科目名 災害看護学 選択科目 2,4 年次 1 学期 科目コード 217 科目責任者 医学部看護学科 教授 三橋 睦子 科目担当者 医学部看護学科 桐明 あゆみ、佐藤 祐佳、椛 勇三郎、松清 由美子 講義・演習 1 単位 教育目標 災害看護の歴史、理論、法制度、および災害が生命や生活に及ぼす影響と看護活動について理解を深め、 現場で役に立つ「限られた時間の、限られた資源による、臨機応変な看護」の実際について学ぶ。さらに、 グローバル化するなかでの、日本の看護が果たす役割について考察する。 到達目標 1)災害の種類に応じて適切な身の安全の守り方と備えについて理解できる。 教育目標 到達目標 2)災害看護に関する基礎的知識を理解し、災害看護における活動との関連について説明できる。 3)災害時要援護者の特徴と支援の必要性について理解できる。 4)災害時の被災者及び援助者の心理と援助について理解できる。 5)災害サイクル各期における看護職の役割について説明できる。 6)災害時における「地域住民との連携」 「自助」 「共助」の大切さを理解し、バイスタンダーとしての 役割について説明できる。 7)限られた資材と人材で、適切なトリアージと処置を行うことができる。 8)被災地における衛生管理、指導の実際について、人権擁護を考慮した方策について述べることができる。 9)災害直後(1 週間)に「いのち」と「くらし」 「こころ」を守るポイントについて説明できる。 授業計画 第 1 回 災害看護に関する基礎的知識(歴史、理論、制度、災害の種類と安全) 三橋【講義】 第 2 回 災害各期における看護活動と避難所における看護活動 三橋【講義】 第 3 回 避難所や仮設住宅での衛生管理 三橋【講義】 第 4 回 救急活動に必要な技術①トリアージ②応急処置と搬送 第 5 回 慢性疾患と災害 第 6・7回 災害シミュレーション 三橋、松清【講義・演習】 松清【講義】 三橋、桐明、佐藤、椛、松清【演習】 避難所の設営・応急処置と搬送の実際 第 8 回 防災、減災のための備え、 「水災害を考える」 テキスト 三橋【講義】 1)酒井明子、菊池志津子(編) :災害看護、南江堂、2015 1)黒田裕子、酒井明子(編) :災害看護、メディカ出版、2014 参考書 2)野中廣志:実践! 災害看護、照林社、2010 授業中にその都度紹介する。 評価方法 準備学習(予 習・復習等) 試験 70% 演習の参加態度・レポート内容 30% 「災害が起こったとき、生死を分けるポイントは・・」 「被災者の為に何かできることは・・」 「災害の前 の備えとは・・」など災害看護に関心をもっていること。 「限られた時間に、限られた資源による、臨 機応変な看護」の現場感覚をイメージしながら積極的に望むこと。
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