平成 28 年度 都市政策部運営方針 都市政策部長 重里 紀明 部局の基本方針(政策目標) 都市政策部は、道路や上下水道など都市の発展を支える機能的な都市基盤整 備をはじめ、環境保全・環境対策など住みやすい生活環境の整備を推進し、コ ンパクトで居心地のよいまちづくりをめざします。 【まちづくり政策課、街路連立事業課、土木課、環境課、下水道課、水道課】 ① 住みやすさと優しさを次世代へと引継ぐまち 住宅性能及び住環境の向上を図り、安全性と快適性を併せ持つ生活空間の 提供に努めるとともに、コンパクトなまちの特性を活かした便利なまちづく りを進めます。 ② 身近な環境を守り未来につながるまち 川や大気などの身近な環境をきれいに保つため、公害防止対策、環境保全 対策、環境美化意識啓発の推進及び各種環境団体の育成を支援するとともに、 温室効果ガス削減の推進及び市民の意識啓発を推進します。 また、循環型社会の形成に向け、ごみの減量・分別を推進し、適正処理を 行います。 ③ 安全安心で快適に移動できるまち 誰もが安全、快適に移動できる道路整備を推進します。道路等の施設の維 持管理は、点検結果に基づき計画的に施工します。道路の施設整備と地域ぐ るみで交通安全対策を進めます。 また、市民生活の利便性を高める都市機能の充実を計画的に図り、市民が 快適に暮らし、住み続けたいと思うまちづくりをめざします。 ④ 人の集う公園・緑・水辺のあるまち 緑や水辺、公園の有効活用を図り、緑や潤いがあふれるまちづくりを推進 します。 ⑤ 安定したライフラインの整ったまち 計画に基づいた、効率的な施設・管路の整備更新・耐震化と維持管理を行 います。水道水の安定供給とともに公共下水道の整備により衛生的な生活と 水環境の保全、雨水対策も進め、災害に強いライフラインを確立していきま す。 ⑥ 健康で心豊かに暮らせるまち 市民一人ひとりが健康で心豊かに生活できるため、感染症予防法に基づく 防疫対策及び狂犬病予防法に基づく狂犬病予防注射について、大阪府等の関 - 27 - 部局の基本方針(政策目標) 係機関と連携し推進します。 ⑦ 食を身近に感じる産業を育むまち 安全安心な地元産農水産物の生産を支援し、地産地消を推進します。 めざす 姿 ① 住 み や す さ と 優 し さ を 次 世 代 へ と 引 継 ぐ ま ち (5-1) 取組 取組の内容 定住促進住宅リフォー 快適に住み続けられる住まいづくり及び安全 ム助成事業 安心な住まいづくりの促進を図るため、住宅リフ ォーム工事費の一部を助成します。 三世代同居等促進住宅 若年世代の転入による親世帯との同居・近居を リフォーム助成事業 促進するために、住宅リフォーム工事費の一部を 助成し、子どもを安心して産み育てられ、また高 齢者も安心して暮らすことができる住環境を創 出します。加えて、空き家の有効活用を含めた中 古住宅の流通促進を図ります。 転入促進賃貸住宅家賃 独立行政法人都市再生機構(UR)が実施して 助成事業 いる家賃割引制度 U35 割で契約した市外から の若年世代の入居者を対象とし、UR との連携に より本市も家賃の一部を助成することで、若年世 代の転入促進を図ります。 都市計画マスタープラ 現マスタープランは、平成 29 年度に計画期間 ン策定事業 の最終年度を迎えることから、人口減少社会等、 今後の社会情勢などを踏まえた都市計画に関す る基本的な方針を今年度より2ヵ年で定めます。 北助松駅周辺交通量調 北助松駅周辺の現状把握のため、交通量調査を 査事業 実施し、調査結果を分析したうえで、市としての 対策の方向性を検討します。 空家対策事業 老朽危険空家については、所有者の把握に努 め、適正管理を行うよう指導します。また、空家 の有効活用や老朽危険空家となることを予防す る観点から、空家バンク制度の研究を行ってまい ります。 - 28 - めざす 姿 ② 身 近 な 環 境 を 守 り 未 来 に つ な が る ま ち (5-3) 取組 公害防止対策の推進 取組の内容 公害対策関連法や府条例に基づき、大阪府と連 携し、騒音、振動、悪臭、大気汚染、水質汚濁、 土壌汚染等に係る工場、事業所、作業現場等の立 入検査、是正指導等を実施します。また、一般環 境における調査、観測を実施し、本市域における 環境基準の達成状況の検証を行い、公害防止対策 を推進します。 環境保全対策の推進 ごみ等のポイ捨て及び飼い犬のふん等の放置 の禁止に関する条例に基づき、清潔で美しいまち づくりを推進するとともに、快適な生活環境保持 のため、老朽建築物・空地の適正管理対策の推進、 地域清掃への支援、各種環境関係団体の育成支援 など、市民の環境意識の高揚を図ります。 地球温暖化対策の推進 地球温暖化対策の推進に関する実行計画に基 づき、市が率先して温室効果ガス削減対策を推進 するとともに、緑のカーテン推進事業や住宅用太 陽光発電システム補助事業などを展開し、家庭で もできる温室効果ガス削減の取組みを支援し、市 民の意識啓発を推進します。 ごみの減量・分別の推 焼却ごみ量の抑制に向け、容器包装プラスチッ 進 クの分別収集を開始するとともに、その分別の徹 底や、資源となる再生可能な紙類の分別の徹底を 啓発し、ごみのさらなる減量・分別に取り組みま す。 