怒る富士100人委員会ニュース№13

前進座85周年特別公演
東日本大震災・復興支援五周年企画
2016 年 5 月 20 日(金)
神奈川みなみ医療生協
100 人委員会ニュース
13 号
5 月 19 日(木)に医療生協かながわと企画し、怒る富士の主人公である伊奈半左衛門忠順を学ぶツアーと
して伊奈神社に行きました。帰りのバスの中では、参加者の皆さまから「大変勉強になった」
「ぜひひろげて
行こう!」と感動と絶対に成功させるという強い決意がきかれました!
宝永4年(1707)11月23日早朝、富士山東口中腹が大爆発を起こし、その灰、砂は
小山町、御殿場市北部全域は勿論、遠く神奈川、東京まで及びました。特に須走では約
3m50cmの降砂に埋没、噴火は12月8日まで続き、被災地住民(駿東59ケ村)
は大打撃を受けました。
家屋、田畑、山林、原野を完全に失った住民の決死の嘆願に
より、幕府は関東郡代伊奈半左衛門忠順を派遣して災害対策の指揮に当たらせました。
伊奈氏は、疲労困ぱいの住民を励まし、寝食を共にしてこの難事を克服されました。
須走村は2年後には宿場をつくり、富士導者を迎えることができましたが、他村では
30余年に亘って積もった砂を除去する続く有様でした。
北駿復活の父『伊奈半左衛
門』その人の遺徳を偲び、慶応3年(1867)有志小祠を建立、明治11年(1878)吉久
保水神社と須走立山中腹上真地に小祠を建立、明治40年(1907)須走字西ノ沢王子ケ
池に伊奈神社を建立しました。
昭和32年(1979)10月現在地に移祭し、春と秋に大祭が行われています。
本堂に向かう鳥居の中に
は、富士山が見えました。
素晴らしい場所に神社はあ
須走浅間神社にも行きました
りました。