江戸園芸ツツジが見頃です! - 公益財団法人 東京都都市づくり公社

平成 28 年 4 月
江戸園芸ツツジが見頃です!
東京都都市づくり公社では、伝統的な古品種ツツジを身近な場所に植樹し、その素晴らしさを味
わい楽しんでいただくとともに、江戸園芸ツツジの種の保存と継承、特色ある緑化による緑豊かな
まちづくりに取り組んでいます。
この度、八王子駅南口とちの木デッキに植樹した、江戸園芸ツツジ『藤万葉(ふじまんよう)』が、
そろそろ見頃を迎えようとしています。
ゴールデンウィーク期間中が、花の見頃となりますので、八王子駅周辺にお出かけの際には、是
非お立ち寄りいただき、可憐な花をお楽しみ下さい。
植樹場所
花の様子
江戸園芸ツツジの名花『藤万葉(ふじまんよう)』
リュウキュウ系の品種で藤色万葉咲き、花型は整い、花期は 4 月下旬ごろで、満開時には木全体が藤色に染まる。
雄しべが花弁化することで、花弁が多く、賑やかで豪華ながら気品を感じさせる花。古くから大切にされ、現代に伝
えられた希少な品種。
錦繍枕(きんしゅうまくら)では、江戸まん重(「藤万葉」の当時の呼び名)について、『ふぢ色大りん まんやうなり 葉
はりゅうきゅうのごとく』と記されている。
江戸園芸ツツジとは・・・
元禄時代、江戸ではツツジが大流行しました。その中心地が駒込染井です。なかでも、染井の伊藤伊兵衛三乃丞
は江戸随一の園芸家として名をなし、自らを「きり嶋屋伊兵衛」と称し、元禄 5 年(1692)、我が国初のツツジ・サツキ
図鑑「錦繍枕(きんしゅうまくら)」を発行しました。錦繍枕にはツツジがすでに 170 余品種も記載されています。江戸で
ブームのツツジは参勤交代などをとおして全国に伝えられ、また、その後海外にも伝わるなどして、日本の代表的な
園芸の一つとして発展してきました。
庭園をはじめ公園や緑地、街路樹、施設周りには必ずといってよいほどツツジは用いられてきました。それほど身近
な花木ですが、近年では、様々な理由から伝えられた豊かな品種の継承が困難な状況にあります。
http://www.toshizukuri.or.jp/
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