事業概要

技能評価システム移転促進事業の概要
1 事業の目的
アジアの開発途上国に対して、日本の技能検定試験、技能競技大会の手法
(技能評価システム)の移転を促進し、途上国の技能労働者育成に貢献するこ
とを目的としています。
2 対象国
(FY 2002から)
インドネシア、タイ、ベトナム、
フィリピン、マレーシア
(FY2011から)
インド、カンボジア、ラオス
(FY2013から)
ミャンマー
取り組みの途上にある国
インド、カンボジア、ラオス、
ミャンマー
取り組み中進国
フィリピン、マレーシア、ベトナム
取り組み先行国
インドネシア・タイ
※フィリピン及びマレーシアに関しては、FY2013に支援を終了しています。
3
事業のメリット
技能向上により生産性が向上し、国際経済活動の一層の促進に役立ちます。
4 事業のポイント
(1) 日本又は現地で、職種毎に技能検定員を養成します。
2つの検定員養成研修があります。
① 技能評価技法研修
技能検定試験問題・技能検定実施要領・採点基準等を作成する研修
で、政府と業界団体に所属する技能検定担当者が参加します。
② 技能評価者講習
技能検定試験の評価・採点等の研修で、現地の業界団体や企業に所
属する技能評価担当者が参加します。
⇒日本の業界団体・企業等の協力を得て実施します。
(2) 現地で政府機関と連携を取って、職種毎に技能評価トライアルを
実施します。
※技能評価トライアルとは、上記(1)の研修・講習参加者がその成果を試すた
めに実施する検定試験或いは技能競技会です。
(3) 各国毎に官民合同委員会を開催し、事業実績をもとに技能評価
システムの普及方法を検討します。
技能評価システム移転促進事業概念
日
本
JAVADA
基準・問題作成担当者研修
(技能評価技法研修)
政府機関
対象国
評価者の評価・
認定
協力企業等
試験・採点等担当者研修
(技能評価者講習)
連携・協力
協力企業等
技能評価トライアル
(試行的な試験、競技大会)
官民合同委員会
技能評価システムの普及・定着
これまでに実施した職種
金属加工関係
旋盤、フライス盤、機械組立仕上げ、金型仕上げ、CNC旋盤、CNCフライス盤、金属プ
レス、プレス金型製作、プラスチック成形用金型製作、鋳鉄鋳物鋳造、構造物鉄工、電気
溶接、曲げ板金
一般機械器具関係
機械検査、油圧装置調整、機械製図、機械保全
電気・精密機械器具関係
電子機器組立て、電気機器組立て(シーケンス制御作業、配電盤・制御盤組立て)
電気系保全
プラスチック製品関係
プラスチック成形
建設関係
建築配管、冷凍空気調和機器施工、情報配線施工、左官
2016年実施職種(予定)
旋盤
【2級】タイ、ベトナム
【3級】ベトナム、ミャンマー、インド
フライス盤
【3級】ベトナム
金属プレス
【3級】インドネシア
機械検査
【2級】【3級】ベトナム
電気機器組立て(シーケンス制御作業)
【2級】ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー
電気機器組立て(配電盤・制御盤組立て)
【3級】カンボジア
電子機器組立て
【3級】ミャンマー、インド
情報配線施工
【2級】ベトナム
左官
【3級】ラオス
【3級】ベトナム、カンボジア