ とが で り組 ん で き た10)が、依 然 、課 題 で あ る こ とが 示 さ き る。 一5一 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vol.15No.1(2009) これ らの こ とか ら、個 人 の こ と に集 中 しが ち な る の に 対 し、 入 澤 ら の 分 析 対 象 とな っ た 実 習 で 受講 生 の視 点 を拡大 す る よ うな働 きか け と共 に、 は、 受 け持 ち患 者 へ の看 護 過 程 を展 開 して いな す で に行 な わ れ て い る 介 入 を捉 え 、 そ の意 図 につ か っ た こ とが 影 響 し て い る と 考 え られ る 。 こ れ いて 考 察 す る た め の 指 導 方 法 の 再検 討 が 必 要 で あ は 、看 護 過 程 を 展 開 して い な い実 習 生 に 自己 洞 察 ろ う。 の学 び の実 感 が 低 い 傾 向 に あ る とす る折 山 の 結 果 2。 精 神 看 護 学 実 習 にお け る 教 育 課 題 を 支 持 す る9)。② は 「 地 域 生 活 を支 え る 看 護 の 視 次 に 、これ まで 見 て き た 本 学 に お け る 学 び の 状 点 」と 著 者 が 換 言 し て お り、看 護 過 程 展 開 上 で の 況 およ び苦 手傾 向 と、 他 校 で の実 習 状 況 と の 比 較 視 点 と は 異 な り 、実 習 の 半 分 が 援 護 寮 見 学 で あ る を お こ な い 、精 神 看 護 学 実 習 の 教 育 課 題 につ い て ζ と に よ る と考 え られ る 。ま た 、折 山 は 看 護 過 程 検 討す る。 を 展 開 した 学 生 に は 「 患 者 を支 え る家族 の 支援 」 前 述 の よ う に 、精 神 看 護 学 実 習 に お け る学 生 の の 学 び の 実 感 が 低 値 で あ っ た と い う9)。 これ は 、 他 学 び の特 徴 を検 討 す る 数少 な い先行 研 究 の 多 く 者 を含 め た患 者 の環境 の 理解 ・ 働 きか け に関す る は 、実 習 後 の レ ポ ー トか ら学 生 が 学 ん だ 内 容 を捉 視 点 に 含 まれ 、本 研 究 結 果 を 支 持 す る と考 え られ え る もの で あ る 。だ が 、学 生 が 苦 手 ・課 題 と す る る 。だ が 、学 生9名 の 学 び 得 た こ と か ら作 成 した こ とか ら教 育 課 題 につ い て 検 討 す る もの は 見 当 た 質 問 紙 で の 測 定 で あ る た め 、これ に 含 ま れ な い 学 らな か っ た 。 び を測 定 で き て い な い と い う 限 界 が あ る 。以 上 か 先 行 研 究 で 学 び の 内 容 と して 抽 出 され る も の ら、精 神 看 護 学 実 習 で 看 護 過 程 を展 開す る 中 で の は 、精 神 看 護 に お い て 重 要 視 さ れ 、実 習 目 的 や 目 学 生 の 持 ち に く い 視 点 や 課 題 につ い て は 、比 較 検 標 に含 ま れ て い る よ うな 内 容 が 多 く 、そ の な か で 討 の た め の 先 行 研 究 が 十 分 に な い状 況 と考 え られ 看 護 過 程 に 関連 す る もの は 、使 用 す る言 葉 は 異 る。 な っ て い て も本 学 の 評 価 表 に含 まれ る 項 目 と類 似 す る 内 容 で あ っ た7~9)。ま た 、す べ て の研 究 に 共 通 して 出 て き た 内 容(病 態 理 解 、信 頼 関 係 構 築 、 Vお わ りに 本 稿 で は 、看 護 過 程 自己 評 価 表 の 分 析 か ら、本 患 者 の ペ ー ス に 合 わ せ る等)に 類 す る 項 目は 、ど 学 に お け る精 神 看 護 学 実 習 に お け る 学 生 の 苦 手 傾 れ も本 研 究 に お い て 上 位112に あ っ た 。 この こ と 向 と教 育 課 題 を 検 討 した 。そ の 結 果 、① 相 互 作 用 か ら、学 生 が 学 べ た と 認 識 す る 内 容 に つ い て は 、 に も と つ く患 者 主 体 の視 点 の 育 成 、 ② 環境 へ の視 他 施 設 で の 実 習 状 況 と大 差 は な い と考 え られ る 。 一 方 、入 澤 ら は 、実 習 後 感 想 文 の 内 容 分 析 を し 、 点 の 拡 大 が 、教 育 課 題 と して 挙 げ られ た 。こ の た 学 生 の患 者 。 看 護者 の相互 行 為 に参加 して の学び は 学 生 へ の 直 接 的 な 働 き か け だ け で な く、実 習 記 の 内 容 と、実 習 目標 と の つ き 合 わ せ か ら課 題 を検 録 な ど の 教 材 で 受 講 生 の 意 識 化 を 助 け る こ と も含 討 して い る 。