ジオシンセティックスによる路盤の陥没対策

ジオシンセティックスによる路盤の陥没対策
原題:Erdfallüberbrückung
mit Geokunststoffen im Netz der Deutschen Bahn
●著者・所属:Hartmut Hangen ; International Huesker Synthetic 社 , テクニカル・トレーニング・マネージャー , ドイツ , Jürgen Baumbusch ;
Aquasoil Ingenieure & Geologen 社 , 社長 , 同
●誌名:EI: Eisenbahningenieur Vol.66 No.10(2015-10) pp.26-30
●言語:独語 ●原文中図:12 ●表:2
軌道・構造物
ドイツでは輸送ルートを安全に保つために、路盤の陥
Netz 社の路線網におけるジオシンセティック・シンクホ
没に対する部分的、あるいは全体的なジオシンセティッ
ール・ブリッジングの適用所見および経験について概説し
ク・アーマリングの使用において、すでに 15 年以上の実
ている。従来の建造方法と比較して、ジオシンセティック・
績がある。十分に高い抗張力、軸強度および高い延性は、
シンクホール・アーマリングが技術的に同等であり、しか
この分野における技術的パラメーターである。本記事で
も経済的にメリットがある選択肢と考えることができる。
は、リファレンス・プロジェクトをベースにして、DB
Frose ∼ Nachterstedt 路線の安全コンセプト:左から深締固め、高張力ジ
オグリッドの設置、陥没抑止状況
出典 EI: Eisenbahningenieur
鉄道構造物におけるジオシンセティックスの用途例
出典 EI: Eisenbahningenieur
鉄道網における自然災害に伴うリスク
原題:Naturgefahrenrisiken
auf dem Streckennetz der Schweizerischen Bundesbahnen
●著者・所属:Serena Liener ; geo7 社 , 地域リーダー , スイス , Esther Schönthal ; 同 , 研究員 , 同 , Peter Gsteiger ; 同 , 地域リーダー , 同 , Marc
Hauser ; SBB 社 , スペシャリスト , 同
●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.64 No.10(2015-10) pp.68-73
●言語:独語 ●原文中図:8 ●表:0
SBB(スイス連邦鉄道)が運用する鉄道網は年に数回、自然災害による
脅威にさらされる。SBB はそのような災害の発生を抑止するために、包括
的でリスクに基づくスキームを構築することを決定した。そして、
GIS(地
理情報システム)に基づく手法の適用により、全鉄道網に関する動的なリ
スク評価を創出する geo7 と称する組織を立ち上げることを決めた。これ
は長期的な防護策の計画と経費効率に優れる防護構造の計画を可能とす
る。さらに、交通の発展に関連する将来のリスクのモデル化や資金の必
要性に関する重要な戦略ツールとなる。
SBB におけるリスクの包括的概念
出典 ETR: Eisenbahntechnische Rundschau
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World Railway Technology 2016.1