課題番号 - 京都府

(ケ)課題番号:27-09
課 題 名
有機農業推進のための基礎づくり支援
普及センター名 丹後農業改良普及センター
課題分野
ものづくり・販路づくり、安心・安全づくり
普及指導対象
普及指導事項
① 丹後地域水稲有機農業研究会
農家間の交流活動の支援
② 丹後地域水稲有機農業研究会
栽培技術の支援
③ 有機農業アドバイザー
有機農業アドバイザーの活動支援
活動内容及び成果
①研究会の自主的な活動で仲間作りができるよう活動を支援
研究会員が水稲有機農業ほ場互見会を主催。
また、研究会員の自主的な勧誘で、会員数は増加。
②農家ごとの課題を抽出し、栽培技術の向上を支援
各農家ほ場を随時巡回し、抑草、登熟に関する課題とその対策を提案。
③有機農業アドバイザーが使える経営指標を作成。
アドバイザーからの聞き取りや現地巡回により、野菜等(3品目)の経営指標を作
成。
経営指標の他に土づくりマニュアルを作成し、アドバイザーの活動を支援。
総合コメント
◎有機農業という困難な課題を支援する重要な取り組みである。
◎普及が有機農業の指導・普及に乗り出すこと自体が画期的で高く評価する(2名)。
○日本の中のモデル地区となる活動となることを期待する。
○有機農業の技術・知識の見える化・マニュアル化を進め、広く普及する取り組み
を望む。
○生産者と消費者の相互理解、連携を強めていく普及活動を期待する(2名)。
○誰が何のためにやっているのかが、わかりにくい。徹底しないと生産者―消費者
―推進者のサイクルが回らない(1名)。
○生産者の意識、栽培技術の向上が今後の有機農業の大きなテーマである。
○有機農業は細かい気遣いと我慢、そして割り切りが必要。これにはグループの結
束が重要なので、支援を願う。
○マーケティング支援への取り組みを望む(2名)。
普及指導計画への反映状況等
■今後、生産量が増えれば、関係機関が連携して販路開拓などに対応していく。まずは、
現在作成中である経営指標などのツールづくりを進め、アドバイザーの負担を軽くす
る支援体制を検討する。
■京都府では「人と環境にやさしい農業推進計画」を策定しており、技術情報や経営指
標の作成は普及センターが、有機アドバイザー制度推進は府担当課が、役割分担し推
進していく。