序章 計画の策定にあたって -1- 序章 計画の策定にあたって 序章 1 計画の策定にあたって 策定の趣旨 新佐賀市誕生に伴い、平成21年度から平成25年度までの5年間を計 画期間として、 「佐賀市農業振興基本計画」を策定し、佐賀市農業の将来像 『市民(生産者と消費者)の理解と信頼に基づく豊かな佐賀市農業の創造』 を成就するため、 「食と農と環境が調和した豊かな市民生活の創造」、 「多彩 で力強い経営による農業の振興」、「快適で活力ある農山村の実現」の3つ の基本目標を掲げ、積極的に施策を展開してまいりました。 しかしながら、農業・農村を取り巻く情勢は、我が国の食料自給率が低 い水準にある中で、担い手の高齢化や減少、農産物価格の低迷などに加え、 燃油や資材等の価格高騰により農家所得が低下するなど、厳しい状況にあ ります。 さらに、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉による関税の見直しに伴 う農産物の安価な輸入などが懸念されています。 このような中で、本市としては、 「佐賀市農業振興基本計画」が5年を経 過していることを受け、農業所得の向上や経営の安定をさらに図っていく ために、今回、計画の見直しを行い、本市の農業の目指すべき姿とその実 現方法を具体的に示す「第2次佐賀市農業振興基本計画」を策定し、農業・ 農村の振興を図っていきます。 一方、国では、平成25年10月に、新たな農業・農村政策において、 「水田フル活用と米政策(生産調整)の見直し」を進める取り組みや様々 な改革が計画されるなど、農政が大きな転換期を迎えようとしています。 そのため、今後は、国の動向を踏まえ、具体的な政策が示された段階で、 農家等の意向を十分に反映させながら、計画の適宜、見直しを行ってまい ります。 -2- 序章 2 計画の策定にあたって 計画の位置づけと計画の期間 本計画は、平成26年度から平成30年度までの5年間を計画期間とします。 各計画の位置づけと計画の期間(年度) 21 22 23 24 25 26 27 28 (国)食料・農業・農村基本計画 29 30 31 32 33 34 35 [H22(2010)-H31(2019)] (食料・農業・農村基本法) (県)「食」と「農」の振興計画 [H23(2011)-H32(2020)] (さがの食と農を盛んにする県民条例) 第2次佐賀市総合計画 [H27(2015)-H36(2024)] (地方自治法) 佐賀農業振興地域整備計画 [H21(2009)-H30(2018)] (農業振興地域の整備に関する法律) 佐賀市農業経営基盤の強化の促進に関する 基本的な構想 [H26(2014)-H34(2022)] (農業経営基盤強化促進法) 第2次佐賀市農業振興 基本計画 [H26(2014)-H30(2018)] (第2次佐賀市総合計画) -3- 36 序章 計画の策定にあたって -4-
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