平成 28 年度 奄美・琉球世界自然遺産普及啓発委託業務仕様書 1 業務名 平成 28 年度 奄美・琉球世界自然遺産普及啓発委託業務 2 目的 平成 25 年 1 月、環境省は「奄美・琉球」を世界自然遺産の推薦の前提となる暫定リストに掲載 することを決定し、その後奄美・琉球世界自然遺産候補地科学委員会の中で具体的な候補地として 奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島を選定した。 世界自然遺産への登録を目指すにあたっては、登録の目的や候補地の自然環境の価値及び保全の 重要性について、候補地の住民を始めとする一般市民(県民、観光客等)の理解が不可欠である。 本業務は、世界自然遺産の候補地となっているやんばる地域や西表島の遺産価値を県内外にPR するための映像コンテンツや、その他の普及啓発媒体を作成・提供し、候補地住民を始めとする一 般市民への普及啓発を図り、世界自然遺産登録に向けた機運を高めることを目的とする。 3 業務の履行期間 契約締結日~平成 29 年 3 月 17 日 4 業務内容 (1) 映像コンテンツの作成 ・やんばる及び西表島の世界自然遺産の価値が分かる映像コンテンツを作成する。 ・作成にあたっては、普及啓発効果が最大限に高められるよう、作成の具体的方法と併せて活用 (提供)方法や提供対象についても提案するとともに、作成した映像コンテンツについては、 各対象への提供(配布・拡散)まで実施する。 (2) 普及啓発媒体の作成 ・やんばる及び西表島の世界遺産の価値、世界自然遺産の概要、沖縄県による各種取組等につい て、遺産候補地住民及び一般市民にPRするための普及啓発媒体(パンフレット、小冊子、ポ スター、パネル等)を作成する。 ・対象者層を分類し、各層に応じた普及啓発の方法及び作成した媒体の提供(配布・拡散)方法 を提案するとともに、作成した媒体については、各対象者層への提供(配布・拡散)まで実施 する。 5 業務内容等に関する打ち合わせ 業務内容や進捗状況等に関する打ち合わせを随時実施する。打ち合わせには、本業務を監理する 立場の者と担当者が参加する。 6 著作権 成果品の著作権及び所有権は沖縄県に帰属する。ただし本委託業務にあたり、第三者の著作権等 その他の権利に抵触するものについては、受託者の責任と費用をもって処理する。 7 成果品 成果品として、以下のものを納品する。 (1) A4版報告書(※長期の使用に耐えうるよう作成すること) 奄美・琉球世界自然遺産普及啓発委託業務報告書 5部 (2) 報告書の電子データ(PDF、テキストファイル、ワード、エクセル、画像ファイル等)を 収納した電子媒体 2式 (3) 映像コンテンツの電子データ(DVD等) 5式 (4) 普及啓発媒体 一式 8 その他 (1) 本契約履行にあたり、業務に関する県所有の資料については、その必要に応じ受託者に貸与 又は閲覧可能である。 (2) 本仕様書に明記されていない事項で、当然具備されなければならない事項は、これを省略し てはならない。 (3) その他業務実施にあたり、疑義が生じた場合は、県及び受託者で協議の上決定する。 9 留意事項 (1) 委託業務の経理 ア イ 委託事業が完了したときは、実績報告書を提出すること。 実績報告書により委託契約額を確定した結果、概算払いにより受託者に支払った委託費に残 額が生じたとき、又は、委託費により発生した収入があるときは、その額を返還すること。 ウ 委託業務に係る経費については、会計帳簿を備え、他の経理と明確に区分して収入額及び支 出額を記載し、委託費の使途を明らかにしておくこと。 エ オ 雇い入れた労働者の出勤簿、賃金台帳、労働者名簿等の書類を整備、保管すること。 委託費の支出内容を証する経理書類を整備して、会計帳簿とともに委託業務の完了した日の 属する会計年度の終了後5年間、いつでも閲覧に供することができるように保存しておくこと。 カ 委託先が委託業務を実施する場合に必要とする備品について、取得は認めないものとする。 (2) 沖縄県は、委託事業の適正を期するため、必要があるときは、委託者に対し報告を求め、又 は沖縄県職員に事業場に立ち入り、帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問 させることができるものとする。 (3) 委託業務完了にあたり、帳簿類の確認ができない場合については、委託料を減額される場合 がある。 (4) 委託事業終了後、国の会計検査院の実地検査が行われる場合がある。
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