河江保育所移管にあたっての諸条件 1 開所日 開所日は原則として、次に掲げる日を除いた日とする。 ・日曜日、祝日、12月29日~1月3日 2 開所時間 ・平日 7時~18時(延長保育/18時から1時間以上) ・土曜 7時~18時(延長保育/18時から1時間以上) 3 定員及び児童の受け入れ (1) 移管当初の定員は120人とすること。 (2) 必要に応じて定員の弾力化を図ること。 (3) 児童の受け入れ年齢は、概ね生後4か月からとすること。 (4) 定員及び受け入れ年齢を変更する場合は市と協議すること。 4 職員について 職員の配置については、必要保育士(移管年度の4月1日現在の入所児童数に対 する保育士及び主任保育士等)を確保するとともに、経験・年齢のバランスが 取れた配置に留意し、次のとおり経験者を配置すること。 (1) 施設長 認可保育所において主任保育士、副施設長、施設長を通算10年以上経験し た者を専任で配置すること。 (2) 常勤保育士 ア 認可保育所における保育実務経験5年以上の保育士を必要保育士の概ね5 0%以上とし、その内保育実務経験10年以上の保育士を3名以上とする。 イ 新卒の保育士については、2名以内とする。 ウ 常勤職員の割合は、必要保育士総数の60%以上とすること。 エ 各クラスに、常勤職員を1名以上配置すること。 (3) 当該保育所に勤務する非常勤保育士・調理員の採用 当該保育所に勤務する非常勤保育士・調理員をできる限り採用し、保育の連 続性の確保すること。 なお、採用にあたっては、市と協議すること。 5 保育所運営について (1) 移管日までに児童福祉法第35条第4項に基づく熊本県知事の許可を受け ること。 (2) 児童福祉施設の設備及び運営の基準その他関係法令を遵守すること。 (3) 移管後は、3年以内に現定員数の児童が入所可能な施設を整備(建替え) すること。 なお、施設整備計画策定に当たっては、地域の実情(海抜0m地帯等)に 配慮したものとし、市及び関係機関と協議すること。 ※ 施設整備に係る経費について、法令に基づき補助します。 (4) 移管を受けた施設等は、保育所の目的以外に使用しないこと。(政治・宗 教に係る活動等、保育所として不適切な行為を行わないこと) (5) 運営にあたっては、保護者会、地元自治会、周辺住民等と十分な意見調整 を行い、信頼関係の維持向上を図ること。 (6) 入所児童、保護者等の個人情報の取り扱いに注意を払い、情報の流出等が 生じないよう対策を講じること。 (7) 苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員を設置し、苦情解決の仕組 みを整備すること。 (8) 損害賠償保険に加入すること。 6 保育内容等について (1) 保育内容については、保育所保育指針を基本とし、当該保育所の保育内容、 行事等を引継ぐこと。 (2) 障がい児保育を行うこと。 (3) 延長保育(1時間以上)を行うこと。 (4) 地域のニーズに応じて、特別保育(一時保育等)の実施に努めること。 (5) 研修に積極的に参加し、保育内容の向上に努めること。 (6) 民営化後、5年以内に福祉サービス第三者評価を受審し、評価結果を公表 すること。 なお、評価結果により改善を要する項目等があった場合は、速 やかに対策を講じること。 (7) 法令、児童福祉施設の設備及び運営の基準等を遵守すること。 (8) 宇城市が行う指導を遵守すること。 7 給食 (1) 給食は自園調理方式とすること。 (2) 給食の提供は、「児童福祉施設における「食事摂取基準」を活用した食事 計画について」(平成27年3月31日雇児母発0331第1号)等厚生労働 省通知に従い実施すること。 (3) 調理作業にあたっては、厚生労働省が定める「大量調理施設衛生管理マニ ュアル」等に従い、衛生管理を徹底すること。 (4) 離乳食、アレルギー対応食など、児童一人ひとりの状況に応じた給食の提 供を行うこと。 (5) おやつは手作りを基本とすること。 (6) 献立は、市が提供する献立表に準じて作成し、月単位であらかじめ保護者 に通知するとともに、毎日の献立を展示すること。また食材の地産地消に も取り組むこと。 (7) 食育基本法、保育所保育指針、「保育所における食を通じた子どもの健全 育成に関する取組みの推進について」(平成16年3月29日雇児保発第0 329001号)、「保育所における食事の提供ガイドライン」(平成2 4年3月)等に従い、食育を推進すること。 8 保健衛生 (1) 入所時健康診断を実施すること。 (2) 年2回の健康診断と年1回の歯科検診を実施するとともに、移管先法人の 嘱託医との連携を充分とること。 9 引継ぎ等について 運営主体が変わることにより、子どもに大きな負担とならないよう、移管前の 一定期間、現行の保育内容を継承することを基本に引継ぎを実施すること。 (1) 保育所運営全般 施設長、主任保育士予定者を中心に、保育内容、給食、保護者・地域との連 携、施設・設備など、保育所運営全般について引継ぎを行うこと。 (2) 共同保育 当該保育所に勤務する非常勤保育士の雇用確保ができなかった場合、保育士 が入れ替わることにより子どもに負担を与えないよう、公立の保育士と移管 先法人の保育士が共同で保育にあたり、子どもたち一人ひとりの状況をより きめ細やかに把握するとともに、子ども及び保護者との信頼関係を築くこと。 なお、共同保育の期間は民営化前5か月間とし、原則、開園日に毎日実施す ること。 (3) その他 行政等が実施する研修を受講すること。 ① 保育所の運営管理等に関する研修(施設長、主任保育士、経理担当者等) ② 給食調理に関する実務研修(調理担当職員) ③ 人権に関する研修(全職員) ④ その他保育業務に関する研修(全職員) 10 民営化後の市の対応 (1) 民営化後の保育所の訪問 民営化後の保育所を市職員が訪問し、保育所の状況を確認するとともに、 施設長等から保育の状況などを聴き、必要に応じて指導助言または改善を 指示する場合がある。 (2) 三者協議会の継続 保護者、移管先法人及び市で組織する三者協議会を継続し、民営化後の保 育内容やその方法等について話し合いを行う場を設ける。 なお、三者協議会の解散時期については、協議会で協議の上、決定するも のとする。 11 その他 (1) 募集要項及び諸条件に定める事項を履行するため、協定書を締結すること とする。 (2) その他、市と締結する契約事項については、誠実に履行すること。
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