こころの健康づくり ストレスをためない工夫でこころを元気に

第134号 平成28年2月
長崎県県北保健所
長崎県平戸市田平町里免1126−1
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∼今月のテーマ∼
こころの健康づくり ストレスをためない工夫でこころを元気に
こころの病気の予防にはストレスと上手に付き合うことが大切です。そのためには、ストレスについての
知識を持つと同時に、日常生活でストレスをためない暮らしを心がけるなどのセルフケアも大切です。
ストレスとは・・・外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態のこと
●ストレスの原因
・天候や騒音などの環境的要因
・病気や睡眠不足など身体的要因
・人間関係や仕事などの社会的要因
日常生活の中で起こる様々な変化=刺激が
ストレスの原因になります。
嫌なことや辛いことだけでなく、うれしいことも
ストレスの原因になります。
●自分のストレスサインを知っておく
ストレスを受けることで体調を崩す、気持ちが不安定になる、食欲がない、気持ちが落ち着かなく
て眠れないなどのストレスサインがでることがあります。また、疲れるといつも歯が痛くなる、腰が痛くな
る、耳鳴りがするなど、その人特有のストレスサインもありますので、自分特有のストレスサインを知って
おくことが必要です。
●ストレスサインに気づいたら、早めのセルフケアが大切です。
ストレスを受けることで体調を崩したり症状やストレスサインがあるからといって、こころの病気という
わけではありません。しかし、このような状況にありながら、ストレスを受け続けていると、さらに調子を
崩し、こころの病気にかかってしまうこともあります。
気持ちが落ち込む、イライラする、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった症状やストレスサインに
気づいたら早めに十分な休息をとるようにしましょう。
ストレスをためない暮らし方
●毎日の生活習慣を整える
バランスのとれた食事、良質の睡眠、適度な運動習慣を維持することが健康の基礎固めになります。
●リラックスできる時間を生活の中にもつ
・ゆっくりと腹式呼吸をする
・ぼんやりと窓の外を眺める
・ゆったりお風呂に入る
・軽く体をストレッチする
・好きな音楽を聴く
※お酒を飲んで辛い気持ちを紛らせようとすることは睡眠の質を低下させ、
お酒を飲んで辛い気持ちを紛らせようとすることは睡眠の質を低下させ、
うつ病等のこころの病気を引き寄せますのでやめましょう。
うつ病等のこころの病気を引き寄せますのでやめましょう。
●頭を柔らかくする
ストレスを感じるとき、私たちは物事を固定的に考えてしまっていることがあります。
たとえば「必ず○○しなければならない」と考え、それがうまくいかない時には問題点ばかりに注意が行
き、強いストレスを感じます。そのような時、問題点ばかりでなく、実際にできていること、うまくいって
いることに注意を向けましょう。考え方や見方を少し変えてみるだけで、気持ちが楽になります。
●誰かに相談する
困った時や辛い時、話をきいてもらうだけでも気持ちが楽になります。話すことで自分の中の解決策が見
つかることもあります。相談に乗ってもらったという安心感も、気持ちを落ち着かせます。友人、家族、同
僚など、日頃から気軽に話せる人がいることも必要です。
こころと体の症状やストレスサインが続く時は、早めに専門家(医師、カウンセラー、保健所、職場の健康管
理センターなど)へ相談しましょう。
∼知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス【厚生労働省】∼