第7章 計画の推進 仙台空港 第7章 計画の推進 第1節 計画の進捗と評価 岩沼市水道事業ビジョンで整理した計画の進捗状況は、施設の運転状況や老朽管の残延長 等の統計データなど、さまざまな観点から定期的に確認することが必要です。 特に、水道事業ビジョンでの計画と実施状況が大きくかけ離れていることが懸念される場 合には、事業推進に障害となる問題が起きている可能性もあり、その原因等を把握しておく ことが重要となります。 さらに、計画実現に向けた進捗管理においては、その進捗状況と併せて施策の成果や事業 への効果を把握しておくことも重要であり、計画の中間段階でのレビューにおける効果の把 握 に は 、( 社 ) 日 本 水 道 協 会 規 格 で あ る 「 水 道 事 業 ガ イ ド ラ イ ン 」 の 業 務 指 標 (PI=Performance Indicator)などの活用を図っていきます。 第2節 計画の見直し 岩沼市水道事業ビジョンは、50 年~100 年先というような長期的に本市水道事業の目 指すべき将来像を見据えた上で、今後 10 年間(平成 28 年度~平成 37 年度)を計画期間 として策定しています。しかし、計画の基礎となる計画水量については、現時点で想定され る要因(人口動態、水使用実績等)に基づいて推計したものであり、今後の社会情勢の変化 などの影響によっては大きく変化する可能性もあります。 また、施設整備の進捗状況や経営効率化への要求、さらには広聴活動の結果による市民の ニーズなど、施策の進捗に影響を及ぼすような外的・内的な要因も考えられることから、中 間における計画見直しについても柔軟に対応していきます。 このため、計画の推進に当たっては、図 7-1に示す PDCA サイクルにより、 『計画の策 定(Plan)→事業の推進(Do)→達成状況の確認(Check)→改善策の検討(Action)』 を繰り返し実施することにより、目標達成に向けた連鎖的な改善を進めていきます。 7-1 計画への反映 計画への反映 改善策の検討 改善策の検討 【 【A Action】 ction】 ・未達成目標への対応 ・未達成目標への対応 ・新たなニーズの把握 ・新たなニーズの把握 計画の策定 計画の策定 【 【P Plan】 lan】 ・ビジョン(目標)の設定 ・ビジョン(目標)の設定 ・基本計画の策定 ・基本計画の策定 PDCAサイクル PDCAサイクル 情報開示・収集 情報開示・収集 説明責任 説明責任 実施計画の策定 実施計画の策定 (持続可能な発展) (持続可能な発展) 達成状況の確認 達成状況の確認 【 【C Check】 heck】 ・事後評価の実施 ・事後評価の実施 ・顧客満足度の把握 ・顧客満足度の把握 事業の推進 事業の推進 【 【D Do】 o】 ・事業の実施 ・事業の実施 ・進捗状況の管理 ・進捗状況の管理 実施結果の整理 実施結果の整理 図 7-1 事業推進のPDCAサイクル 7-2
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