大阪経済の情勢

大阪経済の情勢
（平成28年3月指標を中心に）
平成 28 年 5 月
大阪府商工労働部
（大阪産業経済リサーチセンター）
「大阪経済は、回復の動きが弱まっている」
需要面では、個人消費は、緩やかに回復している。家電販売額（2月）、新車販売台数は減少し
たが、百貨店・スーパー販売額、コンビニ販売額は増加した。家計消費支出（近畿）は減少。投資
は、持ち直している。住宅投資、非居住用建設投資はともに増加。公共投資は増加。輸出は、弱
含んでいる。輸出額は減少。主要国向けでは、すべての地域向けで減少。輸入額は減少。
供給面では、生産動向は、弱い動きとなっている。大阪府（2月）では、生産、出荷はともに低
下。近畿の生産（2月）は低下、全国の生産（3月）は上昇。企業倒産では、件数は改善、負債金額
は悪化。雇用は、改善している。近畿の失業率は悪化。有効求人倍率は上昇、新規求人倍率は
低下。所定外労働時間（2月）は横ばい。
先行きでは、所得環境の改善状況、海外経済の動向等に引き続き注意が必要。
需要
総合
消費
大型小売店
コンビニ
一致CI(大阪)
販売（大阪）販売（近畿）
投資
家電販売
（近畿）
新車販売
（大阪）
新設住宅着建築物着工
工（大阪）
（大阪）
貿易・観光
輸出
（近畿）
関空外国人
旅客
3月
2月
供給
生産
生産指数
（大阪）
生産指数
（全国）
倒産
倒産件数*
（大阪）
雇用
有効求人倍
率（大阪）
失業率*
（近畿）
3月
※前年同月と比較し、上向きの矢印は「景況改善」、下
向きの矢印は「景況悪化」。ただし、一致ＣＩ、生産指数、
有効求人倍率は季節調整済みのため、前月との比較。
失業率と倒産件数は、減少・低下が景況改善となり、上
向きの矢印となる。
2月
（参考）各機関の総括判断
大阪産業経済
リサーチセンター
「大阪経済の情勢」
内閣府
「月例経済報告」
近畿経済産業局
「近畿経済の動向」
日本銀行大阪支店
「近畿地域
金融経済概況」
前回（28 年 3 月公表分）
（28 年 1 月指標中心）
大阪経済は、回復の動きが緩やかになっ
ている。
今回（28 年 4 月公表分）
（28 年 2 月指標中心）
大阪経済は、回復の動きが緩やかになって
いる。
景気は、このところ弱さもみられるが、緩や
かな回復基調が続いている。
近畿地域の経済は、一部に弱い動きがみ
られるものの、緩やかに改善している。
近畿地域の景気は、輸出・生産面に新興
国経済の減速の影響がみられるものの、緩
やかに回復している。
景気は、このところ弱さもみられるが、緩や
かな回復基調が続いている。
近畿地域の経済は、一部に弱い動きがみら
れるものの、緩やかに改善している。
近畿地域の景気は、輸出・生産面に新興国
経済の減速の影響がみられるものの、緩や
かに回復している。
※以下、P は速報値を表す
1
[総合]
○景気動向指数(CI) 【大阪府(2月)では、一致ＣIは上昇、先行CIは低下。大阪府(一致CI)では、
主に「百貨店売場面積当たり販売額」、「関西大口電力使用量」が上昇に寄与。近畿（2月）では、
一致ＣＩは上昇、先行ＣＩは低下。全国(2月)の一致CIは低下。】
130
景気動向指数（一致CI）
大阪府
120
近畿
110
全国
100
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
景気動向指数（先行*CI）
150
大阪府
140
130
120
全国
110
100
近畿
90
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪産業経済リサーチセンター「景気動向指数」、内閣府「景気動向指数」
※ 先行 CI は、３ヶ月から半年程度、景気に先行する指標で構成されている。
H22＝100
一致 CI
28 年 1 月
2月
先行 CI
3月
H22＝100
28 年 1 月
2月
3月
大阪府
118.6
P 118.8
大阪府
120.7
P 117.6
近畿
110.2
P 110.3
近畿
101.6
P 99.5
全国
112.3
110.7
全国
101.2
96.8
一致CIの個別系列の寄与度※（大阪府、2月速報）
百貨店売場面
