第1章 計画の策定にあたって

■■ 第1章 計画の策定にあたって ■■
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計画の策定にあたって
■■ 第1章 計画の策定にあたって ■■
第1章
計画策定の趣旨
我が国では、憲法に個人の尊重と法の下の平等がうたわれ、国際社会の取組と連動して、
男女共同参画の実現に向けたさまざまな取組が進められてきました。
平成 11(1999)年に、男女共同参画社会の実現を 21 世紀の最重要課題と位置付け、
社会のあらゆる分野において男女共同参画社会の形成に関する取組を総合的かつ計画的に
推進するため、国において「男女共同参画社会基本法(平成 11 年法律第 78 号)」が公布・
施行されました。
その後、平成 20 年をピークとして人口減少社会を迎え、急速な少子高齢化による人口
構成の変化、経済社会の構造の変化による非正規労働者の増加など、社会情勢は大きく変
化しています。
また、今後も人口は減少することが見込まれ、地方から都市への人口流出や少子化が懸
念される中、各地域の特性に応じた取組が求められています。
このような状況において、将来にわたって活力あふれ、魅力ある地域社会を構築するた
めには、男女が共にさまざまな分野で活躍することが必要です。
本市は、平成 18(2006)年 3 月に「下関市男女共同参画基本計画」、さらに、平成
23(2011)年 3 月に「第2次下関市男女共同参画基本計画」を策定し、男女共同参画社
会の実現に向けてその施策の推進に取り組んできました。
この度、計画期間が平成 27(2015)年度で終了することから、計画の進捗状況を把握
するとともに、平成 26(2014)年度に実施した「下関市男女共同参画に関する市民意識
調査」の結果を踏まえ、
「第3次下関市男女共同参画基本計画」を策定しました。
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計画の位置付け
本計画は、男女共同参画社会基本法の第 14 条第 3 項に基づく、
「市町村男女共同参画計
画」にあたります。
なお、本計画のうち「基本目標Ⅳ」は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に
関する法律(平成 13 年法律第 31 号)第 2 条の 3 第 3 項に基づく「市町村基本計画」を
包含します。
本計画は、上位計画である「第2次下関市総合計画」における「男女共同参画の推進」
に沿って策定しました。
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計画の期間
本計画の期間は、平成 28(2016)年度から平成 32(2020)年度までの 5 年間とし
ます。
なお、社会情勢の変化等への対応のため、必要に応じて計画の見直しを行います。
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