抽 出 さ れ た カ テ ゴ リー と実 習 目標 と ま れ る 。さ ら に 、先 行 研 究 と の 比 較 を し た と こ ろ 、 を 比 較 し た 結 果 、記 載 数 の 少 な い もの と し て 、① 受 講 生 が 学 べ た と比 較 的 高 く評 価 し て い る 項 目 自己 洞 察 、② 社 会 復 帰 に 向 け た 看 護 を挙 げ 、これ は 、他 校 の 精 神 看 護 学 実 習 で の 学 び と大 き な 差 は らの 視 点 の 意 識 化 や 気 付 き を促 進 す る 指 導 が 課 題 み られ な か っ た 。た だ 、看 護 過 程 を 展 開 し な い 学 で あ る と述 べ る7)。① 自己 洞 察 に 類 似 す る 内 容 で 校 も あ り、苦 手 項 目 は こ の カ リキ ュ ラ ム 上 の 違 い あ る 、本 学 の 評 価 表 の 「自分 の 感 情 、態 度 、反 応 が 影 響 し教 育 課 題 も異 な っ て い る と考 え られ る 。 の 振 り返 り」、 「自分 の 言 動 の 患 者 へ の 意 味 を 考 最 後 に 、精 神 看 護 学 実 習 に お い て 受 講 生 が 看 護 察 」と い う2項 目の 評 価 平 均 点 は 、上 位112に 入 っ 過 程 を 展 開す る な か で 持 ち に く い視 点 や 教 育 課 題 て お りむ し ろ よ く学 べ た と評 価 され て い た 。 看護 を 実 際 の デ ー タ か ら分 析 す る論 文 が 極 め て 少 な 過 程 を展 開 す る 中で 自己 を 振 り返 る 必 要 性 が 生 じ く、 ま た 先 行 研 究 の と る ア プ ロ ー チ の 限 界 も あ 一6一 め の 指 導 方 法 が 検 討 さ れ る 必 要 が あ る が 、そ れ に 大 阪大 学 看 護 学 雑 誌VoL15No.1(2009) り、本 研 究 結 果 と の 比 較 検 討 が 十 分 に で き な い 状 況 に あ う たO実 習 に 臨 む 学 生 の 傾 向 に づ い て 理 解 を 深 め 、よ り効 果 的 な 精 神 看 護 学 教 育 お よ び 実 習 指 導 を 検 討 して い く た め に 、今 後 、ま す ます の 実 本 看 護 研 究 学 会 雑 誌 、30(1)、137-144 10)阿 啻 洋 子 ほ か 編 著 、2006、 実 践 へ つ な ぐ 看 護技 術 教育 、医 歯薬 出 版 11)森 千 鶴 、1997、 看 護 学 実 習 指 導 シ リー ズ 2精 神 看 護 学 実 習 指 導 案 の 作 成 と展 開 、教 証 デ ー タ の 蓄 積 が 期 待 され る 。 育 メデ ィア (本研 究 は 平 成20年 度 笹 川 科 学 研 究 助 成 金(実 践 研 究 部 門)の 助 成 を 受 け て 実 施 さ れ た 。本 研 究 の 一 部 は 第18回 日本 精 神 保 健 看 護 学 会 学 術 集 会 に て 発 表 し た 。) 引 用 文 献 1)岡 田 幸 之 ほ か 、2007、ICFの 導 入 一ICFに 精 神 医療 へ の 基 づ く精 神 医 療 実 施 計 画 書 の 開 発 、 精 神 医 学 、49(1)、41-48 2)佐 藤 久 夫 、2003、ICIDHか らICFへ 、精 神医学 3)新 保 祐 元 、2004、WHO策 類ICIDHがICFへ 定 の国 際 障害分 改 変 さ れ た 意 義 、精 神 看 護 、7、88-92 4)黒 澤 貞 夫 編 著 、2007、ICFを と り入 れ た 介 護 過程 の展 開 、建 帛社 5)諏 訪 さ ゆ りF、2007、ICFの 視 点 を活 か した ケ ア プ ラ ン 実 践 ガ イ ド、 日総 研 6)長 崎 和 則 ほ か 編 、2006、 事 例 で わ か る!精 神 障 害 者 支 援 実 践 ガ イ ドーICFに 基 づ く精 神 障 害 者 支 援 ア セ ス メ ン ト ・プ ラ ン ニ ン グ の 進 め 方 、 日総 研 7)入 澤 友 紀 ほ か 、2003、 精 神看 護 学 実習 に お け る 「学 び 」の 内 容 分 析 一 感 想 文 に お け る 患 者 一看 護 者 の 相 互 行 為 に 参 加 し て の 「学 び 」、 群 馬 県 立 医 療 短 期 大 学 紀 要 、10、 4 71-79 8)福 山 な お み ほ か 、2004、 精 神 科 リハ ビ リ テ ー シ ョ ン看 護 にお け る看 護 学 生 の 学 び の 特 徴 、 川 崎 市 立 看 護 短 期 大 学 紀 要 、9(1)、 51-60 9)折 山 早 苗 、2007、 精 神 看 護 学 実 習 に お け る 「学 び 」の 内 容 分 析 と 看 護 過 程 の 有 効 性 、日 一7一 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌VoL15No.1(2009) STUDENTS' WEAK POINTS AND NEEDS FOR TRAINING IN PSYCHIATRIC NURSING PRACTICUM: AN ANALYSIS OF SELF-EVALUATION SHEET SHIMMITSU S.