平成27年度 自己評価書・学校関係者評価書 ①豊かな心をはぐくむ教育

平成27年度 自己評価書・学校関係者評価書
1
①豊かな心をはぐくむ教育の推進
2 いじめや問題への対応
道徳・心の教育の充実
学校は、豊かな人間性を育む心の教育の充実に努め
ていると思いますか。(礼儀、生命尊重,思いやり
など)
学校では、いじめや問題があったとき、すぐに話を
聞いて対応していると思いますか。
3
学校の支援体制
学校は、支援を必要とする子どもの教育について、
共通理解を図りながら取り組んでいると思います
か。
保護者
保護者
児童
児童
児童
教職員
教職員
教職員
0%
20%
40%
60%
80% 100%
保護者
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【学校から】1では、前年度と比較して、保護者の意識が高くなっている。教職員では昨年と同じような結果である。今年度はうさぎ小屋を中庭に移動して、児
童が生き物と触れ合う機会が増えたことも一つの要因だと考えられる。2の「いじめへの対応」は、昨年度とほぼ同じような結果である。教職員はアンケートや
生活の中からいじめの早期発見・早期対応を心がけていじめ問題に取り組んでいると考えているが、児童及び保護者の中には約1割が、いじめへの対応に満足し
ていない。この課題に早急に取り組む必要がある。3の「支援体制」では、教職員で「そう思う」が26年より8%増えているが、「少し思わない」が8%(26年
度は0%)になっている。
①豊かな心をはぐくむ教育の推進
一人一人の児童生徒の尊重
5 友達への思いやり
4
学校は、一人一人の子どもを大切にした指導や対応
ができていると思いますか。
②学ぶ楽しさやわかる喜びのある教育の推進
6
子どもは、友だちとなかよくしていると思います
か。
意欲的な学習態度
子どもは、意欲的に授業に取り組んでいると思いま
すか。
保護者
保護者
児童
児童
児童
教職員
教職員
教職員
0%
20%
40%
60%
80%
保護者
100%
0%
20%
40%
60%
80%
【学校から】4の「児童の尊重」では、児童の「そう思わない」という比率が減少し、「どちらかといえばそう思わ
ない」の比率の増加に移行している。教職員は「そう思う」が若干低下はしているものの全部の教職員が児童理解に
努めようとしている。来年度も教育相談の充実や職員間で児童理解に努めていきたい。5の「思いやり」では、保護
者、児童、教職員のすべてにおいて、「そう思う」の比率が高まっている。子どもたちの仲はおおむね良好といえる
であろう。
8
ICT活用
先生方は、ICT機器を活用してわかりやすい授業づく
りに努めていると思いますか。
授業力向上
先生方は、わかる授業、楽しい授業づくりに努めて
いると思いますか。
保護者
児童
児童
教職員
教職員
教職員
40%
60%
80%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【学校から】昨年度とほぼ同じような結果である。児童の「少し
思わない」「思わない」が12%いる。児童一人ひとりが学習課
題にじっくり取り組み、自分の考えをもって理解を深められるよ
うな授業づくりに取り組んでいく必要がある。
④健康づくりの推進
10
⑤学習施設の整備
11
健康づくり
子どもは、好き嫌いなく食事をし適度な運動と十分
な睡眠に気をつけて生活していると思いますか。
0%
学校の施設・設備は、安全でよく整備・管理されて
いると思いますか。
児童
教職員
教職員
教職員
80%
100%
【学校から】昨年より児童と教職員の意識が高まっ
ている。今年度は学校保健委員会で生活習慣につい
て考えたり、全校体育でドッジボールや長縄を行っ
たりしたことが好結果につながったと考えられる。
13
60%
80%
100%
学校は、子どもの事故防止などの安全教育に取り組
んでいると思いますか。
児童
60%
40%
⑥子どもたちの安全・安心の確保
12 安全と事故防止
施設・設備の安全管理
保護者
40%
20%
90%、教職員が100%に対して、児童は80%と低い。児童
とゆっくり向かい合う時間を確保することや、児童理解の
ための教職員の研修を行うことも必要である。
児童
20%
100%
【学校から】「そう思う」「ややそう思う」が保護者が
保護者
0%
80%
保護者
100%
【学校から】保護者・児童・教職員の三者が、ICTを活用
した授業の難しさを提示している。教職員内では、PC技
能や関心の違いから個人差がある。今後、ICT機器の実
技研修や機器の充実が求められる。
60%
先生方は、子どものよさを見つけ、子どもを理解し
ようと努めていると思いますか。
児童
20%
40%
【学校から】保護者、児童、教職員とも約9割が「そう
思う」「やや思う」であり、児童は学習課題に真剣に取
り組んでいるといえる。ただ、教職員と保護者、児童の
間に差がある。教職員からみると、より集中力をもって
聞く力を高める必要性を感じている。
保護者
0%
20%
③教職員の指導力向上
9 児童生徒理解
②学ぶ楽しさやわかる喜びのある教育の推進
7
0%
100%
保護者
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【学校から】学校創立40年近くになり、施設面の老
朽化が進んでいる。安全点検を入念に行い、危険箇
所の早急な修理を行ってきている。昨年度より児童
の回答比率が高まっている。
