川並小学校での1ヶ月

大垣市川並小学校
平成 28 年 5月号
H28・5・2
川並小学校での 1 ヶ月
校長 大野 裕子
川並小学校に赴任して1ヶ月が過ぎました。この1ヶ月ですてきな子どもたちの姿をたくさん
見ることができて、本当に嬉しく思っています。
何よりもあいさつが素晴らしい。毎朝、校門やJA前に立っていると、かなり離れたところか
らの「校長先生、おはようございます。
」の声が私を元気にしてくれます。校舎の中で出会ったと
きも、
「おはようございます」や「こんにちは」と先手あいさつができます。私も負けないように
あいさつを返しています。あいさつ一つで気分が明るくなります。
授業におじゃますると、どの子も授業に集中して取り組んでいます。時々集中が切れて先生に
注意を受けることもありますが、すぐに改めたり直したりすることができます。素直さは成長の
第一歩です。
1年生を迎える会や登下校など、高学年の子が低学年を気遣って優しく声をかけたり働きかけ
たりすることができます。高学年の子たちが、全校のリーダーだという自覚をもって行動しよう
としていることがよく伝わってきます。
6年生は、卒業式の卒業生の素晴らしい歌声にあこがれをもって、自分たちもあんなふうにな
りたいと昼休みの合唱練習を自主的に申し出たそうです。先輩が築いたすばらしい姿が受け継が
れ伝統になりつつあるのだと感じています。今後がますます楽しみです。
子どもたちのすばらしい姿はもちろんですが、保護者や地域の方が、子どもたちのことを一番
に考えて、一生懸命学校を支えてくださっていることにも本当に頭が下がります。登下校を見守
ってくださる地域の方、遠いところから付き添ってくださっています。
「子どもたちのためもある
けど、自分の健康のためにもいいからね。
」と笑顔でおっしゃってくださいます。PTAの方も、
お忙しいお仕事の合間をぬって自主的に子どもたちの登下校を見守ってくださいます。また、学
校支援ボランティアの方も、子どもたちのために何ができるかを一生懸命考えてくださっていま
す。ありがたいことです。
先日の町民運動会を見てもわかるように、
「川並」というひとつのコミュニティの中に、川並小
学校があることを実感しました。川並小学校としても、保護者や地域の方から受け取るばかりで
なく、こちらからも発信していくことをこれから考えて実行していきたいと考えています。
□1 年生を迎える会を開き、もう立派に小学生の仲間入りです🎊
14 日(木)に、
「1 年生を迎える会」を開きました。計画委員会が主体となって、進行し、各学
年がゲームをしたり、プレゼントを渡したりして 1 年生を歓迎しました。1 年生の子たちは、自分
の好きなものを、全校の前で大きな声ではっきりと言うことができました。
また、ほかの日には、2 年生の子と一緒に学校探検をして、どんな教室があって、どんな勉強を
するところなのかを説明してもらい、プリントに一生懸命メモをしていました。小学校のことを1
つ1つ覚え、行事に参加することで雰囲気を感じ取っていました。すべてが初めての体験なので、
先生や上級生の話を聞きながら、緊張しながらも一生懸命に取り組んでいます。どうぞ温かい目で
見守ってください。
そのあと1年生の保護者による懇話会が図工室で行われ
ました。PTAの役員の方から学校行事や家庭教育学級等
のPTA行事についての話を聞き、そのあと交流会をしま
した。図工室で1つのテーブルを囲みながら話ができたの
で、輪が広がってよかったとの感想がありました。
□委員長認証式
13日(水)の全校朝会で、平成28年度
の各委員会の委員長の認証式を行いました。
各委員長が、校長先生から直接認証状をい
ただき、この1年間自分の仕事の責任の重さ
を感じ取りました。
どの委員会もやる気満々で、新学期とは思
えない活動をスタートさせています。昨年度
の6年生の後姿をよく見ていたのですね。こ
の1年間で、さらに自分たち独自の活動を生
み出し、新たな伝統を創っていきます!
□第 1 回命を守る訓練
18 日(月)に、第 1 回の「命を守る訓練」をしました。今回は、自分の教室からの避難経路を確
認することと、基本的な避難の仕方を学ぶことがめあてです。地震の時は、机の下にもぐり、机の脚
をしっかりと持って頭や全身を守る、火災発生の時は、ハンカチを口にあて、
「おさない はしらない
しずかに もどらない」の約束を守って避難します。
校長先生や大垣消防署南分署の副署長さんに、とても静かに整然と避難できたとほめていただきま
した。
帰りは、初めての全校一斉下校でした。各地区の校外委員さんに付き添っていただき、通学路の確
認と、危険な場所や「こども110番の家」の確認をしました。次回5月の一斉下校の時には、
「登下
校中にもし地震が来たら!」を想定して、災害時に特に危険な場所を確認し合う予定です。