[学部2・3・4年]システムデザイン工学科

学部2年・学部3年・学部4年
1年次
2015年3月
2∼4年次
学門1
学門2
学門4
から進級できます
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http://www.sd.keio.ac.jp/
システムデザイン工学科
システムオンチップ
回路
基盤技術を総合的に活用し
新しいシステムをデザインする
化学工学 電気化学
地球環境
システムデザイン工学とは、科学技術の影響がおよぶ社会や人間、
自
システム・制御工学
信号処理・画像工学
応用化学科
然環境などを対象に、工学システムとそれを取り巻く環境との調和性
を実現しようという工学分野です。いわば「環境空間」
というキャンバ
スに
「モデル化」
という筆を用いて、
「システム」
という絵を設計してい
学
門
く、
新たな理工学といえるでしょう。
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社会や人間、
自然環境の
調和を実現する
高度生産加工
皮膚にやさしく細かな
タッチができるロボットアームに応用
介護の現場で
にさらされる原子炉や宇宙機など
は 、各 個 人 に対
の大規模スケールにわたるマルチ
応した身体的支
スケールにおいて、熱流体センシン
援が望まれているという現状があります。そこで身体機能の設計原
機械工学科
物性物理 計算物理 分子動力学
生物物理 レーザー物理
物理学科
素粒子論・原子核理論
宇宙物理
ナノ構造の物質サイエンス
グはシステムデザインの観点から
理を飛躍的に発展させ、革新的な医工融合基盤の構築を目指してい
非常に重要です。
レーザー計測とMEMS技術を融合し、新しいアイ
ます。たとえば人間の持つさまざまな動きを抽出、記録、再現するだ
ディアに基づくナノ・マイクロ熱流体・熱物性センシング技術は世界
けでなく、力触覚技術などのハプティクス機能を応用し、
「柔らかい」
をリードする次世代テクノロジーを生み出します。
動きを実現するロボットアームなどの研究が行われています。
日本のものづくりを支える
新材料の創出や制御技術を学ぶ
幅広い世代にとって住みやすい
空間設計の考え方を身につける
日本が世界をリードする製造技術
2025年には、日本の65歳以上の人
分野において、製品を産み出す工
口が総人口の3割以上になると言わ
作機械は、ものづくりにおける重要
れる「超高齢化社会」を見据えて、
1
門
学
建築・都市のサステナブルデザイン
基盤となる知識と新しい視点を
備え、課題に取り組む人材を育成
革新的なセンシング技術で
熱・エネルギー分野の先導者を目指す
幅広い選択科目と、
充実した実技科目を提供
工学の世界では、力学・エネルギー・制
実験や演習に加えてシステムデザインの
の発達を遂げてきた要素技術を統合し、
御・情報などの基盤的知識を総合的に活
基礎や、
これらを理解する上で必要な数
技術と技術、技術と人間、技術と社会が
用し、さまざまな課題に正面から取り組
学的知識、先端技術現場を直接体験でき
より高度に調和した状態を目指しデザイ
むことのできる能力が求められていま
る
「システムデザイン工学概論」などを必
ンを行います。具体的には宇宙、エネル
す。
そのため、
システムデザイン工学科で
修科目として学びます。
また、
デザイン表
ギー、環境、建築、情報、ロボット、バイオ
は環境・宇宙・都市・生命など、複雑な工
現力を磨く
「デザインリテラシー演習」
を
などの各分野のハードウェアシステムや
学的システムを内包する総合的環境に
はじめ、
「システムデザイン工学演習」な
インフラストラクチャーを対象に、その
適応したハードウェア・ソフトウェアを実
どものづくりを目的とした実技科目が充
制御技術やシステムのデザインを研究し
現することができる人材の育成を目指し
実しており、知識・技術の両面から創造力
ています。
ています。
を育てます。
人々がどう生き、社会がどうあるべ
らなる革新には、工作機械のインテ
きなのかの研究を進めています。具
リジェント化が欠かせません。その
体的には、生活基盤である建築・都
ため超精密加工の実現やグローバル社会におけるものづくりの強
市のサステナブル(持続可能な)
デザインを軸に、快適で健康を増進
化に貢献し、新しい機能性材料の創成や加工プロセスの自動監視を
させる居住空間の実現方法から、地球温暖化の対策までを幅広く対
行うための制御技術を研究しています。
象としています。
柔軟性のあるシステム構築の最先端がわかる
新しい工学システムを弾力的に運用することを目的に研究・開発を行うの
がシステムデザイン工学科の学びです。宇宙、エネルギー、
ロボットなど多
岐の分野にわたります。
システムに人間の体のような自律性を組み込むこと
を目指している研究室などが多数あります。
その様子がわかる動画が電子
版学部案内のリンクから見られるので、
ぜひご覧ください。
http://www.st.keio.ac.jp/candidates/gb.html
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大学院
システムデザイン工学では、個々に独自
基盤となっています。産業技術のさ
学部4年
力触覚技術による医工融合
大学院博士課程進学
パワーエレクトロニクス
ハプティクス
学びのキーワード
ナノ・マイクロレベルのセンシング
その他(留学、資格試験準備など)1%
その他(留学、資格試験準備など)3%
我が国における
生体医工学 核融合
医薬資源化学 機能材料化学
コンピュータ化学
就職
89%
細胞や電子デバイスなどのナノ・マ
物理情報工学科
化学科
大学院
修士課程進学
82%
イクロスケールから、過酷な熱環境
量子情報
有機合成 セラミックス ポリマー
光デバイス
電子デバイス
エレクトロニクス
バイオセンサー エコテクノロジー
フォトニクス
光学ポリマー
生物化学 高分子化学
量子エレクトロニクス
タンパク質工学
プラズマ
生命情報学科
キヤノン …………………… 5名
ソニー ……………………… 5名
東芝………………………… 5名
富士通……………………… 5名
トヨタ自動車 ……………… 3名
清水建設…………………… 3名
宇宙航空研究開発機構…… 2名
三菱重工業………………… 2名
電通………………………… 2名
野村総合研究所…………… 2名
他………………………… 62名
システムデザイン工学科
電子工学科
遺伝子工学 脳神経科学
生物有機化学
日本アイ・ビー・エム ……… 1名
日本航空 …………………… 1名
他………………………… 18名
学部3年
モーションコントロール ロボット 生産工学
低公害エンジン 熱流体システム
エヌ・ティ・ティ・データ……… 2名
鹿島建設…………………… 1名
関西電力…………………… 1名
どんなことが勉強できるの?
管理工学科
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学門5
離散数学
ハイパフォーマンス
コンピューティング
金融工学
生命環境システム
人間工学 インダストリアル・エンジニアリング
バイオインフォマティクス
リニアモーター
経済分析 経営管理
航空宇宙工学
生命情報学科
コンピュータサイエンス
情報処理
機械工学科
情報工学科
オペレーションズ
建築工学
分子動力学
コンピュータネットワーク バイオエンジニアリング
リサーチ
メカトロニクス 都市インフラストラクチャ
ロボット 人工知能
ロボット 情報通信システム
ヒューマンインタフェース
ダイナミカル
システム
学門
学門4
数理科学科
数理ファイナンス
学門
システムデザイン工学科
統計学
就職 17%
博士進学 8%
23%
数論
博士課程
学門5より
進学 32%
学門5
幾何学
修士課程
学部2年
43%
微分方程式
卒業後
学門4より
進学 68%
学門3
学門2
学部1年
進級・卒業・進路について
大西研究室
研究内容:ハプティクス、
パワーエレクトロニクス、
ロボティクス、
産業電子、
電気機器
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