情報通信機器の無線化について

情報通信機器の無線化について
通信技術は有線技術と無線技術が交互に進歩してきた歴史の経緯があります。たとえば、
電信(無線・有線)→電話(有線)→ラジオ・テレビ・アマチュア無線・コードレス電話(無
線)→FAX・パソコン通信・インターネット(有線)→携帯電話・スマートフォン(無線)。
特に最近はスマートフォンやタブレットPCの普及で、無線化が急速に進行してきています。
その実例を紹介します。
1.無線LAN(Wi-Hi)
以前はPCのワイヤレス接続だけに使用されてきたが、最近はスマートフォン・タブレッ
トPCやプリンタ、スキャナー、テレビチューナ等の周辺機器との接続に使用されるよう
になっています。その中心はWi-Hiルータ(親機)です。これも、時代と共に、規格や
セキュリティの方式が変化しています。
規格
最大速度
周波数帯
IEEE 802.11ac
1733Mbps
―
5GHz
IEEE 802.11n
600Mbps
2.4GHz
5GHz
IEEE 802.11a
54Mbps
―
5GHz
IEEE 802.11g
54Mbps
2.4GHz
―
IEEE 802.11b
11Mbps
2.4GHz
―
約10年前は、IEEE 802.11b が主流でしたが、最近は IEEE 802.11ac に対応した製品が
主流になっています。
11ac
3×3
11 a 5GHz
11n g b 2.4GHz
1300+450
通信速度は 5GHz 帯は最大 1300Mbps、
2.4Ghz 帯は最大 450Mbps という意味
PC等のタスクバーにあるWi-Hiボタンをクリックして、Wi-Hi機能をオンにし、接
続したい無線ルータ親機の識別記号であるSSIDやセキュリティキイ(パスワード)を
入力して無線接続する。
2.オンラインストレージ
インターネット上のファイル保管サービスが注目を浴びています、これも、スマートフォ
ンやタブレットPCの普及の影響が大きいと思われます。外出先での一時保存、ファイル
の共有、ファイルの同期化、ファイルの復元などができる。人気の高いオンラインストレ
ージサービスは下表のとおりです。
OneDrive
Google Drive
Dropbox
保存容量
5GB(無料プラン)
15GB(無料プラン)
2GB(無料プラン)
1ファイル当
たりの容量
無制限
10GB
無制限
保存期間
2年間
90日間
90日間
(Microsoft が運営)