平成28年3月期決算ダイジェスト[PDF:287KB]

平成28年5月13日
平成 27年度決算ダイジェスト
伊予銀行
(注) 本資料における将来の予想は、経営環境の変化等により変動する可能性がありますので、ご留意ください。
1
損益状況
● コア業務純益、経常利益、当期純利益は、過去最高水準であった前年度と比較し減少したものの、高水準を確保しております。
平成27年度決算(単体)
(単位:百万円)
平成27年度
コア業務粗利益(注1)
資金利益
役務取引等利益
うち預り資産収益
その他業務利益
経費(△)
人件費
物件費
税金
コア業務純益(注2)
信用コスト(△)①+②-③-④
一般貸倒引当金繰入額①
不良債権処理額②
貸倒引当金戻入益③
償却債権取立益④
有価証券関係損益
国債等債券関係損益
株式等関係損益
その他の臨時損益
経常利益
特別損益
税引前当期純利益
当期純利益
80,573
74,061
5,267
1,651
1,244
48,180
26,123
19,362
2,695
32,392
1,816
- 1,340
4,509
1,351
5,080
902
4,178
2,520
38,176
- 783
37,393
24,092
経常収益
業務純益
101,886
34,635
前年度比 増減率
- 6,027
- 7.0%
- 6,390
+ 243
- 176
+ 120
- 1,137
- 2.3%
- 476
- 954
+ 294
- 4,891 - 13.1%
+ 3,725
- 1,340
+ 4,288
- 974
+ 195
+ 1,865
- 1,199
+ 3,064
+ 366
- 6,386 - 14.3%
+ 425
- 5,961
- 2,405
- 9.1%
- 5,190
- 4,749
- 4.8%
- 12.1%
(注1)コア業務粗利益・・・国債等債券関係損益を除く「業務粗利益」
(注2)コア業務純益・・・コア業務粗利益 - 経費
平成26年度
86,600
80,451
5,024
1,827
1,124
49,317
26,599
20,316
2,401
37,283
- 1,909
221
974
1,156
3,215
2,101
1,114
2,154
44,562
- 1,208
43,354
26,497
107,076
39,384
主な増減要因等(前年度比)
コア業務粗利益・・・前年度比△6,027百万円
○貸出金及び有価証券の利回り低下により資金利益が減少
経費・・・前年度比△1,137百万円
コア業務粗利益の減少によりコア業務純益が減少
前年度比△4,891百万円
信用コスト・・・前年度比+3,725百万円
○ 前年度に比べて貸倒実績率の低下等による戻入額が
減少したことから、一般貸倒引当金繰入額が増加
○ ランクダウン等の増加により不良債権処理額が増加
有価証券関係損益・・・前年度比+1,865百万円
国債等債券関係損益 (前年度比△1,199百万円)
○債券売却益の減少により国債等債券関係損益減少
株式等関係損益 (前年度比+3,064百万円)
○株式等売却益の増加により株式等関係損益増加
信用コストの増加等により経常利益は減益
前年度比△6,386百万円
特別損益・・・前年度比+425百万円
以上の結果、当期純利益は減益 (参考)信用コストの内訳
前年度比△2,405百万円
平成
平成
前年度比
27年度 26年度
信用コスト(△)①+②-③
1,816 △ 1,909
3,725
①一般貸倒引当金繰入額
△ 1,340 △ 2,420
1,080
②不良債権処理額
4,509
1,666
2,843
うち個別貸倒引当金繰入額
1,445
4,067
2,622
③償却債権取立益
1,156
1,351
195
(注)26年度は、一般貸倒引当金繰入額と個別貸倒引当金繰入額の
合計額を貸倒引当金戻入益に計上している。
2
預貸金・預り資産の状況
~預貸金ともに19年連続で増加~
● 「預金等+預り資産」残高は、前年度比 371億円増加して5兆6,765億円となりました。
● 証券子会社「いよぎん証券」の預り資産残高は、前年度比 253億円増加して1,315億円となりました。
● 貸出金残高は、前年度比 412億円増加して3兆9,111億円となりました。
預貸金・預り資産残高推移( 単体)
(単位:億円)
25年3月末
26年3月末
27年3月末
28年3月末
預金等残高
うち個人預金
預り資産残高(注1)
51,318
32,066
4,221
52,158
32,703
3,747
52,817
33,284
3,576
53,431
33,483
3,334
前年度比
+ 614
+ 199
- 242
預金等+預り資産残高
55,540
55,905
56,394
56,765
+ 371
+ 0.7%
201
622
1,062
1,315
+ 253
+ 23.8%
36,490
27,387
18,304
9,083
6,595
37,253
