テーマ:持久力を維持するために

テーマ:持久力を維持するために
メニュー
主食・主菜・副菜:おにぎらず
副菜:ポテトサラダ
果物:バナナ、キウイ
牛乳・乳製品:牛乳
主食、主菜、副菜(2 つ)、果物、牛乳・乳製品
を揃えることが大切です。
メニューのポイント
持久力を維持するためには、エネルギー源となる炭水化物(糖質)をしっかり摂取するこ
とが大切です。このメニューの主な炭水化物源は、ご飯(おにぎらず)、じゃがいも(ポテ
トサラダ)
、バナナ、牛乳です。副菜に炭水化物補給ができる野菜(かぼちゃ、れんこん)
やいも類を使ったり、炭水化物が多い果物を選ぶとよいです。
ビタミン B1 は炭水化物からエネルギーをつくる時に必要です。不足しやすい栄養素なので
意識して摂取しましょう(ビタミン B1 を多く含む食品:豚肉、玄米、そば、うなぎ、鯛、紅
鮭、とうもろこし、枝豆、豆苗、モロヘイヤなどです)
。
「おにぎらず」は、おかずをたくさん入れることができ、どこでも食べられます。おかず
の具材に、たんぱく質性食品(肉・魚・卵・大豆製品)と野菜類を組み合わせると、栄養バ
ランスを整えることができます。
おにぎらず(ビビンバ) (2 個(4 切)分)
分量
ごはん(胚芽米)
・・・・・140g×2
焼き海苔 ・・・・・・・・2 枚
豚肉(もも)
・・・・・・・ 80g
油・・・・・・・・・・・・ 3g
砂糖 ・・・・・・大さじ 1/2
酒 ・・・・・・・大さじ 1/2
A
コチュジャン ・・大さじ 1/4
みりん ・・・・・大さじ 1/4
濃口しょうゆ ・・大さじ 1/4
ほうれん草・・・・・・・45g
にんじん・・・・・・・・20g
もやし・・・・・・・・・20g
ごま油・・・・大さじ 3/4
濃口しょうゆ・小さじ 1/2
B
酢・・・・・小さじ 1/2 強
スープの素・・少々(0.3g)
塩・・・・・・少々(0.2g)
キムチ・・・・・・・・15g
作り方
1)調味料 A、B をそれぞれ調合する
2)豚肉を小さめに切り、油で炒め、調味料 A で味を付ける
3)ほうれん草を茹で、水分を絞り、5 ㎝程度の長さに切りそろえる
4)にんじんは 5 ㎝程度の長さの千切りにする
5)にんじんともやしを茹でる
6)3 と 5 を調味料 B で和える
7)ラップの上に海苔をひき、海苔の中心部 10 ㎝四方位にご飯(分量の約半分)をひろげる
8)切口を考えながら、肉、野菜類、キムチを色よくのせる
9)残りのご飯をのせて、四方からラップとともに、海苔でしっかり包む
10)海苔がなじんだら、切口を考えながら、ラップの上から半分に切る
テーマ:いつものメニューに一工夫
メニュー
主食・主菜・副菜:お好み焼き(麺入り)
副菜:トマトと枝豆サラダ
果物:オレンジ、キウイ
牛乳・乳製品:ヨーグルト
主食、主菜、副菜(2 つ)、果物、牛乳・乳製品
を揃えることが大切です。
メニューのポイント
「お好み焼き」とは、名前の如く何を入れても良いメニューです。スポーツ選手(特に女
子)は貧血、骨障害の危険性が高まります。また、スポーツ選手に限らず、鉄、カルシウム
は不足しやすい栄養素です。このメニューでは大豆製品(高野豆腐)、青菜(小松菜)を使
っています。これらの食品は、鉄、カルシウムが多い食品の代表ですので、積極的に摂取し
たい食品です。小松菜は広島市の特産品ですので、地産地消にもなります。
「お好み焼き」に麺を入れると、エネルギー(主に炭水化物)をたくさん必要とするスポ
ーツ選手にも対応できます。
お好み焼き (1 枚分)
分量
豚肉(もも)
・・・・・・・ 50g
キャベツ・・・・・・・・ 100g
小松菜 ・・・・・・・・・ 50g
高野豆腐 ・・・・・・・・1 枚
お好み焼き粉・・・・・・・35g
水 ・・・・・・・・・・・適宜
長いも・・・・・・・・・・20g
卵 ・・・・・・・・・・・1 個
油 ・・・・・・・・・・・・3g
蒸し中華麺 ・・・・・・・1 玉
油 ・・・・・・・・・・・・3g
水 ・・・・・・・・・・・少量
お好みソース、かつお節、青のり、マヨネーズ
作り方
1)キャベツ、小松菜は食べやすく細かめに切る
2)高野豆腐をすりおろし、お好み焼き粉と混ぜ、水を入れ溶く
3)すりおろした長いも、卵を 2 に加え混ぜ、1 も加え混ぜる
4)蒸し中華麺を焼き、少量の水で蒸す
5)油を熱したフライパンに、3 の 8 割ぐらいを入れ伸ばし、少し焼いた後に 4 と豚肉をのせ、3
の残りをのせ両面を焼く
6)お好みソース、かつお節、青のり、マヨネーズなどお好みでかける
マヨネーズの代わりに、広島女学院大学食育サークル考案『小松菜ディップ』を!