大阪税関管内
製造工業
生産財
関西大口電力
有効求人倍率
積当たり販売額
輸入通関額
生産指数
出荷指数
使用量（合計）
0.30
▲0.09
▲0.07
▲0.46
0.30
0.23
※寄与度とは、ＣＩの前月からの変化が、ＣＩを合成する個別系列からどの程度もたらされたのかを示した数値。
2
所定外労働時間
指数（製造業）
▲0.01
[需要] 消費
個人消費は、緩やかに回復している。家電販売額（2 月）、新車販売台数は減少したが、百貨店・ス
ーパー販売額、コンビニ販売額は増加した。家計消費支出（近畿）は減少。
○百貨店・スーパー販売額(全店) 【12 ヶ月連続の増加。】
(前年同月比、％)
25.0
百貨店・スーパー販売額（全店ベース）
20.0
大阪府
15.0
近畿
10.0
5.0
0.0
-5.0
全国
-10.0
-15.0
-20.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）近畿経済産業局「大型小売店販売状況」、経済産業省「商業販売統計」
百貨店・スーパー販売額（全店）
28 年 1 月
2月
販売額
（億円）
前年比
（％）
大阪府
1,524
1,337
P 1,486
大阪府
近畿
1.7
1.6
2.9
2.3
P 0.2
P ▲0.6
2.1
3.3
百貨店販売額（全店）
28 年 1 月
2月
大阪府
▲2.6
0.2
P ▲0.2
全国
前年比
（％）
前年比
（％）
3月
全国
▲2.1
▲0.3
スーパー販売額（全店）
28 年 1 月
2月
大阪府
6.4
5.9
全国
4.3
5.0
前年比
（％）
前年比
（％）
3月
P ▲1.6
前年比
（％）
P ▲3.2
家電大型専門店販売額（全店）
2月
28 年 1 月
大阪府
6.2
▲4.7
全国
3.2
▲1.2
ドラッグストア販売額（全店）
28 年 1 月
2月
大阪府
14.5
11.8
全国
8.0
10.8
ホームセンター販売額（全店）
2月
28 年 1 月
大阪府
6.4
4.3
全国
3.1
2.3
3月
P 2.1
P 1.2
○コンビニエンスストア販売額(全店) 【近畿は 37 ヶ月連続の増加。】
28 年 1 月
販売額（億円）
前年比
（％）
近畿
近畿
全国
1,299
5.2
4.8
2月
3月
1,245
8.3
7.6
P 1,392
P 4.4
P 3.5
○家計消費支出【近畿は 4 ヶ月連続の減少。】
28 年 1 月
2月
3月
円
近畿
282,302
265,786
298,844
前年比
近畿
▲0.3
▲0.7
▲7.1
（％）
全国
▲3.1
1.6
▲5.3
（資料）総務省統計局「家計調査」 ※二人以上世帯、一世帯当たりの名目。
3
3月
P ▲7.7
P ▲6.3
3月
P 12.8
P 6.3
3月
P 3.5
P 0.9
[需要] 消費
○家電販売額【近畿(2月)は2ヶ月ぶりの減少。】
(前年同月比、％)
80.0
家電販売額
60.0
近畿
40.0
20.0
0.0
-20.0
-40.0
全国
-60.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）近畿経済産業局「近畿経済の動向」
前年比
（％）
28 年 1 月
4.9
5.2
近畿
全国
2月
▲7.4
▲1.3
3月
商品別の主な増減（近畿、2 月）
「洗濯機」等が前年を上回ったものの、「テレビ」、
「携帯電話」等が前年を下回った。
○新車販売台数【前年同月比で 24 ヶ月連続の減少。】
(前年同月比、％)
40.0
30.0
前年同月比
（全国、左目盛）
20.0
（台）
35,000
新車販売台数
(普通＋小型＋軽自動車)
10.0
台数
（大阪府、右目盛）
30,000
前年同月比
（大阪府、左目盛）
25,000
20,000
0.0
15,000
-10.0
10,000
-20.0
-30.0
5,000
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）（一社）日本自動車販売協会連合会、（一社）全国軽自動車協会連合会
販売額（台）
前年比
（％）
大阪府