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【学校から】児童と教職員の「そう思う」の比率が上
がっている。車通りの多い校区なので、登下校の安全確
保には年間を通して、PTA、地域の協力を得ながら力を
入れてきている。地域の人からの情報や登下校の実態を
把握しながら、現地で直接安全指導を行ってきた。
⑦家庭や地域社会の学校教育活動への参画・支援
14 家庭や地域との連携協力
教育方針・目標の理解
学校は、教育方針や教育目標などを、子どもや保護
者地域にわかりやすく示していると思いますか。
保護者
学校は、家庭や地域と連携・協力しながら教育活動
を進めていると思いますか。
保護者
児童
児童
教職員
教職員
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【学校から】「教育方針・目標の理解」の「そう思う」の比率が、昨年より三者とも増えている。特に児童の7割が「そう思う」であり、その結果が5.「友達
への思いやり」の向上につながっているとも考えられる。また、学校便りの発行を通して、保護者の理解が全体的に高まっている。「家庭や地域の連携」は、教
職員・保護者とも昨年より向上している。学校と家庭との間で、子どもに関する伝達事項を伝え合い、教育活動に活かせたと考えられる。
本校の教育
15
16
自尊感情
子どもは、自分のことを大切にして伸びようとして
いると思いますか。
17
学校が楽しい
子どもたちは、充実した学校生活を送れていると思
いますか。
相談できる人
子どもは、大人に相談していると思いますか。
保護者
保護者
児童
児童
児童
教職員
教職員
教職員
0%
20%
40%
60%
80%
100%
保護者
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【学校から】15の「自尊感情」に関しては、児童に対する質問項目「自分のことを好きですか」に対して、「あまりそうでない」「そうでない」が約20%い
る。学年間で差がある。児童の中には、自分の未熟さを意識して低い点数をつけた子どがも複数いると考えられる。自尊感情を高めるために、一人ひとりのよさ
を認め相互信頼できる人間関係を育てていくことや、その子が自信をもてるような教育活動を進めていくことが求められる。16の「学校が楽しい」は、児童の1
割が「あまりそうでない」「そうでない」につけており、授業の充実や学級集団の中での存在感が感じられるような取り組みが求められる。17の「相談できる
人」では、三者とも約1割が、大人に相談できていないようである。心配事や悩み事や本音を言うことやそれを聞いてもらえる人をもつことの大切さを伝えてい
くことも必要である。
来年度の具体的な取り組みについて
・心の教育の成果として、全学年を通して落ち着いた学校生活を送ることができた。生活面では立ち止まった挨拶をする子どもたちが増えてきているし、無言掃
除も学期末の反省等を活かして、適宜生徒指導部を中心にして取組を深めてきている。来年度につなげる事項として、いじめに対しては、引き続き学校全体でい
じめの兆候を全職員が見逃さない強い姿勢で臨んでいかなければならないということを再確認し、いじめと思われる事案が発生したとき、情報の共有、事実関係
の徹底把握、解決策を講じることを迅速に行っていかなければならない。
・児童一人ひとりが尊重され自尊感情が高まるようにしていくために、全職員で声かけをしながら一人ひとりが認められる機会を多くもつことが必要である。
・学習面では、今年度に引き続いて校内研修の研究授業を通して、児童の意欲化を図り、わかる、楽しい授業づくりに努めていきたい。今年度の全国学力学習状
況調査の結果から、「書く力」に課題があるので、「書く」ことを学習や生活の中で積極的に取り入れていきたい。ICT活用が積極的に行われるように、校内研修
でICTを使った実技研修を行い、教職員がICT機器の使い方を学び、自信をもって活用できるようにする。
・健康、安全面では、運動に親しむ児童は増えてきている。ただ、運動施設等が古くなっているため、安全点検時の項目や注意点を再検討し、小さな破損を見逃
さず早急に修理をしていかなければならない。今年度、自転車の交通事故が一件あった。安全マップに書き加え、自転車五則を生活の中で活かせるように指導を
行う。
学校関係者評価
・一つ一つの項目に学校全体として真剣に取り組まれ、日頃の教育活動の成果が出ている。
・全体的に授業に取り組む態度がよく、落ち着いて学習に取り組んでいる。板書がきれいで理解が深まるような手立てがなされている。
・楽しい学校生活を送ることができている児童が多く、いじめと思われるような様子は見られない。ただ、約1割の児童が「少し楽しくない」または「楽しくな
い」と感じているので、理由を確かめて個別に対応をしてほしい。いじめの早期発見として、家族が一緒に食事をとるときの子どもの表情や様子などから、その
変化に気付き、学校と連絡を取り合うことも必要である。
・自尊感情を高めるために、「できない自分でさえ愛おしい」という自己肯定感を育てることが求められる。そのために、周囲がその子を尊重すること・認めら
れるような教育活動を進めてほしい。
・地域の行事に、子どもやPTA・子ども会の役員の親は積極的に参加している。地域活動において、子どもたちが参加できる活動を考え取り入れる必要がある。
・今、通信情報網の時代になり様々な問題が生じてきている。教職員、保護者、児童がともに考える機会をふやすことが大事である。