(その2)業務委託仕様書

高島サステイナブルオフィス運営支援(その2)業務委託仕様書(案)
1.業務の名称
平成28年度 第447号
高島サステイナブルオフィス運営支援(その2)業務委託
2.業務委託期間
契約締結の日から平成29年3月24日(金)までとする。
3.主旨・目的
本市では、
「高島市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下、「総合戦略」という。)」の
推進において、基本目標の一つに雇用創出を置き、そのテーマとして「地域産品の徹底的
な強化」と「高島に暮らすすべての人に仕事(役割)を生み出す」を掲げた。
このうち前者においては、
「高島ちぢみ」の海外販路開拓や、大手百貨店とのコラボレー
ションによる「発酵食品」の新商品開発など、高島発のイノベーションにより、地域に雇
用と経済循環をもたらす「高島プロダクト」として販路に乗せる取り組みを昨年度から実
践している。
本業務では、これら2つの先行事例に続き、さらなる地域資源の発掘、既存資源への新
たな価値の付加を行い、高島に雇用と人の流れを生み出す新たな「高島プロダクト」の創
出を図り、これを事業化、または販路に乗せる体制(地域商社機能)の基盤づくりを検討
する。加えて、これらを推進しうる人材を発掘・育成することで、地域のヒト、モノ(コ
ト)、カネが循環し、自走できる持続可能な高島のまちづくりを進めることを目的とする。
4.委託業務の内容
(1)事業の条件整理と実施計画の策定
総合戦略や平成27年度サステイナブルオフィス運営支援業務等の成果を踏まえて、
本年度業務の実施計画を策定する。
(2)新たな「高島プロダクト」創出のための基盤づくり
① 高島らしいイノベーションの抽出
高島らしいイノベーションとして発信できる地域資源、商品、サービス、技術、
仕組みなどを発掘し、商品化・事業化の方向性を整理する。
なお、イノベーションの例として、技術革新や多分野への技術転用のみならず、
新たな販路開拓、新たな商品やサービスの創出、既存商品の高付加価値化のほか、
新たな生産方法や生産体制の構築、他分野にまたがる複数の課題を同時に解決でき
るコラボレーションなどが想定され、総合戦略に掲げる施策推進の観点が含まれる
ことも期待される。
抽出・整理は10件を目標とし、今後、②に掲げる「高島プロダクト」へのブラ
ッシュアップを図ることを前提に、一定の市場価値を示しながら整理すること。
② 地域商社機能の体制づくりの検討
高島の地域資源等を活かした新商品や事業の開発、販路開拓を持続的に担う体
制づくりを検討する。検討にあたっては、①で抽出した高島らしいイノベーショ
ンの中から、翌年度以降「高島プロダクト」を実際に創出し、商品開発から販売
までのモデル事業を実施することを視野に入れ、高島らしい「地域商社機能」に
必要な人材発掘や育成、ネットワーク化、その組織体制や運営方法、またこの機
能を持続可能にするための資金調達方法等を検討する。
(3)高島らしいイノベーション創出に携わる人材の発掘・育成
① 高島らしい商品や仕事づくり、起業や新事業の立ち上げに取り組む人材の発掘
委託業務の内容(2)の①で抽出した高島らしいイノベーション事例や、総合
戦略にも掲げる「高島に暮らす全ての人に仕事(役割)を生み出す」という観点
から、高齢者や障がいのある人、女性の活躍推進につながる分野に関心ある人材
を発掘するプログラムを企画・運営する。事業化に真に関心ある人材を発掘・育
成するため、対象は20人程度とし、3回程度のプログラムを企画・運営する。
② 高島らしいイノベーション創出に携わる人材をサポートする体制の構築
①で発掘した人材等に対し、産官学金労言等多様な関係者が必要な支援や助言
を提供するなど、人材の育成とサポート体制構築につながる機会を創出する(2
回以上)
。
(4)成果のとりまとめ
上記事業の成果(会議関係資料を含む)を報告書にとりまとめることとする。
(5)打ち合わせ協議
必要に応じて委託担当者との打ち合わせを実施する。(4回程度)
5.業務実施条件
業務実施にあたっては、高島市よりサステイナブルオフィスの業務に携わる行政スタッ
フを配置するので、内容に応じて、逐次、連携・分担を行う。
6.業務委託費
予算額は、3,785,400 円(消費税および地方消費税含む)とする。委託費の対象は上記「4.
委託業務の内容」に係る人件費や事業費に係るものとする。
7.成果品
この契約に係る成果品は次のとおりとする。
(1)実績報告書(A4版、適宜カラー、簡易製本も可、3部)および実績報告書を記録
した電子記録媒体(CD-R 等)
。
(2)その他、市が指示したもの。
※文書作成は、ワード、エクセル、パワーポイントで行うものとする。
8.不当介入に関する通報制度
高島市の発注する建設工事等における暴力団員等による不当介入の排除について
(1)受託者は、施行について暴力団員等(暴力団の構成員および暴力団関係者、その他
市発注工事等に対して不当介入をしようとするすべての者をいう。)から不当介入(不
当な要求または業務の妨害)を受けたときは、断固としてこれを拒否するとともに、
不当介入があった時点で速やかに警察に通報するとともに、警察が行う必要な捜査に
協力するものとする。
(2)受託者は、前項の規定により通報書(別記様式第1号)により高島警察署に届け出
るとともに、監督職員に報告するものとする。また、受注者は、以上のことについて、
下請負人(すべての協力者を含む。
)に対して、十分に指導を行うものとする。
(3)受託者は、暴力団員等による不当介入を受けたことが明らかとなり、工程等に被害
が生じた場合は、監督職員と協議するものとする。
9.その他
(1)受託者は業務遂行にあたり知り得た事項については第三者に漏らしてはならない。
(2)委託業務の遂行のために市が提供した資料、データ等は委託業務以外の目的で使用
しないこと。またこれらの資料、データ等は業務委託終了時に市に返却すること。
(3)成果物に関する著作権は、特別な理由がない限り、市に帰属する。
(4)本業務の再委託は、基本的に認めない。ただし、必要な場合は、事前に再委託範囲
および再委託先を市に提示し、協議、了承を得ること。
(5)その他、委託業務内容の実施のために必要な事項については、市と協議のうえ定め
る。
以
上