02 荘内銀行

事例 No.
02
荘内銀行
担当エリア
山形県
認定支援機関紹介
山形県の庄内平野南部に位置する鶴岡市に本店を置く。設立は昭和 16 年、創業
は明治 11 年(第六十七国立銀行)。海外ビジネス支援は山形市にある「海外業務部」が
所管。平成21年10月に北都銀行と経営統合し、フィデアホールディングスを設立。
URL http://www.shonai.co.jp/
所在地
〒997-861
山形県鶴岡市本町 1-9-7
海外進出支援実績地
主な支援内容
・資金調達支援、国際法務、税制度などの基本的な実務支援
・その他、ビジネスマッチングやインバウンドの相談なども含めた非金融分
野での相談にも対応
主な支援対象
業種:製造業、食品加工業、飲食業、サービス業など
取扱商品:食品加工品、肉類、酒類など
国・地域:中国、タイ、インドネシア、マレーシア、台湾ほか ASEAN 諸国
中国
タイ
インドネシア マレーシア
台湾
※その他、ASEAN 諸国
具体的な支援内容
海外に活路を求める県内企業の相談に乗り
地域の強み、企業の強みを見いだしサポート
(1)海外実務のサポート
国際法務、税制度など基本的な実
務サポートを行う。
(2)海外進出・展開相談対応
海 外 に 活 路 を 求 め る 県 内 企 業 の
様々な相談に対応。企業ごとに進出
要件や要望、抱える問題など、事情
が違うことを考慮し、より現場(企
業)目線での情報提供やアドバイスを
実施。その他、海外バイヤーからの
問い合わせや、増加するインバウンド
への対応相談なども受け付けている。
(3)各種セミナーの開催
旬のテーマや関心の高いテーマを
用い、各種セミナーを開催。「 ハラー 関連の増加が見込まれる。
ルビジネスセミナー」では、ハラー
ルへの理解を深めるほか、拡大する 【実例1】タイでの販路拡大を狙う
海外ネットワークの現状について説 企業を中小機構と組みサポート。山
明した他、個別相談会も併催するな 形牛の輸出と一般消費者向け加工品
ど、より具体性のあるセミナーを開 の販路開拓に向けたマーケティング
催している。
支援を行った。
【実例2】山形県庁とタイアップして
タ イ で の 商 談 会 を 開 催。山 形 産 の
(4)専門機関と連携した支援策
専門機関と連携し、地域や企業の ジュース、日本酒等の販路拡大支援
特性、強みを活かした海外進出・展 を実施し具体的な成果に結びつけて
いる。
開支援策の提案をおこなう。
複数の自動車部品企業についてそ 【実例3】山形産のサクランボを海
の拠点をカシコン銀行と連携してタ 外に PR するために、佐藤錦発祥の
イに設けるなど、ASEAN 諸国への展 地、東根市と連携し、タイの日本大
開が増加傾向にある。今後は、食品 使館公邸で試食会も実施した。
「海外展開支援研修」受講実績
平成 26 年度
平成 27 年度
基礎編
基礎編
実践編
実践編
「海外展開支援研修」を受講して
基礎編は、貿易取引実務を学べるなど、とても充実した講義で
した。また、実際の相談シミュレーションを通して、海外支援は
「企業の未来像、将来性を把握する力が必要」という点を再認識
できました。支援企業様の持てる力を引き出し、確実に海外進出、
展開が実現できるように支援していきたいと思っています。
※インタビューおよびアンケートより構成、抜粋
事例 No.
02
担当者インタビュー
荘内銀行
地域密着の地方銀行として
県内の ものづくり企業 の海外進出を支える
地元企業の海外進出を早くから支えつつ、時代の変化に合わせて中小企業の新
たな可能性を見いだせるようにサポート体制を強化。海外提携機関と連携し、農
業や製造業といった地元基幹産業の海外進出を支援する。
Q. 貴行の海外展開の支援体制につい
て教えてください
当行では、地元企業の海外ビジネ
スへの機運の高まりを捉え、行内の
情報集約や対応できる行員の育成に
向けて、平成 26 年に「海外業務部」
を新設しました。改めて独立部署と
して体制を整えましたが、当行では
1990 年代から企業の海外展開支援
に取り組んでいます。
酒田の「東方水上シルクロード貿
易促進協議会」(平成 26 年に活動休
眠)には、中国と密接なパイプがあ
り、酒田港の活性化を図るために、
中国東北部にある黒竜江省・吉林省・
遼寧省の三省との取引、経済交流を
活発に行っていました。当行の海外
ビジネス支援は、協議会設立翌年の
平成 5 年に当協議会事務局に行員を
派遣したのが本格的なスタートで
す。現在は山形県が黒龍江省ハルビ
ン市に設置している山形県ハルビン
事務所に 1 人、タイの提携先の「カシ
コン銀行」に1人を派遣し、現地と連
携して海外支援に取り組んでいます。
Q. カシコン銀行との取り組みとは
カシコン銀行は、日本企業の現地
進出を熱心に支援してくれるタイの
金融機関で、東京にも事務所を構え、
職員が常駐しています。当行とカシ
コン銀行が連携することで、日本国
内にいながらにして、タイ進出を検
討するお取引先企業に対して、幅広
い、より広域的なサービスの提供が
可能となります。
一方のタイでは、カシコン銀行が
日本企業の現地進出活動を様々な形
で支援してくれます。現地コンサル
タント会社の斡旋から進出候補地の
紹介まで、現地ならではの分野にお
いてサポートしてもらっています。
執行役員 部長 石井康一さん
小企業にとっては資金面、人材面で
の課題もあり、海外展開には低くな
いハードルが存在します。
我々は、地域ブランドの育成・強
化の視点を持ちながら、各企業が計
画するビジネスの実現可能性を高め
るためのサポートを行い、進出後も
継続してフォローするハンズオンの
支援を強化してまいります。
Q. 今後の海外進出支援の展望とは
シニアマネージャー 軽部直樹さん
山形には、多くのものづくり企業
があります。実際に、日本観光に訪
れた海外企業のお客様が地元産品を
見て興味を持ち、海外での販売を検
討されたりしています。しかし、中
認定支援機関から海外展開をお考えの企業様へのメッセージ
ご相談に親身に向き合う「お取引先の国際部長」でありたい!
海外業務部は中小企業の海外展開を「お取引先の国際部長」として、計画
の段階からお手伝いさせていただきます。ご相談案件の成功への道筋を共
に描きながら、しっかりと出口までサポートいたします。是非、お気軽に
ご相談ください。
齋藤啓さん
問い合わせ先
荘内銀行
海外業務部
023-626-9050