平成28年度 体力向上「1校1取組」運動を位置付けた体力向上プラン 1

平成28年度
体力向上「1校1取組」運動を位置付けた体力向上プラン
宗像市立大島中学校
校長
竹原 誠
宗像市立大島小学校
校長
中村 藤恵
記載責任者 神崎 羊子
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体力テストの調査結果の分析・考察
●小学生の昨年度の新体力テストの総合評価はA評価を受けている児童は8名、B評価を
受けている児童は15名、C 評価を受けている児童は4名、D 評価を受けている児童は2
名であった。A・B 評価を受けている児童が比較的多いことから、大島小学校の児童は運動
能力が高いと考えられる。また、一昨年度の結果と比べると A・B 評価を受けている児童が
増えており、一昨年度より児童の運動能力が向上したことが分かる。この要因として、大
島でバレーボールクラブや太鼓クラブがつくられ、ほとんどの3年生以上の児童がどちら
かのクラブに所属し、意識的に運動を行う児童が増えたことが考えられる。
C・D 評価を受けている児童は低学年に多かった。この要因として、普段の生活で運動す
る機会が少ないことが考えられる。
●中学生の昨年度の新体力テストの総合評価は、7学年はA評価女子1名、B評価男子1
名のみ、残り3名はC・D判定・8学年はA評価女子1名・B評価女子1名、男子2名は
どちらもC評価・9学年は、男子2名それぞれA・B評価、女子1名がC評価、1名がD
評価であった。全体的にどの学年も全国平均を特に下回っている項目が筋力(握力・上体
起こし)であった。しかし、年度末に1・2学年のみ再テストをおこなったところ、どの
テスト項目も記録が伸びており、その要因として考えられるのが、ほぼ全員が部活動に所
属し、毎日放課後2時間以上の練習に取り組んでいる結果ではないかと考えられる。しか
も、年齢が上がるととともに体力向上は図られている傾向にある。
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目標指数・数値
(1)小学校においては、体育の授業時間だけでなく、普段の生活で運動する機会をつく
るために、学習カードなどを活用し、家庭でも運動に取り組ませるようにする。
(2)体育・保健体育の授業では、中学校保健体育科兼務教諭による5・6年生の授業実
施と少人数を活かした時間の活用と充実化を図り、運動量の確保と技能の向上につ
なげる。特に、基礎体力の向上を図る手立てとして、毎時間帯状的に短いトレーニ
ングを授業で継続的に行い、体力向上につなげる。そして、体力テストでは、個人
の総合的な評価段階を各自昨年度より1つランクを上げることを目標に設定する。
(3)小学校、中学校ともに体力アップシートの活用率を100%にする。体育の授業が
「楽しい」、運動することが「楽しい」と感じる児童90%以上を目指し、今年度もそ
の数値を維持する。
(4)小学校においては、体力向上を実感する一手段として,福岡県子どもの体力向上広
場「スポコン広場」チャレンジランキングゾーンへの参加を高学年中心に促す。
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評価方法
①昨年同様、年度末に再度体力テストを行い、特に、立ち幅跳び(瞬発力)、長座体前屈(柔
軟性)
、握力(筋力)
、50m走(スピード)の記録の伸び率に注目し、効果が得られた
かについて検証を行う。
②新体力テストでは、体力アップシートによる昨年度の記録と比較させ、自分の記録を更
新できたかを確認する。
また、体育・保健体育の授業では、技能の習得においては、種目ごとに技能テストを行
い、課題達成学習による自己評価ができるようにする。
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体力向上「1校1取組」運動名
「小中合同昼休み全校スポーツ」
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本年度の重点「1校1取組」の設定
昨年に引き続き、週1回(木曜日の昼休みに)小学生を中心に中学生を含めた「小中合
同昼休み全校スポーツ(球技・鬼ごっこ・筋肉番付等)
」を行い、楽しみながら、走る・捕
る・投げる・蹴るといった能力や筋力を高めながら運動嫌いをなくす取り組みを行う。
また、児童会主催のスポーツチャレンジ集会の取り組みも継続し行い、運動への興味関
心を促す。