* ENDO y* SUWA S.** 英文 抄録 This study is aiming at (1) exploring students' weak points and needs for training in the psychiatric nursing practicum and (2) defining educational issues in psychiatric nursing practicum in Japan, by analyzing the Nursing Process Self-evaluation Sheets. The evaluation sheets consisted of 36 items — data gathering (12 items), assessment and planning of care (9 items), implementation (7 items), evaluation practicum. 78 of 83 students requirements (8 items)— and were filled in on the last day of each week during the attending psychiatric nursing practicum in Osaka University met the of the study. Mean and standard deviation of each item were shown. Also their evaluation of each item was compared by the time of evaluation with analysis of variance. Evaluation points of all items significantly increased in 2nd week of the practicum. 9 items in 25 percentile of the evaluation were analyzed qualitatively and two similarities were found as students' weak points: (a) "nursing perspective on respecting patients' wishes and independence / individuality", (b) nursing perspective on understanding and intervening patients' environments. It was thought that enhancing those perspectives were found as educational issues in psychiatric nursing practicum in Osaka university. These results were compared with research findings in other nursing schools. Similarity was found in all of highly evaluated items and part of weak points. However psychiatric nursing education lacks research-based evidence on students' needs for training in Japan. Further research is greatly needed to discuss educational issues in this field. Nursing Education; International Psychiatric Nursing Practicum; Classification of Functioning, Self—evaluation Sheet; Disability * Graduate Schoolof Health Sciences, Faculty of Medicine,Osaka University **TokyoDementia Care Research and Training Center —8 — and Health
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