子育て女性就職促進事業企画提案公募 Q&A Q1 子育て女性就職促進事業とは? A 育児を理由になかなか外出できないなど、公共職業訓練の受講が難しい子育て中の 女性でも職業技能を習得しやすいよう、託児サービス付きで短時間の職業訓練及び e-ラーニング方式での職業訓練を実施するものです。 Q2 公共職業訓練とは? A 都道府県などの公的機関が実施する職業能力開発促進法の基準を満たした訓練を 指します。公共職業訓練を受講するにはハローワークからの受講推薦等が必要とな り、訓練時間も一日6時間から7時間と長くなっています。 Q3 子育て中の女性が受講しやすい訓練とはどんなものか? A 公共職業訓練は公共職業安定所の求職登録、受講斡旋等の手続きを要すること、短 時間であっても毎日が基本であることから、子育て中の女性にとって、受講しにく い制度となっています。 この訓練は、公共職業安定所に対する手続きは不要で、実施団体への直接申込み が可能です。また、毎日ではなく1週間に3~4日で午前中のみ、午後のみといっ た受講が可能であり、未就学児がいらっしゃる方に対しては、お子様を預けること ができる託児サービスも用意しており、育児や家庭との両立をしやすくしています。 また、e-ラーニング方式での職業訓練を実施し、通所が困難な女性も自宅での受 講を可能としています。 Q4 1 日に2~3時間の訓練ということだが、訓練生が異なれば、午前に2時間、 午後に2時間の訓練をそれぞれ実施していいのか? A 訓練生が異なれば、実施することができます。 Q5 JVは可能か? A JVは認めていません。但し、託児サービスを行う際に託児所へ再委託することは 原則、認めています。 Q6 委託業務仕様書3(1)④において、「訓練期間中は必ず訓練実施施設と同一の施 設内の託児サービスを提供すること」とあるが、同一の施設とはどのようなもの を指すのか? A 主に、同一の建物において1階で訓練、2階で託児サービスを行う場合や、同一の 敷地内での別棟でそれぞれ訓練と託児サービスを行う場合などを想定しています。 Q7 託児に係るサービスやその施設整備等に、どのような条件があるのか? A 児童福祉法施行規則において、 「店舗等において顧客の乳幼児を対象にした一時預 かり施設」であれば、認可外保育施設としての届出は不要です。デパートや自動車 教習所等における一時預かり場所として整備されているケースが類似例です。 ただし、届出不要であっても、指導監督の対象にはなりますので、体制整備等に あたっては、 「認可外保育施設指導監督基準」を参考に整備に努めてください。 また、託児サービスを委託して実施することも考えられますが、この場合は再委 託事業者に任せることになりますので、トラブルがないように再委託先と契約書等 により時間や金額などを明確に定めていただくようにお願いします。 Q8 託児をする際、賠償保険には加入する必要があるか? A 賠償保険は加入していただくようお願いします。また委託する託児サービス事業所 においても賠償保険を加入している事業所をご利用ください。 Q9 募集の対象は子育て中の女性でないといけないのか? A 子育て等を理由に未就業状態の方を対象とするため、子育て中の方以外にも、子育 てが一段落したのでこれから就労したいという方も募集対象となります。 Q10 A 受講生数の設定をする際に託児数も考慮した上で設定すべきか? 受講生数の定員を20名と設定した場合、受講生 1 名で2名のお子様を預ける方 もいると思いますが、託児数を同数の20名と想定すると、託児スタッフの人数は 子供の年齢等にもよりますが最大で7名程度必要になると思われます。そのような ことを考えた上で受講生数も設定してください。 Q11 緊急雇用創出事業では、失業者を雇用する要件などあったが、地域創生人材育成 事業ではそのような要件はあるのか A 失業者を雇用する要件はありません。今回の事業は、失業者の直接雇用ではなく、 受講者の就職という形で雇用を創出する性質であり、そのために必要な知識や技能 等を習得するための職業訓練を実施していただくものです。 人件費としては、事業を運営する既存従業員の人件費(業務に携わった時間相当 分)を計上していただくことになります。 Q12 年間の賃貸借契約などで従前から借り上げしている会場を使用する場合、 会場費として計上としてよろしいか。 A 賃貸借契約等で金額が明らかな場合は、計上することが可能です。この場合、金 額としては、日割計算や使用時間など利用に応じた金額を算出する必要があります。 逆に、自社所有の部屋等を会場として使用する場合など、対外的な支払い金額が 明らかにできない場合は、委託費の精算に計上することはできません。 