社会福祉法人 東郷町社会福祉協議会 < 目 次 > 1.会長挨拶 P1 2.計画の目的・期間・理念・体系図 P2-P4 3.計画内容 (1)住民の主体的参加の推進 P5-P7 (2)地域に根ざした福祉サービスの充実 P8-P10 (3)地域福祉基盤の強化 P11-P12 会長挨拶 この計画策定に際して、現行の「第 3 次東郷町社 会福祉協議会地域福祉活動計画」の検証と見直しを進 めてまいりました。地域福祉をめぐる環境・人間の価 値尺度も大きく変化しております。この変化にも的確 に対応し、障がいのあるなしに関わらず、老いも若き もすべての町民の皆様が「この東郷町に住んでよかっ た」と思える福祉のまちづくりを推進していくことが、 東郷町社会福祉協議会の役割と思います。 今後は、この計画を実現し、東郷町社会福祉協議会 職員が全力で取り組みます。 また関係機関・各種団体の皆様方にも、ご支援とご理解を賜り、町民の皆様 とともに福祉のまちづくりを進めていきたいと考えております。 最後になりましが、2011年3月に東日本大震災が起き、戦後、最も困難 な時期にこの日本はおかれております。 そうした中、この困難を乗り越えて、いつの日にか、多くのことを次世代へ の教訓としていく必要があります。 こうした教訓を基に、来るべき21世紀に向かっていく町を築きたいと思いま す。 平成26年3月 社会福祉法人 会 長 1 東郷町社会福祉協議会 加 藤 利 篤 計画策定の意義・目的 社会福祉法人東郷町社会福祉協議会(以下、 「社協」 )では、法人化 30 年以上に渡り、 住民主体の地域福祉を支援する公益性・公共性の高い社会福祉法人として活動してき ました。 そして、平成 21 年度から平成 25 年度までの 5 ヵ年計画として「第 3 次東郷町社会 福祉協議会地域福祉活動計画」を策定し、平成 23 年度に中間見直しを行い、活動して きました。 その間にも、少子高齢化の進行はもちろん、貧困・虐待・孤立死・自殺・DV・引き こもりといった、深刻ですぐに解決に至らない問題などが福祉課題としてあげられて きました。 こうした状況を踏まえて、地域活動を推進する為には、地域における福祉課題を明 らかにするとともに、組織的、総合的な解決にむけての計画作りが不可欠になってい ます。 そこで、今後も、住民や行政との協働を視野に入れ、 「地域福祉の推進を目的とする 団体」として積極的に事業展開するために、 「第 4 次東郷町社会福祉協議会地域福祉活 動計画」を策定するものです。 2 計画の期間 近年の社会的情勢の変動に伴い、地域を取り巻く環境がより一層変化することも想 定され、また、さまざまな制度の改正が近年中に検討される中、中期的計画による具 体性をもった企画立案を行うえで、3 年後の平成 28 年度を見直し期間として平成 30 年度までの 5 ヵ年とします。 平成26年度 平成27年度 平成28年度 〔見直し〕 平成29年度 平成30年度 計画の基本理念 みんな○ と しゃきょ○ う でつな○ ご○ う 地域の“わ” 第 3 次社協地域福祉活動計画から引き続き、「みんなとしゃきょうでつなごう地域 のわ」を理念とし、東郷町に住んでよかったと思える町づくりを地域福祉を通して進 めていくことを目標とします。 また、本計画策定にあたっては、次の視点に留意して取り組みました。 ① 長期展望と計画的な視点 ・社協として 5 年、10 年先の事業等を見据えた計画立案を行う。 ② 参加と協働の視点 ・町民同士の交流や社協事業への参画など行う。 ③ 選択と集中による効率化の視点 ・最重要事業から計画を立て、時間管理及びタスク管理により効率的に進める。 ④ 福祉の総合相談支援機能の充実 ・多様化する相談(子どもから高齢者、障がい者)に対し支援機能の強化を進める。 3 計画の体系図 住民の主体的参加の推進 (1)ボランティア活動の推進 *ボランティアセンターの運営、各種ボランティア講座の開催、ボランティ アコーディネーターの配置 (2)小地域活動の推進 *地域サポーター制度の拡充、いきいきサロン等実施団体の支援 (3)福祉教育の推進 基 本 *福祉協力校の推進、青少年等ボランティア体験学習 地域に根差した福祉サービスの充実 (1)福祉の相談機能の充実 *地域包括支援センターの充実、障がい者相談支援センターの充実 理 (2)地域生活支援の充実 *高齢者、障がい者、児童支援、その他総合支援 念 地域福祉基盤の充実 (1)社協運営基盤の強化 *財務管理、社協だより、ホームページ等の活用、福祉センターの管理運営 災害発生時の対応 (2)福祉ネットワークの強化 *福祉施設や民生委員児童委員との協働、広域社協との連携、災害ボランテ ィアセンターのマニュアル作成の検討 (3)社協基盤整備と事業展開強化 *会員募集、共同募金の周知強化 *基金の運用強化 4 計画の内容 【1 住民の主体的参加の推進】 ①ボランティア活動の推進 1)町民活動センター担当課と情報交換する機会を増やし、いこまい館での出張相談 など効果的なコーディネート業務ができる体制作りを検討する。 