ご参考資料 この数字はなんだ? Vol.102 ナンバー・ナンダー 日 本 2016年5月18日 の 2016年3月 の 9 .4 102 .6 消費活動指数 です 日本銀行は、個人消費の実勢をより正確かつ迅速に把握するための新たな指標として、消費活動指数の 公表を13日に開始しました。2016年3月の同指数は、物価変動の影響を除いた実質ベースで102.4となり ました。暖冬の影響により、エアコンなどの家電の買い替えが進まなかったことや、衣類などの季節商品 の売れ行きが低調だったことなどを背景に、前月比では0.5%減となりました。ただし、消費活動指数は足 元で底堅く推移しており、緩やかではあるものの、個人消費は徐々に改善に向かっていると考えられます。 個人消費の動向を示す代表的な指標としては、総務省の「家計調査」が挙げられますが、日銀は、家計調 査のような「需要側」の統計は、調査対象が高齢者世帯や専業主婦世帯など一部の層に偏る可能性があ り、月々の振れの大きさから個人消費の実勢が把握しづらいとしています。一方で、消費活動指数は、経 済産業省の「商業販売統計」などの政府統計や一部の業界統計など、精度の高い GDPの確報値の算出 にも用いられる「供給側」の統計を統合することで算出されます。そのため、消費活動指数は相対的に振 れが小さく、個人消費の実勢をより正確に把握できると期待されています。 消費活動指数は、今後、原則として毎月第5営業日に前々月分が発表される予定です。日銀は、景気判 断において、日本のGDPの約6割を占める個人消費の動向を正確に把握することが重要であるとしており、 今後の日銀の金融政策を見通す上では、同指数の動向にも注目する必要がありそうです。 消費活動指数と消費支出指数の推移 115 (2003年1月~2016年3月) (2010年=100) 110 実質消費支出指数(家計調査) 105 100 95 実質消費活動指数 90 85 03 04 05 06 07 08 09 10 11 ※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。 12 13 14 15 16 (年) (出所)日本銀行、総務省 ■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資 料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成 時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産に は為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。 投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご 覧ください。 1/1
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