1/2 ものづくりのこだわりを、ヒト、社会、そして未来へ。 三菱化工機ニュース(プレスリリース情報) №433 平成28年5月11日 総務人事部 法務グループ 川崎製作所における実証⽤⽔素ステーション建設について 三菱化工機株式会社(社長:髙木 紀一)は、川崎製作所(川崎市川崎区大川町2-1)敷地内に、開発中の 水素ステーション充填パッケージの実証運転、並びにオンサイト型水素ステーションに納入している小型 水素製造装置HyGeia-Aの運転効率化、改良等を目的とした実証用水素ステーションを建設する運びとなり ました。当社はJHFCプロジェクト(Japan Hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project)*1当時より、水素 ステーションに小型水素製造装置を納入し、水素ステーション建設工事にも携わってきました。小型水素 製造装置の納入は20基以上、水素ステーションの建設は15ヶ所(工事中を含む)の実績があります。本年3 月に経済産業省より発表された「水素・燃料電池戦略ロードマップ改訂版」により、燃料電池自動車 (FCV)の普及目標および水素ステーション建設目標が明示され、今後水素社会の実現に向けた取組がさら に加速していくことが予想されます。 当社は、本実証用水素ステーションを基に、最適仕様の確立、建設工事のコストダウン、より適切なメン テナンスの確立を一層進めることにより、低炭素社会を担う水素ステーションのさらなる普及に向け事業 活動を展開してまいります。 本実証用水素ステーションの特長は次の通りです。 ①自社開発の水素ステーション充填パッケージの採用 昨年、デンマークのH2 Logic社*2から技術導入した水素ステーション充填パッケージ「CAR-100」を、日本 国内仕様に適合するよう開発したディスペンサー一体型の水素ステーション充填パッケージを設置。 ②パッケージ化による工事の簡略化 20ftコンテナによるユーティリティ設備のパッケージ化により、現地工事(基礎、配管、計装電気工事) を簡略化。 ③小型水素製造装置HyGeia-A*3の設置 当社水素事業の主力製品である小型水素製造装置HyGeia-Aを設置し、水素ステーションにおける運転効率 化、改良等を検討。 工事は本年6月に着工し、同11月頃に完成する見込みです。 尚、本水素ステーションは、川崎市の進める「水素社会の実現に向けた川崎水素戦略」に基づく取組であ り、水素供給システムの構築に向けて両者が連携・協力し実証運転等を行うことで、水素社会の実現を目 指すものです。*4 三菱化工機水素ステーション概要 ・都市ガスを原料とし、水素ステーション内で水素を製造・供給するオンサイト型。 ・高圧水素圧縮機、蓄圧器、ディスペンサーを一体型にした、水素ステーション充填パッケージを設置。 ・水素充填能力は、オンサイト型水素ステーションで標準的な300Nm3/h。 *1 JHFCプロジェクト(Japan Hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project) 平成14年度~平成22年度まで燃料電池自動車の本格的量産と普及の道筋を整えるために行なわれていた、経済産業省の燃 料電池システム等実証試験研究補助事業に含まれる「燃料電池自動車等実証研究」と「水素インフラ等実証研究」から構 成されるプロジェクトです。 *2 H2 Logic社(H2 Logic A/S、社長 : ジェイコブ・クログスガード) 水素ステーション充填設備の開発、販売を目的に2003年に設立された会社で、欧州を中心にパッケージ化された水素充填 設備の販売を行うと共に、水素ステーションの運営管理も行っています。 *3 小型水素製造装置HyGeia-A 川崎市では、市内事業者の優れた製品・技術の原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で温室効果ガ スの削減効果について表彰及び認証をする低CO2川崎ブランド、川崎メカニズム認証を設けています。HyGeiaシ リーズは低CO2川崎ブランド平成26年度大賞受賞及び川崎メカニズム認証を受けています。 *4 本水素ステーションは実証用のため、燃料電池自動車への商用としての充填はできません。 以上 お問い合わせ先 川崎市川崎区大川町2番1号 総務人事部 法務グループ 2/2 ものづくりのこだわりを、ヒト、社会、そして未来へ。 №433 平成28年5月11日 三菱化工機ニュース(プレスリリース情報) 総務人事部 法務グループ 川崎製作所における実証⽤⽔素ステーション建設について 実証用水素ステーション完成予想図 お問い合わせ先 川崎市川崎区大川町2番1号 総務人事部 法務グループ
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