27,977
18,793
9,183
6,725
38,699
28,628
19,315
9,313
6,818
39,111
28,863
19,259
9,603
7,000
+ 412
+ 235
- 56
+ 290
+ 182
(参考)いよぎん証券預り資産残高(注2)
貸出金残高
うち中小企業等
中小企業向け貸出金
個人向け貸出金
うち住宅ローン
増減率
+ 1.2%
+ 0.6%
- 6.8%
+
+
+
+
1.1%
0.8%
0.3%
3.1%
2.7%
(注1)預り資産残高 ・・・ 国債、投資信託、保険、金融商品仲介の各残高の合計。
(注2)いよぎん証券預り資産残高は、単体の「預金等+預り資産残高」には含まれていない。
預貸金等残高推移
(億円)
60,000
(H28.3末)
預金等残高
預金等+預り資産
貸出金残高
55,000
(H28.3末)
50,000
45,000
40,000
(H28.3末)
35,000
30,000
25,000
預貸金ともに19年連続で増加
20,000
8/3
9/3
10/3 11/3 12/3 13/3
14/3 15/3 16/3 17/3
18/3 19/3 20/3 21/3
22/3 23/3 24/3 25/3
26/3 27/3 28/3
3
開示不良債権の状況
● 金融再生法開示基準による不良債権比率は1.64%となり、引き続き低水準を維持しております。
金融再生法開示基準による不良債権
(単位:億円)
27年
3月末
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
27年
9月末
28年
3月末
27年9月末 27年3月末
比
比
38
36
42
6
4
危険債権
502
487
455
▲ 32
▲ 47
要管理債権
172
182
169
▲ 13
▲3
開示不良債権合計
713
705
667
▲ 38
▲ 46
正常債権
39,376
39,593
39,899
306
523
合
40,089
40,298
40,567
269
478
1.77%
1.75%
計
開示不良債権比率
開示不良債権額・比率推移
( 億円)
( %)
1,200
6.0
破産更生債権等
危険債権
要管理債権
開示不良債権比率(右軸)
1,000
5.0
800
4.0
600
3.0
400
2.0
1.64%
200
1.0
0
0.0
1.64% ▲ 0.11p ▲ 0.13p
25/3
25/9
26/3
26/9
27/3
27/9
28/3
4
有価証券評価益及び自己資本比率
● 有価証券評価益は、2,177億円と地銀トップクラスの水準を確保しております。
● バーゼルⅢ基準(国際統一基準)による連結総自己資本比率は15.42%であり、所要自己資本比率を余裕をもってクリアしております。
(億円)
2,800
2,600
2,400
2,200
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
有価証券評価益(単体)の推移
20,000
2,617億円
有価証券評価益
自己資本比率(連結)の推移
日経平均(円)
(バーゼルⅢ基準)
18.00%
15.81%
2,177億円
日経平均株価(右軸)
18,000
16.00%
16,000
14.00%
1,830億円
19,206円
16,758円
1,756億円
14,000
14,827円
14.04%
13.03%
11.28%
9.56%
10.06%
9.50%
12,000
1,041億円
8.00%
12,397円
817億円
12.29%
13.06% 1 3 .0 0 %
12.00%
10.00%
15.42%
14.41%
10,000
9,755円
6.00%
10,083円
8,000
6,000
23/3
24/3
25/3
26/3
(注)金銭の信託に係る評価損益を除く。
27/3
28/3
(普通株式等)Tier1比率
4.00%
(総)自己資本比率
2.00%
23/3
24/3
25/3
26/3
27/3
28/3
(注)バーゼルⅢ基準は、リーマンショックを踏まえて金融機関の健全性をさ
らに向上させるために、従来よりも厳格になった自己資本比率規制の基
準です。国際統一基準行を対象に25年3月期より新たに適用されました。
5
連結決算状況
(単位:百万円)
【連結】
経常収益
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益
銀行業
27年度
119,348
41,071
24,451
・・・本店ほか支店144店、出張所7店
連結子会社10社(注2)
前年度比
増減率
△ 4,582
△ 6,257
△ 2,548
26年度
△ 3.7%
△ 13.2%
△ 9.4%
123,930
47,328
26,999
連単差(注1)
17,462
2,895
359
いよぎん保証(株) (住宅ローン・消費者ローンの債務保証業務等)
