第137号 平成28年5月 長崎県県北保健所 長崎県平戸市田平町里免1126−1 TEL:0950-57-3933 FAX:0950-57-3666 ホームページ http://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/huk ushi-hoken/kenkodukuri/kenkozukuri-ken hoku/ ※イラストは転載禁止 【今月のテーマ】 こころの健康づくり∼スッキリ眠れていますか?∼ スッキリ眠れていますか?新年度により生活環境が変化し、多くのストレスを感じている方も多い かもしれません。今月は、こころの健康をテーマに、より良い睡眠についてご紹介します。 1.ストレスとは ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。 ストレスは、嫌なこと・つらいことだけではなく、うれしいこと・楽しい こともストレスの原因になります。 2.睡眠の役割 睡眠には、疲労回復とストレス解消という重要な役割があります。睡眠中は身体のメンテナンスを 行っており、ぐっすり眠ることで、一日の疲れを解消してくれます。 3.より良い睡眠をとるために より良い睡眠をとるためのコツをご紹介します。ご自身の生活に合わせて、実践してみてください。 ●適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。 適度な運動を習慣づけることは、入眠を促進します。また、就寝前の飲酒や喫煙はかえって睡眠 の質を悪化させます。アルコールは、入眠を一時的に促進しますが、中途覚醒が増え、睡眠が浅 くなります。ニコチンは覚醒作用があるため、就寝前の喫煙は入眠を妨げ、睡眠を浅くします。 コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、栄養ドリンクなどに含まれるカフェインにも、覚醒作用があり ます。また、利尿作用もあり、夜中に尿意で目覚める原因にもなります。就寝前3∼4時間以内 のカフェインの摂取は控えたほうが良いでしょう。 ●年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を。 日本の成人の睡眠時間は6時間以上8時間未満の人がおおよそ6割を占めています。 しかし、必要な睡眠時間には個人差があります。必要な睡眠時間以上に長く睡眠をとったからと いって、健康になるわけではありません。ちょうどよい睡眠時間とは「スッキリ目覚め、日中眠 気を感じず、元気に活動できる」ことが目安です。 ●若年世代は夜更かしを避けて、体内時計のリズムを保つ。 若年世代では、平日と比べて休日は起床時間が2∼3時間程度遅くなることが世界的に知られて います。これは平日の睡眠不足を解消する意味がありますが、一方で体内時計のリズムを乱すこ とから、休日後の登校日の朝の起床を困難にさせます。寝床に入ってから、携帯電話やメール、 ゲームなどに熱中すると、目が覚めてしまい、夜更かしの原因になるので、注意が必要です。 ●眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない。 眠たくないのに無理に眠ろうとすると、かえって緊張を高め、眠りにくくなります。心身ともに リラックスし、眠たくなってから寝床につくようにしましょう。 ●眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。 十分に眠っても日中の眠気が強いなど、睡眠に問題があり、自分の工夫だけでは改善しないと感 じたときには早めに専門家に相談することが重要です。 県北保健所では、こころの健康に関する相談全般に応じています。 【相談窓口】 県北保健所 地域保健課 0950−57−3933 ∼参考∼ 1)知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス【厚生労働省ホームページ】 2)健康づくりのための睡眠の指針の改定に関する検討会報告書【厚生労働省 平成26年3月】
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