公開研究会:技術者倫理から考える基礎杭工事問題

倫理委員会拡大委員会
公開研究会:技術者倫理から考える基礎杭工事問題
主催:日本建築学会
倫理委員会
公開研究会主旨
本会倫理委員会では、信頼されるべき建築界における倫理問題の重要性を認識し、建築
に関わる倫理問題の事例調査・研究とその成果の普及、建築に関わる倫理問題につい
ての社会へ向けた情報発信を行っている。
昨年 10 月にメディアを通じて発覚した、マンションの基礎杭工事問題は、社会的に大
きなインパクトをもたらし、支持層への杭の未達や根入れ不足などの施工不良、さらに
は施工記録の改ざん、偽装という表現で、建築界のモラルが問われている。構図としては、
2005 年に発覚した構造計算書偽装問題と類似のところもあり、その後の本会の提言(2006
年 9 月)で触れた「設計者の役割分担と責任の明確化」あるいは「生産関係者の役割分担
と責任の明確化」が改めて問われる状況でもある。一方で、技術的な問題、あるいは制度
的な問題について、十分な情報が開示され議論されているとも言えない面もあり、メディ
アの取り上げ方、一般の国民の関心、世論の方向なども鑑みながら今回の基礎杭工事の問
題を論じ、技術者倫理に関わる問題として検討・議論し、規制強化によらない健全な建築
生産をめざす必要があると考えた。
そこで、標記の研究会を企画し今回の基礎杭工事問題に詳しい専門家を当委員会へお招
きし、これまで明らかになった事実関係から、問題が生じた原因や、再発防止対策につ
いて、技術者倫理のあり方という切り口から、技術者倫理としての問題を議論する必要
があるとの結論に至った。関心をもつ方の拡大委員会参加を歓迎する。
日
時
2016 年 5 月 23 日(月)
13:30~16:30
会
場
建築会館会議室 301・302 会議室(東京都港区芝 5-26-20)
プログラム
主旨説明
石川
孝重(日本女子大学 教授)
構造設計者の立場から
久田
基治(構造設計工房 デルタ
代表)
施工者の立場から
木谷
宗一(竹中工務店生産本部
専門役、
日本建設業連合会建築生産委員会施工部会部会長)
メディアの見方
森山
高至(建築エコノミスト)
パネルディスカッション
まとめ
神田
順(日本大学
申込締切
2016 年 5 月 16 日(月)
定
50 名(申込み先着順、参加費無料)
員
特任教授)
申込み先
E-mail で「催し物名称、氏名、勤務先、電話番号、E-mail アドレス、
(問合せ)
本会会員の場合は会員番号」を明記のうえ、以下のメール先にお申し込み
ください。
日本建築学会事務局総務グループ
鎌田
[email protected]