大阪府
全国
28 年 1 月
16,880
▲2.3
▲4.4
2月
19,423
▲5.8
▲7.5
3月
25,481
▲4.0
▲9.3
4
車種別の増減
（大阪府、前年同月比（％）、3 月）
普通車
小型車
軽自動車
1.6
▲0.5
▲14.5
[需要] 投資
投資は、持ち直している。住宅投資、非居住用建設投資はともに増加。公共投資は増加。
○新設住宅着工戸数【前年同月比で 2 ヶ月連続の増加。】
(前年同月比、％)
80.0
60.0
（戸）
8,000
新設住宅着工戸数
前年同月比
（大阪府、左目盛）
戸数
（大阪府、右目盛）
7,000
前年同月比
（全国、左目盛）
40.0
6,000
20.0
5,000
0.0
4,000
-20.0
-40.0
3,000
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
（資料）国土交通省「住宅着工統計」
28 年 1 月
戸数
大阪府
4,731
前年比
大阪府
▲3.0
（％）
全国
0.2
2月
5,746
45.1
7.8
H28
3月
6,338
19.9
8.4
利用者関係別の増減
（大阪府、前年同月比（％）、3 月）
持家
貸家
分譲
13.7
0.7
38.4
○建築物着工床面積(非居住用)【前年同月比で 8 ヶ月連続の増加。】
建築物着工床面積（非居住用）
(前年同月比、％)
300.0
250.0
700
前年同月比
（大阪府、左目盛）
200.0
150.0
（千平米）
800
床面積
（大阪府、右目盛）
600
500
前年同月比
（全国、左目盛）
100.0
50.0
400
0.0
300
-50.0
200
100
-100.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）国土交通省「建築着工統計」
着工床面積の主な増減
（大阪府、前年同月比の寄与度※（％）、3 月）
増加医療、福祉（21.0）
千 m2
大阪府
267
234
運輸業（18.0）
前年比
大阪府
91.4
7.8
減少教育、学習支援業（▲13.7）
（％）
全国
▲12.0
12.7
その他サービス業（▲10.9）
※寄与度とは、全体の増減率の要因として、各業種の増減がどの程度貢献しているのかを表す数値。
28 年 1 月
243
33.4
▲11.1
2月
3月
5
[需要] 投資
○機械受注額【2 月(全国)は前月比で減少。】
(季調値、億円)
10,000
機械受注額（全国、船舶・電力を除く民需)
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）内閣府「機械受注統計調査」
全国（億円）
28 年 1 月
9,347
2月
8,487
3月
○設備投資動向【10～12 月期（近畿）は前年同期比で減少。「製造業」、「非製造業」はともに減
少。】
(前年同期比、％)
20.0
実額
(近畿、右目盛)
(億円)
14,000
設備投資動向
前年同期比
(全国、左目盛)
12,000
前年同期比
(近畿、左目盛)
10.0
10,000
8,000
0.0
6,000
4,000
-10.0
2,000
-20.0
0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H25
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H26
億円
前年比
（％）
大阪府
大阪府
全国
232
35.2
▲2.6
2月
7,518
2.3
7,492
▲3.6
全国
5.6
11.2
8.5
462
34.9
5.0
（資料）西日本建設業保証（株）「公共工事前払保証統計」
6
10～12 月
6,438
▲8.0
3月
162
6.8
▲2.2
7～9 月
近畿
近畿
○公共工事請負金額【4 ヶ月連続の増加。】
28 年 1 月
Ⅳ
H27
（資料）近畿財務局「法人企業統計」、財務省「法人企業統計」
※資本金 10 億円以上、全産業（金融・保険業を除く）。ソフトウエアを含む設備投資。
27 年 4～6 月
億円
前年同期比
（％）
Ⅲ
