現場で必要な資格、免許、技能講習 4

Ⅰ— 安全衛生管理の基礎知識
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現場で必要な資格、免許、技能講習
現場の管理者は、監理技術者もしくは、主任技術者の資格と、統括安全衛生責任者(統括管理教
育)の資格及び教育が必要となります。また、危険を伴う現場作業を行う場合は、技能講習や特別
教育の修了者の資格が必要なものがあります。必要な資格を事前に確認して、資格者証を携帯して
作業を行わせて下さい。
(1) 監理技術者資格者証、主任技術者
(建設業法第二十六条第一項)
『監理技術者』の職務は、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び工事施
工に従事する者の指導監督です。
監理技術者及び主任技術者について、下記の表において、工事の種類・金額により、監理技術者
と主任技術者とに必要資格が分かれます。その監理技術者は、一定基準の知識と経験にて資格試験
に合格し、登録をしなければなりません。主任技術者は、一定基準の経験年数により習得となりま
す。
※ いずれも消費税込
資格者証が必要となる工事(下表
監理技術者資格者証が必要となる工事
建設業の許可
区分
技術者の専任制
特定建設業
公共性のある工作物に
関する重要な工事で
2,500 万円以上
(建築一式工事の場合は
5,000 万円以上)
太字
の部分)
下請契約金額の総額
技術者の配置
工事の
発注者
資格者証
の必要性
3,000 万円以上
(建築一式工事の場合は
4,500 万円以上)
監理技術者
発注者の限定無し
(個人住宅を除く)
必要
3,000 万円未満
(建築一式工事の場合は
4,500 万円以上)
主任技術者
不要
<注意>
【建築工事一式】と【その他建築工事】の違い
【建築工事一式】は、専門の工事をする業者を束ねる仕事をする場合である。
(作業せず、監督、管理業務)
【その他建築工事】は、建築関連工事で、建設業法 28 業種のうち単独で請け負った場合である。
(内装仕上工事業のみ、電気工事業のみ等)
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Ⅰ— 安全衛生管理の基礎知識
(2) 免許・技能講習または特別教育が必要な業務
(作業主任者 安衛法第十四条、安衛令第六条、安衛則第十六条、第十七条)
(特別教育を必要とする業務 安衛則第三十六条、就業規制 安衛則第四十一条~第四十二条)
危険業務に従事する労働者は、各資格が必要です。
トラッククレーン(ユニック車)
移動式クレーン
フォークリフト
高所作業車
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