2)ボランティアセンターの各種助成について見直しする。 3)ボランティア連絡協議会のあり方について検討する。 4)企業、会社のボランティア活動について情報収集し支援のあり方を検討する。 5)災害ボランティアセンター運営についての講座開催を検討する。 〔ボランティア活動中〕 ② 小地域福祉活動の推進 1)地域サポーター制度の拡充を地区ごとの状況に応じて検討する。 ・制度の周知、サポーターの育成については地区説明会での実施を検討する。 ・町の災害時要援護者登録制度との関係を整理する。 2)いきいきサロンについては助成金以外の支援のあり方について検討する。 ・高齢者サロンについては地域包括支援センターと連携し支援する。 ・子育てサロンについては必要としている人への情報提供を強化する。 3)災害ボランティアセンター開設運営について ・職員の災害時対応力の資質強化(運営能力の拡充) ・センター開設・運営ノウハウの集積と準備。 ・センター開設運営マニュアルを作成する。 5 〔地域サポーター活動中〕 〔地域サポーター研修〕 ③福祉教育の推進 1) 福祉教育全般を通して、保護者の参加が促せるような機会を検討する。 2) 青少年等ボランティア体験学習については、小中学校での出張説明会など生徒が 申込みしやすい環境整備を図る。 ④福祉の総合相談支援機能の充実 1)地域包括支援センターの充実 ・介護予防ケアマネジメント体制の充実を図る。 今後も高齢者の増加が見込まれる中、要支援者の適切なケアマネジメントを 実施する。 ・地域住民へ向けた介護予防啓発活動を推進する。 いきいき交流教室や介護予防サポーターなどにより、介護予防を目的とした 啓発活動を継続する。 ・高齢者総合相談支援の周知と強化を行う。 総合相談窓口として地域包括支援センターの周知に努めます。また、関係機 関と連携しながら相談者のよりよい生活支援となるよう、介護保険制度や成 年後見制度などの活用も検討促進する。 ・関係機関との連携を深め、包括的で継続性のあるケアマネジメント体制を支 援する。 6 2)障がい者相談センター「ローゼル」の充実 ・三障がい(身体・知的・精神)の基本相談を実施する。 ・サービス等利用計画を作成し、利用者本位のサービス提供されるよう各関係 機関と連携する。 ・障がい児への相談、計画の作成業務を行う。 (新規) ・「ローゼル通信」を発行し、障がいへの理解や啓発を目的として地域へ情報 発信していく。また「ローゼルサロン」を開催し、障がい者同士の交流や情 報提供を行う。 ・行政、他の相談支援センター、各関係機関等の連携強化を図る。 〔ローゼル相談風景〕 〔介護予防教室〕 3)児童福祉部門 ・福祉教育の充実(福祉実践教室の実施) 「体験から理解へ」 *夏休みふくし体験広場の実施 *小学生の親子で「ふくし」を学ぶ機会の提供 *青少年等ボランティア福祉体験学習の実施 *中高校生、大学生の児童ボランティア体験の場の提供 *子育てサークルへの支援(助成) 〔福祉実践教室〕 〔青少年ボランティア福祉体験学習〕 7 【2 地域に根ざした福祉サービスの充実】 ①地域生活支援の充実 1)高齢者支援(居宅介護支援・訪問介護・通所介護事業) 運営方針(社協が行う介護保険事業とケアシステム)を明らかにするとともに、 安定した経営を目指すために、事業単位での数値目標について検討する。 *居宅介護支援事業 ・地域包括支援センターや介護保険事業所、各関係機関はもちろん、地域のボラン ティアとの連携を深めたケアマネジメントを目指す。 ・ケアマネジメントの質の向上を目指し、主任ケアマネジャーの取得者を増やした り、特定事業所としての取り組みを検討する。 *訪問介護事業所 ・サービスの質の向上を図る為に、業務のマニュアル化を推進し、サービス評価へ の取り組みを検討する。 ・研修はもちろん、介護福祉士取得を推奨するなど、ヘルパーの介護技術の向上を 図る。 *通所介護事業「あやめ」の充実 ・居宅介護支援事業所との連携を強化し、利用者の情報の共有を行いニーズに合わ せたサービスの提供を行う。 ・インターネットを通じての情報発信の検討を行う。 