龍谷大学へOSV-VHD bootを導入~運用負荷軽減でサービス品質も

お客さまご導入事例集( 文教ITインフラ )
龍谷大学 様
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龍谷大学 様
文教ITインフラ
大宮キャンパス
〒600-8268
京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1
深草キャンパス
〒612-8577
京都市伏見区深草塚本町67
瀬田キャンパス
〒520-2194
大津市瀬田大江町横谷1-5
http://www.ryukoku.ac.jp/
学校法⼈⿓⾕⼤学様は、1639年に⻄本願寺に設けられ
た「学寮」に始まる、9学部、1短期⼤学部、10研究科を
擁する総合⼤学。学⽣の主体的な学びや多様な学びを⽀
援する場所として「⿓⾕⼤学ラーニングコモンズ」を開設する
など、最⾼の教学環境をめざして常に先進的な取り組みを
続けています。
学校法⼈⿓⾕⼤学様(以下、⿓⾕⼤学)では2015年4⽉、全3キャンパスで利⽤されているコンピュータシステムの更改が⾏わ
れました。クライアント端末2,800台、さらにサーバ、ネットワークも同時に刷新するという、国内⼤学では最⼤級規模のプロジェクト。
クライアントを⼀元管理するネットワークブートPCシステムとしてお選びいただいたのは、パナソニック インフォメーションシステムズ株式
会社(以下、パナソニックIS)がご提案した「OSV -VHD boot」です。
1
課題
2,800台の端末を効率的に管理したい。
セキュリティを維持するためにも適切な運⽤管理は必須。
多数のクライアント端末を抱えているが、極⼒少ないサーバと少ない⼈員で効率よく⾏いたい。
2
十分なネットワーク速度を確保したい。
システム規模が⼤きいため、ネットワーク構成が速度を決めるポイントとなる。
ネットワークブートPCシステムについてもネットワーク構成との相性がカギに。
情報メディアセンター
センター⻑ 岡⽥ ⾄弘 ⽒
2,800台もの端末をいかに管理するか?
ネットワーク構成が全体のカギに
1989年という極めて初期の頃よりワークス
テーション600台を運⽤し、デスクトップPCに
よる情報処理教育を始めていたという⿓⾕
⼤学。情報メディアセンター⻑の岡⽥⾄弘
⽒は、今回のコンピュータシステム刷新プロ
ジェクトにおいて重要視した点を次のように語
ります。
「何よりもシンプルな構成であること。極⼒少
ないサーバと少ない⼈員で、学⽣の使う端
また、2,800台という規模から⾃ずと浮上したのが、ネットワーク速度
をいかに確保するかという課題でした。
「2,800台というのは100台、200台とはわけが違います。ネットワーク
構成の巧拙が速度に⼤きく影響するということは⼗分に予想されてい
ました。ネットワーク基盤が全体のカギを握る中で、ネットワークブート
PCシステムにおいても重要なポイントとなったのはネットワーク構成との
相性。特に今回、ネットワーク基盤は別会社にお願いすることとしてい
ましたので、会社をまたいでも上⼿に連携してくれるネットワークスキル
の⾼い会社を選びたいと考えていました」(岡⽥⽒)。
検討の結果、ネットワ
末をいかに効率的に管理するか?が⼀番のポイントでした。セキュリ
ティを担保するための迅速なパッチ適⽤はもちろんのこと、OSのバー
ジョンアップにも都度対応していく必要があります。それもキャンパスご
とにバージョンが異なっていては困りますから、2,800台に対して⼀度
に⾏わなければなりません。これは実習室⽤、⾃習室⽤、CALL教
室⽤、貸出⽤など⽤途によって数⼗種類あるマスタイメージに対し適
⽤作業を⾏うということで、これまでの経験からもかなり難易度が⾼い
と認識していました」。
ークのトラフィック制御
に関する豊富なノウハ
ウに特に期待を寄せ
ていただき、パナソニッ
ク IS の ご 提 案 し た
「OSV-VHD boot」
とその運⽤ツール
「 NetKaleido 」 が 採
⽤されました。
期待効果は
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
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1
効 果
文教ITインフラ
龍谷大学 様
全キャンパスをわずか8名で運用。運用負荷が軽減し、サービス品質もアップ!
“継続モード”機能の活⽤やマスタイメージの絞り込みにより、運⽤負荷が軽減。
少ない⼈数でも無理なく運⽤でき、結果としてサービス品質も向上した!
2
約3分半で端末を起動できるように!
1秒でも早く授業を始めたいから、端末の起動時間はとても重要。パナソニックISのノウハウで⼤幅短縮!
