平成 28 年度沖縄食文化保存・普及・継承事業 企画提案仕様書 １ 事業名 平成 28 年度沖縄食文化保存・普及・継承事業 ２ 事業期間 契約締結の日から平成 29 年３月 31 日 ３ 事業目的 本県の食文化は、長い歴史や諸外国との交流の中で、人々の生活に根付いて育ま れたものである。 しかし、若い世代を中心とした伝統料理離れ、伝統行事の簡素化等による行事食 の衰退等により、伝統的な食文化が失われつつあるため、これを保存・普及・継承 していく必要がある。 また、本県の伝統的な食文化については、共通の認識がもたれていないのが現状 である。 そのため、平成27年度に伝統的な食文化の定義を検討し、「琉球王朝時代に冊封 使や在番奉行をもてなすために発達した宮廷料理と、亜熱帯・島嶼の自然環境のも とで育まれた庶民料理の２つを源流として、現在に受け継がれている琉球料理に基 盤をおき、食材、調理法、味わい、栄養、菓子、酒、茶、食器、風俗習慣などの要 素を包含した生活文化である。」と取りまとめた。 これを踏まえ、平成28年度は、伝統的な食文化に関する、歴史的、地理的背景及 び特徴などを発信することにより、県民の関心を喚起し次世代へ継承していく気運 醸成を図る。 ４ 委託料上限額 委託料の上限額は、8,243 千円以内（消費税及び地方消費税含む）とする。 ただし、当該金額は企画提案のために設定した金額であり、契約金額では無い。 ５ 委託事業の内容 (1)検討委員会の設置・運営 有識者等で構成する検討委員会を設置する。 検討委員会委員の人数・選定については、県と協議するものとする。 検討事項：前年度に取りまとめた本県の「伝統的な食文化」保存・普及・継承のため の取組み方針（案）の施策例について、事業化可能性の個別検討を行う。 -1- （2）展示等及び広報に関する業務 ※展示等のレイアウト及び広報の方法等について提案すること。 下記のテーマに沿って、広く県民に分かりやすく解説し、感興性の高い展示等を開催 する。 ア 展示等のテーマ ① 琉球王朝時代の宮廷料理から、戦前までの庶民料理の発展まで、その歴史的背景 や、沖縄県独自の気候・自然環境の中で育まれた工夫ついて ② 年中行事（清明、旧盆、法事など）とその行事食について ③ その他 イ ※提案がある場合のみ 会場の概要 ① 場 所：県立博物館県民ギャラリー１～３ ※１～３まで仮で押さえていますが、全て使用する必要はありません。 時：平成 28 年 11 月 28 日（火）～ 12 月４日（日） ② 日 ③ 使用料(1 日)：ギャラリー１（8,580 円）、ギャラリー２・３（各 7,940 円）を積 算に含めること。 ④ 面積等：「【別添１】 平面図」参照。 ウ 展示等開催に係る広報業務。 エ 展示物等の映像収録。 オ 留意事項 ① 展示等に係る資料については、基本的に賃貸できる資料で構成することとし、著 作権等の権利関係についても権利者の許諾を受けることとする。 ② 展示物は、スチレンボード等、簡易な素材で作成すること。 ③ 会場で使用する県民ギャラリーは、温湿度の管理不可。 ④ 搬入は 11 月 27 日（月）13 ～ 18 時、搬出は 12 月４日（日）18 ～ 20 時とする。 ⑤ 展示等開催期間は、一人常駐し、来場者数のカウント及び展示物の管理を行うこ ととする。 ⑥ その他、「【別添２】 県民ギャラリーを使用する方へ－利用に関しての注意－」 を遵守することとする。 （3）実施計画書、実績報告書、支払関係及び事業完了報告書の作成業務 ① 上記(1)、(2)に係る実施計画書及び実績報告書の作成(各 1 部) ② 上記(1)、(2)に係る経費の支払い業務及び関係書類の整理･保管 ③ 上記(1)、(2)に係る事業完了報告書（A4 版 30 部及び、電子データ CD-R 又 は DVD-R １枚） ④ ６ 上記(2)-エに係る映像収録データ（CD-R 又は DVD-R １枚） 積算見積 積算の経費については、以下の内容で提出すること。 