〔あやめ活動風景〕 8 2) 障がい者支援(居宅介護事業・重度訪問介護事業・生活介護事業・就労継続支援 B型事業) 運営方針(社協が行う障害者総合支援法事業とケアシステム)を明らかにする とともに、安定した経営を目指すために、事業単位での数値目標について検討す る。 *居宅介護・重度訪問介護事業所 ・サービスの質の向上を図る為に、業務のマニュアル化を推進し、サービス評価 への取り組みを検討する。 ・多岐にわたる障がい者のニーズに対応する為、計画相談事業所との連携を深め、 ヘルパーの研修内容のあり方について検討する。 *生活介護事業「コスモスの家」の充実 ・利用者の自立した日常・社会生活を営むことができるように、提供するサービ スの質が向上するように努める。 ・安定した経営が継続できるように、人を育てる研修機会を充実する。 ・行政、相談支援事業所、関係機関などの連携を強化する。 *就労継続支援B型事業「たんぽぽ作業所」の充実 ・利用者が将来就労できるように必要な訓練及び指導を行う。 ・「工賃向上計画」に基づき一人あたりの作業工賃の向上を目指す。 また近年は自動車関連作業の受注の減少が見られるため、幅広い業種から 新規作業受注先開拓を行うとともに、インターネットを利用した自主製作品 の販売も検討する。 〔コスモスの家活動風景〕 〔たんぽぽ作業所活動風景〕 9 3)生活困窮者支援 ・生活困窮者自立促進支援関連制度では尾張福祉事務所・県社協・ハローワーク との連携を強化し対応する。 ・自立に向けた適正な支援を行い、社協貸付制度利用と貸付適正額を検討する。 4)日常生活自立支援事業 ・瀬戸市社協から業務移管を受け平成 27 年度から社協で実施するするため町内の 介護保険事業者、障がい者福祉サービス事業者と連携し利用者の支援を行う。 5)家具転倒防止事業 ・町内企業と連携し実施する。 *防災カルテ登録者のみから拡大する方向でリフォーム会社の協力を得て 家具転倒防止対策を図る。 〔家具転倒防止事業〕 10 【3 地域福祉基盤の強化】 ① 社協運営基盤の強化 1)適正な財務管理を行い基金の積立、退職金の積立の要綱、計画の作成 2) 新会計基準への移行(平成 26 年度実施) 3) フェイスブックなどの情報ツールの活用(新規) 4)定款、諸規定の改定、整備 5)民間財源の充実 6)社協だより、広報とうごう、ホームページの情報発信 ←〔社協だより〕 ↑〔ホームページ〕 ② 福祉ネットワークの強化 1) ひとり暮らし高齢者花見会、障がい児者クリスマス会については従来の民生委員 児童委員協議会やボランティア以外にも広く協力者を得ながら実施する。 2) 社会福祉大会の開催 3)福祉団体(老人クラブ連合会、遺族会、身体障害者福祉協議会、知的障害児者連 絡協議会)への支援、助成については団体の活性化を図る。 4)障がい者団体連絡会の創設支援(新規) ・障がいの種別を越えて連携と活動を身体、知的、精神の障がい者団体および支 援者・各関係機関等で構成する会の自主的活動を支援する。 ③「社協基盤整備並びに事業展開」 (1)地域福祉部門 ・会員募集の実施・強化 *地域の中でわかり易い事業展開を目指し会員のメリットを生かせる 制度の設立と検討、新規会員の取得方法の研究、法人企業への運動強化 ・共同募金会との業務連携の継続強化 *募金意義(自分の町をよくするしくみ)の周知方法を検討する。 *職域募金の方法について検討する。 11 ・共同募金会との業務連携の継続強化 *地域に出向いた募金方法の検討、調査 *戸別募金、地域募金、職域募金の新規開拓 *赤い羽根作品コンクール実施継続による募金の啓発 〔街頭募金〕 〔学校募金〕 〔作品コンクール展示〕 (2)高齢者施策部門 ・高齢者の居場所つくりの支援 *いきいきサロンの支援(助成) *一人暮らし高齢者花見事業(再開) (3)障がい者施策部門 ・三障がい者団体を統括する組織の創設支援(新規) (4)災害時対応施策部門 ・災害時における職員対応 *東郷町社協職員災害対応ハンドブックの見直し *避難訓練の実施(年 2 回) 〔避難訓練〕 〔消火訓練〕 12 所在地図 平成26年3月発行 発行:社会福祉法人東郷町社会福祉協議会 〒470-0151 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158-90 TEL0561-37-5411 FAX0561-37-5412 Email [email protected] ホームページ http://www.togoshakyo.jp/
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