166 野田新町公園(野田町) 野田新町公園は、JR 東海道本線野田新町駅南側で整備し ている刈谷野田北部土地区画整理事業区域内で、市民ワーク ショップによって計画された公園です。 3月に行われた植樹祭で地域の皆さんが張った芝生広場が 青々と広がり、ヒラドツツジやシャリンバイなど、四季折々 の花や木も楽しめ、遊具もある子どもから大人まで楽しめる 公園となっています。 新田の常夜灯 (新田町4丁目) ‐1636) 23 シリーズ かりや の 新田公民館の敷地に常夜灯があります。 だいじんぐう 正面の上部には「太神宮」、向かって右側 に は「 明 治 廿 七 年 三 月 」 と あ り ま す。 太 あまてらすおおみかみ 神 宮 と は、 天 照 大 神 を 祀 る 神 宮、 す な わ こうたい じんぐう とようけ だい じん ち 皇 大 神 宮。 ま た、 皇 大 神 宮 と 豊 受 大 神 ぐう 宮をまとめた伊勢神宮の称のことをいい ま す。 こ の 場 所 に 移 設 さ れ た 経 緯 は 分 か り ま せ ん が、 街 道 筋 に 天 照 大 神 を 祀 る た め に 建 て ら れ た も の で、 区 画 整 理 の た め に移設されたものではないかと思われま す。 だ えいさく わ 市民だより 2016. 6. 1 17 明治から昭和にかけての近代洋 画界で活躍した和田英作は、終戦 間近に知立へ疎開してからの6年 間、当地で風景画や静物画の制作 に励みました。 本作は、柔らかな筆致で対象を 写実的に描いた和田の特長をよく 示す一枚です。日記に「いよいよ かね 豫て企て居りし玉葱の写生を十五 号に開始する」とあり、制作途中 で地元の支援者から夾竹桃の花が 贈られると画中に添えて描きまし た。田舎の仮住まいで美を追求す る和田の姿と、画家を支えた地元 の人々の温もりを感じさせます。 美術館(☎ t 和田英作展 (6月5日㈰まで) で展示中! 和田英作(1874-1959年) きょう ち く と う 《 [静物(玉葱と 夾 竹桃)] 》1948年 202 美術館 コレクション 58
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