なお、その他の諸経費も同様であり、対外的な支払いや支払い金額が明確になら ない経費については、委託費として計上することはできません。 ※一般管理費のような計上は不可(支出を明らかにできる確認書類が必須) Q13 A 子育てマイスターの活用は、育児相談のみか。 希望者に対する育児相談等の活用のほかには、託児における補助的スタッフとして の活用などが考えられます。 ただし、会場や日程等により条件が合わない場合もありえますので、実施可能な 範囲で活用していただくようお願いいたします。 Q14 A これらの科目を選定した理由は 基礎技能習得コースは、パソコン基礎や医療事務など女性に人気がある科目や介護 職員初任者研修など人材不足の分野を想定しています。 学び直し・スキルアップコースは、介護職員初任者研修課程修了者やITに関する 知識を有している方、社会人経験が3年以上の方など職業経験があり、一定のスキル や資格を持つ女性がリタイヤ後に再就職を目指すため、さらに専門性の高い技能等を 身につけることができる科目を設定しています。 また、介護、障害等の理由で通所が困難の方に対しても、特定の科目のみですが、 自宅受講が可能な「e-ラーニング」方式も採用し、受講が可能なようにしています。 Q15 A e-ラーニングはどのように行うのか? 介護や障害等の理由により通所の困難な方が対象ですが、自宅にパソコン等の情報 通信機器等を備え、通信費の負担ができる必要があります。パソコンからパスワー ドを入力して、インターネットから配信した講座を受講していただきます。 ご自身の希望の時間帯で受講が可能で、訓練機関がパソコンのログインの有無や その時間により、受講状況を確認します。実施状況の進捗管理についてはメールで 課題を提出してもらうなど、訓練の達成度合いについても確認します。訓練時間数 は基本的に通所と同じです(宅地建物取引士は4~6か月程度、ファイナンシャル プランナーは3か月程度) Q16 e-ラーニング講座を受講したい方がパソコンを持っていない場合、受講生にリ ースをすることが可能か? A リースは可能です。但し、リースをする際に、訓練期間で区切った契約を業者と してください。できない場合は、訓練期間に応じて按分することになります。 また、個人の自宅に置くパソコンリースですので、くれぐれも転売等がないよう パソコン管理については徹底していただくようお願いいたします。 Q17 A 目標を設定した就職数に達しない場合はどうなるのか? 平成29年6月末時点の状況において目標を下回った場合、下回った程度及び下回 った理由次第では、返納等の処置が生じることになります。 Q18 実施した訓練内容に関連する就職でない場合でも就職者数にカウントする ことはできるのか? A 結果的に訓練内容と関連しない就職であっても就職者数にはカウントして構いま せん。 Q19 就職者数のカウントは、常用の正規雇用のみか。それとも非正規雇用でも問題な いのか? A 子育て中の女性の場合、多様な働き方が考えられるため、「常用の正規雇用」に限 らず、パート就労や派遣社員などの場合でも就職者数にカウントして構いません。 派遣の場合、単に登録されているだけでなく、具体的な派遣活動があってはじめ て就職とみなすこととします。 但し、地域創生人材育成事業のため、正規雇用者数の目標を達成する必要があり ます。 Q20 A 契約期間終了後も就職状況報告を行う必要があるのか? 本事業は、平成29年6月末時点での就職者数が目標値として決められているため、 これに係る報告を行っていただきます。 また、職業訓練としての実績報告として、訓練修了1か月後、3か月後、6か月 後の報告を行っていただくため、契約書とは別に覚書を交わす予定です。 Q21 緊急雇用事業では訓練受講者へのアンケートは必須ではなかったと思うが、な ぜ必須になったのか? A 地域創生人材育成事業は従来の公共職業訓練では対応できない新たな人材育成の 取り組みを実施するものであるため、訓練受講者に対する調査を行い、参考資料に するものです。 Q22 A 前年度までの子育て女性のための職業訓練事業との違いは 25年度から緊急雇用創出事業臨時特例基金事業のひとつとして実施しています。 今回の事業と同様に託児サービス付、短時間の職業訓練でしたが、科目については、 女性が比較的取り組みやすい科目を業者からの提案公募で決定していました。 28年度からは女性に人気がある科目や人手不足分野の科目がある基礎技能習得コ ースと、再就職支援の学び直しスキルアップコース、通所困難の方が自宅受講可能な e-ラーニングコースを設定しており、様々な子育て女性の方のニーズに対応できるよ うにしています。
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