[需要] 貿易・観光
輸出は、弱含んでいる。輸出額は減少。主要国向けでは、すべての地域向けで減少。輸入額は減
少。
○輸出額【6 ヶ月連続の減少。「鉄鋼」、「科学光学機器」などが減少。主要国・地域向けでは、す
べての地域向けで減少。】
(前年同月比、％)
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
-5.0
-10.0
-15.0
-20.0
輸出額・対ドル為替レート
(円/ドル)
130
125
120
115
110
105
100
95
90
85
近畿圏
（左目盛）
対ドル為替レート
（右目盛）
全国
（左目盛）
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪税関「貿易統計」、日本銀行「時系列統計」
※対ドル為替レートは、東京インターバンク相場、ドル・円、スポット、中心相場/月中平均。
品目別の主な増減
（近畿、前年同月からの増減額順、3 月）
28 年 1 月
2月
3月
増加
医薬品、電池
輸出額（億円）
近畿
11,099
11,999
P 13,370
減少
鉄鋼、科学光学機器
前年比
近畿
▲14.9
▲3.4
P ▲8.4
（％）
全国
▲12.9
▲4.0
P ▲6.8
為替レート（円／ドル）
118.25
115.02
113.07
(前年同月比、％)
主要地域（国）別輸出額（近畿）
50.0
対中国
40.0
対アメリカ
30.0
20.0
10.0
0.0
-10.0
対ＥＵ
-20.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
（資料）大阪税関「貿易統計」
主要地域別輸出額の増減（近畿、前年同月比（％）、3 月）
アジア（含む中国）
▲8.5
5 ヶ月連続の減少
中国
▲9.4
2 ヶ月ぶりの減少
ＥＵ
▲4.2
6 ヶ月連続の減少
アメリカ
▲9.6
5 ヶ月連続の減少
7
H28
[需要] 貿易・観光
○輸入額【7 ヶ月連続の減少。「天然ガス及び製造ガス」、「原油及び粗油」などが減少。】
(前年同月比、％)
輸入額
30.0
20.0
近畿圏
10.0
0.0
-10.0
全国
-20.0
-30.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪税関「貿易統計」
輸入額（億円）
前年比
（％）
品目別の主な増減
（近畿、前年同月からの増減額順、3 月）
2月
3月
28 年 1 月
増加衣類及び同付属品、家庭用電気機器
11,684
P 10,608
P 11,146
減少天然ガス及び製造ガス、原油及び粗油
▲15.4
P ▲17.1
P ▲11.4
▲17.8
P ▲14.2
P ▲14.9
主要地域別輸入額の増減（近畿、前年同月比（％）、3 月）
アジア（含む中国）
▲1.0
7 ヶ月連続の減少
中国
10.1
7 ヶ月ぶりの増加
ＥＵ
▲11.8
3 ヶ月ぶりの減少
アメリカ
▲20.5
2 ヶ月連続の減少
近畿
近畿
全国
○関西国際空港国際線外国人旅客数【前年同月比で 49 ヶ月連続の増加。】
（前年同月比、％）
(万人)
関西国際空港国際線外国人旅客数
80
120
70
100
前年同月比（左目盛）
60
80
客数（右目盛）
50
40
60
30
40
20
20
10
0
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
（資料）新関西国際空港（株）「運営概況」
28 年 1 月
2月
3月
万人
95.2
P 103.5
P 97.7
前年比（％）
70.0
P 50.0
P 33.1
8
H28
[供給] 生産・企業活動
生産動向は、弱い動きとなっている。大阪府（2 月）では、生産、出荷はともに低下。近畿の生産（1
月）は低下、全国の生産（3 月）は上昇。企業倒産では、件数は改善、負債金額は悪化。
○鉱工業生産指数【大阪府(2月)は2ヶ月ぶりの低下。「金属製品」、「鉄鋼」などが低下。近畿(2月、
鉱工業)は3ヶ月ぶりの低下。全国(3月、鉱工業)は2ヶ月ぶりの上昇。】
(季節調整済)
鉱工業生産指数
120