ア 直接人件費 イ 直接経費（報償費、使用料及び賃借料、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費等） ウ 再委託費（直接経費のうち、再委託を行う経費については明記すること） -2- エ 一般管理費（直接人件費＋直接経費－再委託費）×１０％以内 オ 消費税（各経費は税抜き価格として、別途消費税を併記する） カ その他（上記費目以外の必要な経費を随時追加） （注１）各種費目の単価、内訳及び金額の根拠を記載すること。 （注２）提案にあたっては、8,243 千円（消費税込み）を上限として見積もること。 ※企画提案のために設定した金額であり、実際の契約金額とは異なる。 ７ 業務の実施体制 今回の委託に際して、主として本委託事業に従事する正副２名以上の担当者を割り当 て、本委託業務に係る統制及びその他事務について、十分な遂行体制がとれること。実 施体制については、組織体制図を作成すること。 ８ 業務進捗状況及び打合せ 受託者は、定期的に県との連絡会議を開催して委託業務の進捗状況を報告するととも に、業務の進め方等について確認すること。 ９ 再委託の制限 (1)一括再委託の禁止等 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることができない。また、 以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履行を第三者に委任し、又は 負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、こ れと異なる取扱いをすることがある。 (2)契約の主たる部分の再委託 契約金額の１／２を超える業務、企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの 統轄的かつ根幹的な業務については、その履行を第三者に委任し、又は請け負わせ ることはできない。 (3)再委託の相手方の制限 本契約の企画提案に応募した者、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力 団と密接な関係を有する者に契約の履行を委任し、又は請け負わせることはできない。 (4)再委託の承認 上記(1)(2)(3)を踏まえた上で、契約の一部を第三者に委任し、又は請け負わせよう とするときには、あらかじめ書面による県の承認を受けなければならない。 なお、以下に例示するものについては、「承認手続の例外」とする場合がある。 ・資料の収集・整理 ・複写・印刷・製本 ・原稿・データの入力及び集計 -3- １０ 留意事項 (1) 本仕様書に記載の業務内容は、企画提案のために設定したものであり、実際の委託 契約の仕様書とは異なる場合がある。 (2) 本仕様書記載の委託業務の内容については、実施段階において、予算や諸事情によ って変更することがある。 (3) 本仕様書に記載の無い事項ならびに記載内容の詳細については、沖縄県文化観光ス ポーツ文化振興課（以下「文化振興課」とする。）と受託者との協議のうえ決定する。 (4) 実務の実施にあたっては、文化振興課と密接な協議のもとで取り組むものとする。 １１ 著作権 (1)受託者は、本委託業務の実施に伴い新たに制作したものについて、著作権法（昭和 45 年法律第 48 号）第２章第３節第２款に規定する権利（以下「著作者人格権」という。） を有する場合においてもこれを行使しないものとする。これは、受託者の従業員に著 作人格権が帰属する場合にも適用し、本業務終了後も効力を有する。 (2)本委託業務の実施に伴い発生した、著作権法第２章第３節第３款に規定する権利（以 下「著作権」という。）は沖縄県に帰属する。 (3)受託者は、成果物が第三者の著作権を侵害しないことを保証し、第三者から成果物 に関して著作権侵害を主張された場合の一切の責任は、受託者が負うものとする。 １２ 問い合わせ・書類提出先 〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎１丁目２番２号 沖縄県文化観光スポーツ部文化振興課 TEL 098-866-2768 FAX 098-866-2122 -4- 沖縄県庁８階 文化企画班 担当：塩川 E-mail [email protected]
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