まちづくり委員会資料 平成28年5月 建 設 局 道路・河川等の不法占拠対策について 市内の道路・河川等における不法占拠対策については,従来から違反箇所を所管する土 木事務所で指導を行い是正に向けて取り組んできたところですが,平成27年度に「京都 市建設局道路・河川不法占拠対策推進プロジェクトチーム」を発足させて,より一層の強 化を図って参りましたので,その進捗について報告します。 1 不法占拠対策推進プロジェクトチームの取組 平成27年4月に,本庁と土木事務所が連携して不法占拠に取り組むため「京都市建 設局道路・河川不法占拠対策推進プロジェクトチーム」を発足させた。 (1) 目的 各土木事務所で課題となっている不法占拠の案件を対象に,本庁と土木事務所で連 携し,違反状況に即した処理方法を検討して,早期解決に向けた取組を進めていくこ と。 (2) 取組結果 平成27年度は,各土木事務所から悪質なものや違反の程度が大きいものを抽出し, 合計20件の違反物件を対象に取組を進めた結果,10件について解決し,又は解決 の見込みが立った。 なお,特に早急に取り組むべき2件については,重要案件と位置付け,本庁と土木 事務所で連携し集中的に取り組んだ結果,下記のとおり解決に至った。 (3) 重要案件の取組内容(別紙参照) ① 伏見区久我東町における里道・水路の不法占拠 建設局所管の里道と水路を金属網板で覆い駐車場として利用していたため,行政 代執行を視野に入れ,道路法による是正命令と不動産侵奪罪による告発を行う勧告 等を行った結果,自主撤去に応じた。 ② 上京区青龍町における道路上の商品等の放置 道路上に商品などを違法に積み重ねていた違反に対して,再三にわたり道路法に 基づく指導や是正命令を行ったが,これに応じなかったため,行政代執行に踏み切 った。 2 今後の取組 平成28年度は,こうした取組を踏まえて,本庁と土木事務所との連携を強め,建設 局一体となって不占指導に取り組む体制を強化した。 不法占拠対策推進プロジェクトチームにおいても,引き続き,困難案件の抽出,処理 方針の早期決定,行政代執行のノウハウの活用など,さらに成果が上がるように取り組 み,不法占拠対策の一層の推進を図っていく。
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