大阪府
110
100
全国
近畿
90
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪府統計課「大阪の工業動向」、近畿経済産業局「鉱工業生産動向」、経済産業省「鉱工業指数」
※大阪府は製造工業指数。H22=100。
鉱工業生産指数
生産指数における産業別の主な変動
（大阪府、前月比（％)、寄与度順、2月速報）
28 年 1 月
2月
3月
上化学（10.9）：医薬品、化粧品
102.3
P 101.9
昇はん用・生産用・業務用機械(4.6)：印刷機械、プレス用
104.1
98.9
金型
93.2
P 96.6
98.3
電子部品・デバイス(6.0)：液晶素子
鉱工業出荷指数
低金属製品（▲27.4）：橋りょう、架線金物
28
年
1月
2月
3月
季調済
下鉄鋼（▲7.9）：鍛鋼品、H 形鋼
大阪府
96.8
P 94.9
電気機械(▲7.6)：アーク溶接機、蛍光ランプ
近畿
101.2
96.6
全国
92.8
P 94.1
96.8
（資料）大阪府統計課「大阪の工業動向」、近畿経済産業局「鉱工業生産動向」、経済産業省「鉱工業指数」
※大阪府は製造工業指数。H22=100。
季調済
大阪府
近畿
全国
9
[供給] 生産・企業活動
○鉱工業在庫指数【大阪府(2 月)は 3 ヶ月連続の低下。「はん用・生産用・業務用機械」、「（旧）電
気機械」などが低下。近畿(2 月)は 3 ヶ月ぶりの上昇。全国(3 月)は 3 ヶ月ぶりの上昇。】
(季節調整済)
鉱工業在庫指数
125
近畿
115
全国
105
大阪府
95
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪府統計課「大阪の工業動向」、近畿経済産業局「鉱工業生産動向」、経済産業省「鉱工業指数」
※大阪府は製造工業指数。H22=100。
鉱工業在庫指数
28 年 1 月
2月
114.0
P 109.7
117.4
118.7
112.2
112.4
季調済
大阪府
近畿
全国
3月
上
昇
P 115.3
低
下
在庫指数における産業別の主な変動
（大阪府、前月比（％)、寄与度順、2月速報）
金属製品（4.7）：飲料用アルミニウム缶、食缶
繊維(4.5)：ニット製下着・補正着・寝具類、
ニット製靴下
はん用・生産用・業務用機械（▲10.7）：はん用内燃機
関、装輪式トラクタ
（旧）電気機械（▲8.3）：標準変圧器、電気計器
○企業の業況判断【1～3 月期（全産業）は 2 期連続の悪化。】
DI（季節調整値）
10.0
大阪府景気観測調査
見通し
（業況判断DI)
0.0
製造業
-10.0
-20.0
-30.0
非製造業
全産業
-40.0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
H26
Ⅳ
H27
（資料）大阪産業経済リサーチセンター「大阪府景気観測調査」
27 年 7～9 月
10～12 月
28 年 1～3 月
季調済
Ⅱ
Ⅲ
H28
全産業
製造業
▲10.6
▲5.2
▲14.4
▲12.0
▲15.6
▲13.4
4～6 月
（見込み）
▲15.4
▲10.0
非製造業
▲13.1
▲15.6
▲17.0
▲18.3
10
Ⅰ
Ⅳ
[供給] 生産・企業活動
○企業倒産【倒産件数は前年同月比で 2 ヶ月ぶりの減少（改善）、負債金額は前年同月比で 2 ヶ
月ぶりの増加（悪化）。】
(前年同月比、％)
（件）
前年同月比
倒産件数
40.0
150
件数
（大阪、左目盛）
140
前年同月比
30.0
（大阪、右目盛）
130
（全国、左目盛）
20.0
120
10.0
110
0.0
100
-10.0
90
-20.0
80
-30.0
70
-40.0
60
-50.0
50
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
H26
H27
H28
（資料）東京商工リサーチ「倒産月報」
件
前年比
（％）
大阪府
大阪府
全国
倒産件数
28 年 1 月
92
▲4.1
▲6.3
2月
108
4.8
4.4
主要業種の倒産件数（大阪府）
28 年 1 月
