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日本の教育者である勝田守一の「思考と言語とは、もともとちがった根から
出ているものであるが、人間では思考と言語とが互いに干渉しあい、あるいは
たすけ合って、人間的な特性をもつ思考や言語として発達する」という言葉か
ら、言語の思考に対する重要性が読みとれる。また、国立教育政策研究所が、
これからを生き抜く力として定義した「21世紀型能力」の中では、基礎力の
中に「言語スキル」が、すべての能力を支える力の1つとして挙げられていま
す。現在の中学1年生が大学受験を迎える 2020 年には、大学入試は大きく変化
すると言われています。出題内容には教科の枠組みを越えた合教科・科目問題
や記述式も取り入れられ、思考力や判断力、表現力を評価するという内容にな
り、また、各大学の個別試験でも小論文や面接、集団討論などが取り入れられ
ることになるでしょう。
これからの時代で活躍し、入試改革に対応する力をつけるためにも、そのベー
スとなる語彙力と社会を読み解く読解力が大切と考えられます。