仕様書 - 北杜市

北杜市水道施設中長期整備計画及び
アセットマネジメント策定業務委託
仕様書
平成28年 6月
山梨県
北杜市
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業務の目的
平成32年4月の公営企業法適用を踏まえ、次世代に健全な水道を引き継ぐためには、
水道施設のライフサイクルを意識しつつ中長期的な視点を持って、施設更新のために適切
な投資を行うことが必要不可欠であり、これらを組織的に実践する活動がアセットマネジ
メント(資産管理)である。
アセットマネジメントの検討期間は30年~40年を中長期とし更新需要の見通しに基
づき財政収支見通しを検討する。
持続可能な水道事業を実現するためには、資産管理の重要性を十分認識し、水道の資産
管理が組織的に実行されるとともに、適切な自己診断に基づき資産管理水準の継続的向上
を図り、更新投資を着実に実施することが必要である。
本業務は、北杜市が保有する水道施設を対象に、アセットマネジメント導入に向けて、
現状の施設状況を整理したうえで、重要度や緊急度等をもとに更新優先度の評価を行い、
中長期整備計画を策定する。
さらに、中長期的視点に立ち、収益的・資本的収支の見通しを行い、改築更新のために
必要な負担について需要者に理解が得られ、水道施設のライフサイクル全体にわたって効
率的かつ効果的に水道施設を管理運営する体系化された実践が図れるアセットマネジメン
トを策定する。
また、今後の維持管理や改築事業を効率的・効果的に実施するためには、点検・調査及
び改築修繕等の実施によって得られる施設情報を継続的に蓄積する必要があり、これらの
情報を一元的に管理し、効率的に活用するための方法を検討する。
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業務対象施設
本業務の対象施設は以下の施設とする。
2.1 水道施設
・北杜市水道事業(出典:北杜市水道事業経営認可資料)
計画給水人口
:46,400 人
計画給水量
:1 日平均
23,149 ㎥/日
1 日最大
34,200 ㎥/日
・水道施設:給水区域内
228 箇所(配水池 114 箇所・水源 94 箇所・ポンプ場 20 箇所他)
・管路施設:給水区域内
管路 1,038km
3 業務内容
3.1 水道施設中長期整備計画及びアセットマネジメント策定
3.1.1 施設の現況整理と水需要予測
a)水道事業の概要整理
給水区域、施設位置・規模構造等の諸元、人口・水量の推移等事業の概要を整理する。
b)運転管理状況の分析評価
水源ごとの水質、浄水水質、取水量、配水系統ごとの配水量・送水量を整理し、取水・
浄水・配水施設の分析評価をする。
c)施設の維持管理状況の把握
現状施設の維持管理状況について、現地踏査、職員からヒアリングを行い、維持管理を
する上での問題点・課題を抽出する。
d)資産管理状況の把握
現状の資産管理状況を把握・整理すると共に、現状の資産台帳より更新需要を算出し、
施設の健全度を評価する。
e)経営状況の把握
収益的収支、資本的収支、財源の状況を整理し、現有資産を法定耐用年数で更新した場
合の更新需要に対して財政シミュレーションを実施する。
f)水需要予測
水需要の推計は、過去 10 か年の実績により 50 年先までの推計を行う。なお、中長期整
備計画に反映させるため、地域ごとの偏在状況に留意する。
3.1.2 現況施設の機能評価と課題整理
a)施設の機能評価
水道施設の現状評価を実施する。
b)管路の機能評価
管路の管種・口径・布設年度等から管路の地震被害率を算出し、管路の重要度と併せて、
更新の優先順位を付けるための基礎資料とする。
c)事業の課題整理
施設の現況と機能診断結果を踏まえて課題を整理する。
3.1.3 中長期整備計画
施設の現況整理や水需要予測、機能評価による課題整理を基に、施設の重要度、長寿命
化及び更新の緊急度等を検討し、以下の要件を備えた中長期整備計画を策定する。
a)水道施設の統廃合等
水需要の予測により、水道施設の統廃合、耐震化、長寿命化、更新、ダウンサイジング
の検討を行い計画の立案をする。
b)管路の更新等
最適な配水区域を検討し、最適な管網計算・管種・口径の選定検討を行い、管路の重要
度、長寿命化、更新優先度、病院や給水拠点等の重要施設の位置を勘案して更新時期・更
新計画の立案をする。
3.1.4 アセットマネジメント
中長期的な視点に立ち、水道施設のライフサイクル全体にわたって効率的かつ効果的に
水道施設を管理運営する体系化された実践を図るために、以下の要件に留意し計画を策定
する。
a)中長期的な視点を持ち、水道資産の管理運営が実践できる計画であること。
b)アセットマネジメントの実践を通じて、維持管理、計画及び財務等において更新投資の
必要性や財源確保について共通認識を持つ計画であること。
c)アセットマネジメントの実践より、明らかとなった課題を解決し、資産管理水準の継続
的な向上に繋がる計画であること。
d)財源の裏づけを持った更新需要の見通しを検討し、水道施設への更新投資が着実に実施
できる計画であること。
3.1.5 上水道施設データベース管理構想
情報を一元的に管理し、効率的に活用するための方法を検討すること。
3.1.6 年度別業務内容
年度別業務内容は以下の業務を基本とし、適切な工程計画により業務遂行すること。
平成28年度 【施設・設備・管路の現況整理と診断評価】
平成29年度
【中長期整備計画検討】
平成30年度
【中長期整備計画・アセットマネジメント策定】
3.1.7 関係機関・住民意見への対応
北杜市簡易水道運営委員会(6回/年程度開催)に必要となる資料作成及び説明等に係
ること。
広く市民から意見を募るため、パブリックコメントの実施に係ること。
3.1.8 成果品
年度ごとに成果報告書を作成し、最終年度に成果品を取りまとめ、納品すること。
全
体
一
式
3部
中長期整備計画・アセットマネジメント
本
編
50部
中長期整備計画・アセットマネジメント
概要版(フルカラー)
データ
成
果
品
一式
500部
その他、成果品の提出内容・形式・部数については市と協議すること。