2月
建設業
13
12
製造業
16
17
卸売業
25
18
小売業
12
14
サービス業他
17
36
3月
102
▲12.0
▲13.1
3月
20
16
15
11
28
億円
前年比
（％）
大阪府
大阪府
全国
負債金額
28 年 1 月
207
229.5
▲24.4
2月
主な倒産（大阪府、3月）
負債額
業種
（百万円）
不動産賃貸・管理
15,000
食品・菓子・洋酒販売
10,758
ホテル経営
2,887
不動産仲介、売買
2,300
遊戯機器部品・分煙装置製造販売
850
携帯電話販売、コンテンツ開発
691
11
3月
86
▲32.8
8.1
387
73.9
▲21.3
倒産原因
放漫経営
信用性低下
既往のシワ寄せ
既往のシワ寄せ
既往のシワ寄せ
他社倒産の余波
[供給] 雇用
雇用は、改善している。近畿の失業率は悪化。有効求人倍率は上昇、新規求人倍率は低下。所
定外労働時間（2 月）は横ばい。
○完全失業率【近畿は前年同月差で 6 ヶ月ぶりの上昇（悪化）。】
有効求人倍率【大阪は 2 ヶ月連続の上昇】、新規求人倍率【大阪は 8 ヶ月ぶりの低下】
(季節調整済、倍)
1.40
有効求人倍率
1.30
（大阪府・左目盛）
1.20
1.10
有効求人倍率・完全失業率
(原数値、％)
6.5
6.0
5.5
5.0
有効求人倍率
（全国・左目盛）
1.00
4.5
0.90
0.80
0.70
4.0
完全失業率
（近畿・右目盛）
3.5
3.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）厚生労働省「一般職業紹介状況」、総務省統計局「労働力調査」 ※有効求人倍率はパートを含む。
完全失業率（近畿、原数値）
28 年 1 月
2月
3月
％
3.3
3.3
3.7
％
前年同月差
▲0.9
▲0.7
0.1
前月差
大阪府、近畿及び全国の完全失業率（原数値、％）
27 年 4～6 月
7～9 月
10～12 月
大阪府
4.2
4.7
3.6
近畿
3.7
4.4
3.4
全国
3.4
3.4
3.1
（資料）大阪府統計課「大阪の就業状況」、総務省統計局「労働力調査」
有効求人倍率（季節調整値、倍）
28 年 1 月
2月
3月
大阪府
1.27
1.29
1.30
全国
1.28
1.28
1.30
新規求人倍率（季節調整値、倍）
28 年 1 月
2月
3月
大阪府
2.06
2.10
1.99
全国
2.07
1.92
1.90
（資料）厚生労働省「一般職業紹介状況」 ※パートを含む。
完全失業率（全国、季節調整値）
28 年 1 月
2月
3.2
3.3
▲0.1
0.1
新規求人数の主要産業別の増減
（大阪府、前年同月比（％））
28 年 1 月
2月
産業計
2.3
13.8
建設業
製造業
卸売業、小売業
宿泊業、
飲食サービス業
医療、福祉
3.2
▲0.1
3月
4.9
7.8
▲5.9
▲0.1
4.2
6.0
8.5
10.2
▲4.5
2.0
31.0
27.6
16.6
6.7
19.6
9.2
（資料）大阪労働局「求人・求職状況速報」
※新規求人数の増減は原数値での比較
12
3月
[供給] 雇用
○所定外労働時間指数【大阪府(2月)は前年比横ばい。】
(前年同月比、％)
15.0
所定外労働時間指数
（規模５人以上、調査産業計）
10.0
大阪府
5.0
全国
0.0
-5.0
-10.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪府統計課「大阪の賃金、労働時間及び雇用の動き」、厚生労働省「毎月勤労統計調査」
※事業所規模５人以上、前年同月比は労働時間指数（H22=100）による。
指数
前年比
（％）
大阪府
大阪府
全国
28 年 1 月
105.2
▲2.0
▲2.8
2月
110.4
0.0
▲1.9
3月
P
○名目賃金指数【大阪府(2月)は2ヶ月ぶりの上昇。】
(前年同月比、％)
4.0
名目賃金指数
（規模５人以上、調査産業計）
3.0
2.0
大阪府
1.0
0.0
-1.0
全国
-2.0
