障がい学生支援室だより 通号57号 2016 学生総合支援センター 障がい学生支援室 発行 ◆アクセシビリティリーダー(AL)とは?? AL とは、多様性社会の様々な「アクセシビリティ」を推進する人材です。 多様な人々の社会参加を円滑にし、その可能性を活かしていくためには、多様な 環境や多様なニーズの特性を良く理解し、分野を超えた柔軟な知識と発想で社会 のアクセシビリティをリードする AL の役割が必要です。 では、AL 資格を取得すると、皆さんにとってどのような良いことがあるのか… それは裏面をご参照ください!その前に、AL 資格の取得方法を説明します。 ◆AL資格をゲットするには?? みなさん、こんにちは。 新学期が始まってから、約一か月が経ちましたが、 みなさん、そろそろ新しい制度にもなれてきたでしょうか。 さて、今回は、「アクセシビリティリーダー」という資格についての ご紹介です。 めざせアクセシビリティリーダー ◆アクセシビリティとは?? みなさんは、「アクセシビリティ」というコトバを聞いたことがありますか?? 実は、この「アクセシビリティ」というコトバは、みなさんの身近なところにたくさん あります。たとえば、スマートフォンやパソコンなどに搭載されているんです! 操作で困ったとき、どこ機能があるかわからないとき、「アクセシビリティ」を開く と解決できます。 「何らかの対象」に対する「アクセスのしやすさ」のことを「アクセシビリティ」と いいます。「利用しやすさ」や「参加しやすさ」を意味する「アクセシビリティ」とい う概念は、近年、障害の有無や身体特性、年齢や言語・文化などの違いに関 係なく、多様な利用者にとって「利用しやすいか?」「参加しやすいか?」「使い やすいか?」といった文脈で良く議論されている概念です。社会の多様化が進 む中、「アクセシビリティ」の普及・推進は、潜在する多様なニーズと、多様な才 能・人材の開拓にもつながることから、「アクセシビリティ」は、あらゆる分野で重 要な概念となりつつあります。 AL 資格には、1 級と 2 級の二種類あります。AL 資格の教育課程には、以 下の【STEP1】~【STEP4】があり、1 級、2 級のそれぞれに必要な STEP を受 講した上で、認定試験に合格すると、AL 資格を取得することができます。 【STEP1】(意識を育む) : オンラインアクセシビリティ講座(導入編) 【STEP2】(知識を育む) : オンラインアクセシビリティ講座(基礎編) 【STEP3】(経験を育む) : 障がい学生支援室が定める 30 時間以上の支援ボランティア 活動 【STEP4】(技術を育む) : 「障がい学生支援入門(一般教養単位認定科目)」 (2 学期木曜 1・2 限または 3 学期木曜 3・4 限開講) ☆2 級取得方法 【STEP1】+【STEP2】⇒2 級AL認定試験 ☆1級取得方法 【STEP1】+【STEP2】+【STEP3】+【STEP4】⇒1 級AL認定試験 ※オンラインアクセシビリティ講座は、障がい学生支援室に申し込みをすること で、受講することができます。 申し込みの時期や方法については、次号以 降にお知らせします。 ※AL に関するお問い合わせは、障がい学生支援室まで! ◆「障がい学生支援入門」とは?? AL 資格の【STEP4】に設定されている、岡大の教養教育科目です。 詳しくは、ちょびてご 2016 年 1 月号や 4 月号を参照! ◆ALになると?? まず、以下の 2 つの参加資格を得られることが、大きなメリットといえます。 ①アクセシビリティリーダーキャンプ(ALC) AL1級資格を取得した学生を対象とした、課題研修合宿です。最新のアクセ シビリティ・ニーズとアクセシビリティ・ソリューションを学ぶ場として、「社会のニ ーズを知り、人にやさしい未来を考える」をテーマに毎年東京で開催されていま す。 全国の大学から AL 資格取得学生が集う為、AL 同士での交流を深められる と共に、企業研修やグループワークを通して実践力を高めることができます。 ②アクセシビリティリーダーインターンシップ(ALI) AL1級資格を取得した学生を対象とした、「企業」「学内」「地域」の 3 つを候補と するインターンシップのことを指します。 AL として修得した知見を活かし、インターンの受け入れ先で実践的な業務を 行い、教育機関や地域へ貢献するとともに、社会で活躍していくための実践力を 高めることができます。 ノートテイカー養成講座 障がい学生支援室では、①3 月 31 日(木) ・ ②4 月 12 日(火)の 5 限目を使って ノートテイカー養成講座 を開催しました。 本講座では、聴覚障がいの基礎知識を学び、模擬授業の中でノートテイク (PC テイク)を練習しました。 聴覚障がいをもつ学生にとって、ノートテイクは大事な情報保障の一つです。 ノートテイカーの皆さんの力を必要としています。 みなさん、真剣な眼差し で講座に集中! また、AL 資格を取得すると、履歴書の資格欄に記載することができます。 近年、少子高齢化やグローバル化を背景に、様々な人材を活用する企業が 急増しています。そのような企業においては、多様な人材の各々の能力を、最大 限発揮させられるような職場環境を整備することが重要な課題となっています。 AL 資格は、まさにそういった多様性を活かす環境づくりに役立つ貴重な資格と 見なされるでしょう。 募 集 中 集 ◆AL 育成協議会 会員団体(平成 27 年 7 月) 工学部・自然科学研究科のノートテイカーを随時募集しています。 詳しくは、障がい学生支援室([email protected])まで 「氏名・学部・学科・学年・学生番号・電話番号」をご記載のうえ、 お問い合わせください。 AL 育成協議会は、産学官連携により設立されており、それぞれの立場から 様々な団体が加入しています。 産/日本マイクロソフト・富士通・イフ等 学/岡山大学・広島大学・関西学院大学・富山大学・広島文教女子大学・ 山口大学・九州大学・広島国際大学・大阪教育大学等 官/日本学生支援機構 岡山大学 学生総合支援センター 障がい学生支援室 【場 所】 一般教育棟 D 棟 1 階 【開室時間】 月~金:10:00~12:00/13:00~17:00 【連 絡 先】 086-251-8553(支援室受付) 【 E-mail 】 [email protected]
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