予期せぬ課題をひとつずつクリア
情報メディアセンター
事務部 関本 達⽣ ⽒
「今回の刷新は正直、未知の領域。苦労が
なかったと⾔えば嘘になります」と、情報メディ
アセンター事務部の関本達⽣⽒は振り返りま
す。
「サーバ、クライアント、ネットワークを含めた全
てを同時に⼊れ替えたために、それらの組み
合わせで予期せぬトラブルが起きたことですね。
我々もネットワークブートの仕組みを理解して、
パナソニックISと相談しながらひとつずつクリアしていきました。⼼強
かったのは“なぜうまくいかないのか”“どうすればよいのか”を技術的に
説明してもらえたことです。サービスイン後3ヶ⽉間は各キャンパスに
常駐する体制を組んでもらっていたので、すぐに相談できました」。
わずか8名でも無理なく運⽤できるように
⿓⾕⼤学のシステム運⽤者は全キャンパスでわずか8名。今回
「OSV-VHD boot」に⼊れ替えたことで、「パッチ適⽤のテストがしや
今後の展望
「Netkaleido」を使いこなして運⽤をもっとラクに
今後は運⽤ツール「NetKaleido」の使いこなしを進めたいとのこと。
「差分更新でセキュリティパッチ適⽤の時間を短縮し、なおかつ夜間
に実施したいです。ネットワークも随分安定してきましたので、次のス
テップとしてNetKaleidoを活⽤し、ワークフローに落とし込んでいきた
いですね」(関本⽒)。
すくなった」といいます。
「OSV-VHD bootの“継続モード”機能を使うことにより、⼀般のPC
と同じ感覚でテストを⾏えるようになりました。今まではわざわざマスタ
イメージを書き換える必要があったのですが、この機能のおかげでテス
トの敷居が低くなり、結果としてサービス品質が上がりました」。
また、以前は50以上あったマスタイメージを1キャンパスあたり約10ま
で絞り込めたことも運⽤負荷の軽減につながりました。これはライセン
ス管理ツール「KeyServer」との組み合わせにより実現したものです。
端末起動は約3分半
そして、先⽣⽅が特に気にされるのがブート速度。端末の準備ができ
ないと授業を始められないため、「もっと速く」という声が寄せられてい
ました。「ネットワーク速度やPCの性能など他の要素も絡む話ですが、
パナソニックISに相談しながら、ノウハウを結集して対処してもらいまし
た。現在のブート時間はログイン完了までで約3分半。先⽣⽅からも
及第点をいただいています。3分以内を⽬標に、現在もチューンアッ
プを続けています」(関本⽒)。
「開かれた学びの空間」をめざしてさらなる整備を
⿓⾕⼤学では2015年度に「⿓⾕⼤学ラーニングコモンズ」を開設。
ノートPCをレンタルして図書館内に持ち込めるなど、授業時間外でも
気軽に学習できるオープンな空間となっています。
岡⽥⽒は「⼀部の情報処理教育でのみPCを使う時代はもはや過去
のこと。ラーニングコモンズの開設で、学内には気軽に⾃習できる“⽌
まり⽊”のようなスペースがあちこちにできました。今後さらに気持ちよく
学んでもらえるよう、ワイヤレス通信の整備やスマートフォンの活⽤も
視野に⼊れて取り組んでいきたいですね」と展望を語りました。
担当営業からひとこと
営業統括部 ⻄⽇本ソリューション営業部 ⻄⽇本第⼆営業所
秋⼭ 登
今回のシステム導入は、個人的にも最大級の規模で
あり、構築中にいくつか想定外の課題が発生しました
が、お客さまとの議論を重ねながら検証して解決すると
いう当社の現場力が発揮できたと考えています。
今後も歴史と先進性を兼ね備えた龍谷大学様の教育
環境の発展に貢献していきたいと思います。
「龍谷大学ラーニングコモンズ」のひとつ、ナレッジスクエア。情報機器を使いながら図書館資料を閲覧できる
(取材は2016年3⽉23⽇)
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・・・
※本パンフレットに記載された社名および商品名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。
※本パンフレットの記載内容は2016年2月現在のものです。内容および対象商品については、予告なく変更する場合があります。
本
社
東
京
支
社
東日本第一営業所
東日本第二営業所
東日本第三営業所
中 部 営 業 所
西日本第一営業所
西日本第二営業所
九 州 営 業 所
〒530-0013
〒105-6022
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大阪市北区茶屋町19-19
東京都港区虎ノ門4-3-1
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大阪市北区茶屋町19-19
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福岡市中央区薬院3-1-24
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