①小松菜(120g)をざく切りにし、玉ねぎ(30g)は薄切りにする
②鍋に、牛乳(50ml)
、コンソメ(0.5g)
、①を入れ、火にかける
③玉ねぎが軟らかくなったら火を止め、クリームチーズ(40g)
、ちぎった食パン(1 枚分・白い
所)とともにミキサーにかけ、滑らかになるまで撹拌し、塩・こしょうで味を調える
テーマ:疲れた時にも、3 色バランスを考えて
メニュー
主食:焼きおにぎり
主菜・副菜:具だくさんスープ
果物:オレンジ、キウイ
牛乳・乳製品:ヨーグルト
主食、主菜、副菜、果物、牛乳・乳製品
を揃えることが大切です。
メニューのポイント
練習量が多く疲れがたまると食欲も落ちます。しかし、スポーツで消費した栄養素を補わ
ないと次の練習に備えることができません。特に炭水化物(糖質)やたんぱく質は筋肉を維
持するためにも大切ですので、しっかり補いたいです。食欲がない時には、スープ仕立てや
雑炊など、喉ごしのよいメニューにすると食べやすくなります。
このメニューでは、具だくさん汁の中に春雨(炭水化物源)
、魚(たんぱく質源)
、野菜(ビ
タミン・ミネラル源)を入れ、栄養バランスをよくしています。また、焼きおにぎりはその
ままで食べてもよいですし、汁に入れて雑炊風にして食べてもよいです。
おにぎりを胚芽米(玄米)にし、あさり(缶)、切り干し大根の炊き込みご飯にして、不
足しやすい鉄・カルシウム・ビタミン B1 を補っています。また、具だくさん汁にはにんじん、
小松菜(緑黄色野菜)を使い、ビタミン A、ビタミン C、鉄、カルシウムが多くなるように
しています。果物はビタミン C の多いオレンジ・キウイを使っています。
具だくさんスープ (1 人分)
分量
鯛・・・・・・・・・・・・・・80g
小松菜・・・・・・・・・・・・30g
にんじん・・・・・・・・・・・20g
ごぼう・・・・・・・・・・・・15g
セロリ・・・・・・・・・・・・ 5g
春雨・・・・・・・・・・・・・ 8g
スープの素 ・・・・・小さじ 2
水・・・・・・・カップ 1 と 1/2
A 濃口しょうゆ・・・・小さじ 2/3
塩・・・・・・・・・少々(0.3g)
こしょう・・・・・・・・・適宜
ごま油・・・・・・・小さじ 1/3
鯛の代わりに、「いわしのつみれ」に
すると、鉄・カルシウム・亜鉛など
が増えます!
イワシのつみれ(1 人分)
イワシ(正味)
・・・ 80g
れんこん・・・・・・20g
小麦粉・・・・・・・ 6g
みそ・・・・・・・・ 5g
酒・・・・・・・・・ 4g
しょうが・・・・・・ 1g
塩・・・・・・・・・0.6g
作り方
1)鯛をさっと熱湯にくぐらせ、冷水にとり、血合いなどを除き、水分を拭き取り、食べやすい
大きさに切る
2)小松菜の茎は 5 ㎝程度の長さに切り縦の千切りとし、葉は茎と長さを揃え細切りにする
3)にんじんは 5 ㎝程度の長さの千切りにし、ごぼうはささがきにする
4)セロリも 5 ㎝程度の長さの千切りにする
5)A のスープを作り、小松菜の葉以外を入れて煮る
6)野菜が煮えたら、鯛、小松菜の葉、春雨を入れる
※お好みで、レモン汁やタバスコなど入れ、味にアクセントをつけられます