いよぎんビジネスサービス(株) (現金整理・精査業務、現金自動設備の保守管理業務等)
いよぎんキャピタル(株) (株式・社債等への投資業務、投資ファンドの運営等)
伊
いよベンチャーファンド3号投資事業有限責任組合(ベンチャー企業への投資業務)
予
いよベンチャーファンド4号投資事業有限責任組合(ベンチャー企業への投資業務)
銀
・・・平成27年7月1日設立
行
いよエバーグリーン6次産業化応援ファンド投資事業有限責任組合
(6次産業化事業体への投資業務)
いよエバーグリーン農業応援ファンド投資事業有限責任組合(農業法人への投資業務)
いよエバーグリーン事業承継応援ファンド投資事業有限責任組合(事業承継先への投資業務)
(株)いよぎん地域経済研究センター (産業・経済・金融に関する調査研究業務等)
(株)いよぎんディーシーカード (クレジットカード業務、保証業務等)
リース業
その他
・・・連結子会社1社
いよぎんリース(株) (リース業務等)
・・・連結子会社2社
(株)いよぎんコンピュータサービス (情報処理受託業務、ソフトウェア開発業務等)
いよぎん証券(株) (証券業務)
(注1)連結と単体の差です。
(注2)連結子会社でありましたいよベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合につきましては、平成28年1月1日付で解散し清算結了しております。
(注3)持分法非適用の非連結子会社いよぎん愛媛大学発ベンチャー応援ファンド投資事業有限責任組合を平成28年2月1日付で設立しております。
6
諸利益指標・28年度(年間)業績予想
●
28年度年間の経常利益は310億円(前年度比△71億円)、当期純利益は210億円(前年度比△30億円)を予想しております。
(単位:百万円)
22年度
【単体】
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度予想
増減
コア業務粗利益
うち資金利益
うち役務等利益
経費(△)
コア業務純益
信用コスト(△)
有価証券関係損益
経常利益
当期純利益
経常収益
84,731
78,309
5,053
47,424
37,306
4,089
411
34,052
18,381
84,627
78,164
5,061
47,623
37,004
7,589
-652
29,642
18,201
86,161
80,474
4,682
48,196
37,964
3,750
8,020
43,533
25,514
86,600
80,451
5,024
49,317
37,283
-1,909
3,215
44,562
26,497
80,573
74,061
5,267
48,180
32,392
1,816
5,080
38,176
24,092
74,000
67,300
5,900
49,000
25,000
2,300
7,500
31,000
21,000
- 6,573
- 6,761
+ 633
+ 820
- 7,392
+ 484
+ 2,420
- 7,176
- 3,092
- 8.2%
- 9.1%
+ 12.0%
+ 1.7%
- 22.8%
+ 26.7%
+ 47.6%
- 18.8%
- 12.8%
101,371
111,252
104,832
110,423
107,076
101,886
96,000
- 5,886
- 5.8%
22年度
【連結】
増減率
83,361
77,322
4,584
47,629
35,732
9,748
-824
24,203
14,753
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度予想
増減
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益
経常収益
1株当たり配当金
増減率
26,648
15,076
35,516
18,413
32,586
18,377
45,779
26,133
47,328
26,999
41,071
24,451
34,000
21,400
- 7,071
- 3,051
- 17.2%
- 12.5%
114,857
124,486
118,548
125,875
123,930
119,348
113,500
- 5,848
- 4.9%
8円
9円
10円
10円
12円
12円
12円
-
-
諸利益指標の推移(単体)
(億円)
500
400
信用コスト
コ ア業務純益
300
経常利益
当期純利益
200
100
0
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度 (予想)
-100
(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提として
おります。 実際の業績は、今後の経営環境の変化等の様々な要因によって変動する可能性があります。
7