-3.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪府統計課「大阪の賃金、労働時間及び雇用の動き」、厚生労働省「毎月勤労統計調査」
※前年同月比は名目賃金指数（H22＝100）による。
28 年 1 月
現金給与総額（円）
前年比
（％）
大阪府
大阪府
全国
272,091
▲0.1
0.0
2月
3月
274,834
0.4
0.7
※前年比は名目賃金指数（H22=100）による。
13
P
[その他] 物価
○消費者物価指数【大阪市の生鮮食品を除く総合指数は 35 ヶ月連続で上昇。「食料」が上昇に
寄与。食料（酒類を除く）及びエネルギーを除く総合指数は 30 ヶ月連続で上昇。】
(前年同月比、％)
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
-0.5
-1.0
消費者物価指数（大阪市）
生鮮食品を除く
総合指数
食料（酒類を除く）及び
エネルギーを除く総合指数
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）大阪府統計課「大阪市消費者物価指数」、総務省「消費者物価指数」 ※H22=100
総合指数（H22=100）
28 年 1 月
2月
指数
前年比
（％）
大阪市
103.2
103.4
大阪市
0.6
0.9
全国
0.0
0.3
生鮮食品を除く総合指数（H22=100）
28 年 1 月
2月
3月
P 103.4
P 0.5
▲0.1
3月
指数
前年比
（％）
大阪市
102.8
103.0
P 103.1
大阪市
0.5
0.6
P 0.3
全国
0.0
0.0
▲0.3
食料（酒類除く）及びエネルギーを除く総合指数（H22=100）
28 年 1 月
2月
3月
指数
大阪市
100.6
100.9
P 101.2
前年比
大阪市
0.7
0.9
P 0.8
（％）
全国
0.7
0.8
0.7
14
総合指数において主に変動した分類
（大阪市、前年同月比（％)、寄与度順、3月速報）
食料（2.9）：果物（みかん、果物缶詰、グレープ
上昇
フルーツ）、肉類（牛肉 A、豚肉 A、レバー）
光熱・水道（▲7.0）：他の光熱（灯油）、ガス代
低下
（都市ガス代）
[その他] 物価
○企業物価指数【国内企業物価指数は低下。原油価格は上昇。】
(前年同月比、％)
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
-1.0
-2.0
-3.0
-4.0
-5.0
国内企業物価指数、原油価格
(ドル/バーレル)
110
国内企業物価指数
（左目盛）
90
70
50
原油価格
（右目盛）
30
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
輸出・輸入物価指数（円ベース）
(前年同月比、％)
15.0
輸出物価指数
10.0
5.0
0.0
-5.0
-10.0
-15.0
輸入物価指数
-20.0
-25.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
H26
H27
H28
（資料）日本銀行「企業物価指数」、IMF「Primary Commodity Prices」
※輸出・輸入物価指数は円ベース。物価指数は H22=100。
国内企業物価指数
企業物価指数
28 年 1 月
100.0
2月
99.7
3月
P 99.6
輸出物価指数
105.4
103.2
P 102.5
輸入物価指数
99.4
94.3
P 93.4
※輸出物価指数、輸入物価指数は円ベース。H22＝100.
原油価格(WTI)
28 年 1 月
2月
ドル／バーレル
31.70
30.35
3月
37.77
15
国内企業物価指数の前月比変化に寄与した
主な類別・品目（3月速報、寄与度（％））
非鉄金属（0.03）
：銅地金、金地金、銅裸線
スクラップ類（0.02）
：鉄くず、銅くず
電力・都市ガス・水道（▲0.07）
：産業用特別
高圧電力、業務用高圧電力、産業用高圧電
力

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