小型家電の回収・リサ 小型家電のリサイクル推進に向け、地域環境基 イクル 金を活用して市民負担の軽減を図り、国の認定事 業者が実施する宅配便による小型家電の回収を 行います。 - 29 - めざす 姿 取組 取組の内容 ③ 安 全 安 心 で 快 適 に 移 動 で き る ま ち 福祉のまちづくり歩道 歩道を設置している道路で、 (5-4) す。 改良事業の推進 交通安全対策の推進 ① 災害時の避難場所への経路 ② 鉄道駅へのアクセス道路 ③ 避難路へのアクセス道路 ④ 道路構造物が劣化している道路 のいずれかに該当する道路7路線(助松式内線、 松之浜大津川線、臨海なぎさ町連絡線、天狗開線、 泉大津府中線、要池団地南通線、千原曽根上条線) の整備を優先的に進めます。平成 28 年度は、市道要池団地南通線外の歩道の段差解消 及び視覚障害者用誘導ブロックの設置を進めま 高齢者の自転車転倒による重篤な事故を防ぐ ため、自転車用ヘルメット着用を促進し、交通ル ールの周知や交通マナーの高揚を図ります。 また、セーフコミュニティ活動との連携を図 り、効果的な交通安全対策を進めます。 自転車等駐車場整備事 南海電鉄連続立体交差の高架下への自転車等 業の推進 駐車場の整備を進めます。 道路舗装整備計画に基 幹線道路の総点検により計画的な舗装工事を づく舗装工事 進めます。平成 28 年度は、市道臨海1号線外の 舗装工事を行います。 橋りょうの補修事業の 橋梁長寿命化修繕計画に基づき、計画的な補修 推進 工事を進めます。平成 28 年度は、泉大津中央線 跨線橋の実施設計を進めます。 南海本線連続立体交差 側道整備は順次進めており、平成 29 年夏ごろ 事業の推進 の全線供用をめざします。 泉大津駅西地区周辺整 泉大津駅西地区周辺整備事業の推進として、都 備計画の策定 市計画道路泉大津駅前通り線の整備、周辺道路の あり方について検討を行います。 自転車ネットワーク整 平坦でコンパクトな地理的特性から自転車利 備事業の推進 用が多いことに加え、自動車、自転車、歩行者が 混在している状況にあるため、自転車通行空 - 30 - めざす 姿 取組 取組の内容 間の整備に関する設計を行います。 ④ 人 の 集 う 公 園 ・ 緑 ・ 水 辺 の あ る ま ち 公園施設長寿命化の推 平成 27 年度に策定した「泉大津市都市公園施 進 設長寿命化計画」に基づき、老朽化した遊具施設 の更新等を計画的に行い、安全安心な公園づくり を推進します。 緑化の推進 緑化活動推進事業助成金を活用した、緑化ボラ ンティア団体による市内各公園への緑化活動の 支援及び美化活動団体(アドプト制度)による植 樹帯等の美化活動への支援を行います。 また、既存の緑の保全を図るため、より充実し た維持管理を行います。 (5-5) ⑤ 安 定 し た ラ イ フ ラ イ ン の 整 っ た ま ち (5-6) 配水管の更新 口径 150 ㎜以上の配水管においては、ライフ サイクルを定め計画的に更新します。 災害対策への取り組み 耐震管ループ幹線(47.29 ㎞)を設定し平成 40 年度を目途に耐震化を進めます。 また、配置人員における効率・効果的な応急給 水に対応できる訓練を行います。 上水道事業健全経営の 地方公営企業の健全化策として平成 28 年度 推進 から平成 30 年度までの間で「経営戦略」の策定 を進めます。そのためのデーター整理とアセット マネジメント(資産管理)の見直しを図ります。 下水道事業の経営健全 下水道会計の健全な運営を行うため、効果的な 化 管理運営や水洗化率の向上による使用料収入等 の確保等の経営基盤の確立に努め、企業会計化事 業の推進を図ります。 水洗化の普及促進 様々な機会を通して、広く下水道の制度・効果 等のPRに努めます。 - 31 - めざす 姿 ( ⑤ 続 き ) 取組 取組の内容 下水道施設の機能維 下水道各施設が健全に機能するよう維持更新 持・向上 に努めます。 公共下水道の雨水整備 大雨・洪水時の浸水被害を軽減するため、雨水 推進 施設整備を進めます。 公共下水道の汚水整備 生活環境の保全・海や川の水質保全のため、公 推進 共下水道の汚水整備を進めます。 ⑥ 健 康 で 心 豊 か に 暮 ら せ る ま ち (3-5) 防疫対策及び狂犬病予 感染症予防法に基づき、大阪府と連携し、機動 防対策等の推進 的な防疫対策を実施します。また、狂犬病予防法 ⑦ 食 を 身 近 に 感 じ る 産 業 を 育 む ま ち (6-3) 地産地消の推進 に基づき、動物病院と連携し、狂犬病予防注射の 促進を図ります。 大阪の特産農水産物である「大阪産(おおさか もん)」の品質の良さを消費者に PR するととも に、地元産農水産物の地産地消を推進します。 農水産業組合との連携 PR・漁業協同組合との連携を強化し、農水産 強化 業従事者が安定的に生産できる環境づくりを行 います。 農業生産の安定化 地域の農業生産の向上と農業経営の安定を図 るため、老朽化したため池(小寺池)の改修工事 (第2期)を行います。 - 32 -
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