平成28年度 技術本部成果発表会

一般社団法人組込みシステム技術協会
平成 28 年 4 月 27 日
昨年度の研究成果を多くの皆様にご報告し、JASA 技術本部の活動にご理解いただくことを目的に成
果発表会を開催いたします。
発表会後、発表者・技術本部委員との交流を深めていただくため、交流会をご用意いたしました。
お申込みは先着順ですので、お早目のお申込みをお待ちしております。
日
時 平成 28 年 5 月 18 日(水)
受付開始
発表会
13:00~
(受付にてお名刺を1枚ご提出下さい。)
13:30~17:20 / 交流会:17:40~19:10
場
所 発表会 :住長第二ビル 3階 JASA 会議室
中央区日本橋大伝馬町 6-7 [map]http://www.jasa.or.jp/TOP/inf/access_map/
交流会 :ラヂマル TOKYO
http://r.gnavi.co.jp/f1pwzm0j0000/map/
参 加 費 発表会 :無料
交流会 :会員 1,000 円/人(税込)
一般 2,000 円/人(税込)
*参加費は発表会の受付で現金にてお支払いただきます(領収書を発行いたします)。
発表
13:30 ~ 13:40
開会あいさつ
プログラム
13:40 ~ 14:00
【安全性向上委員会】安全仕様化 WG
14:00 ~ 14:20
【安全性向上委員会】ロボット安全研究会
14:20 ~ 14:40
【技術高度化委員会】OSS 活用WG
14:50 ~ 15:10
【技術高度化委員会】状態遷移設計研究会
15:10 ~ 15:30
【技術高度化委員会】IoT 技術研究会
15:30 ~ 15:50
【応用技術調査委員会】プラットフォーム研究会
15:50 ~ 16:10
【応用技術調査委員会】技術セミナーWG
16:20 ~ 16:35
【ハードウェア委員会】ものづくり技術者育成WG
16:35 ~ 16:50
【ハードウェア委員会】新技術調査/研究WG
16:50 ~ 17:10
【アジャイル】
お 申 込 方 法 :Web フォームにて受付けております。
Web 申し込フォーム
問
合
せ
http://goo.gl/forms/511afhYDsm
先 :JASA 本部事務局 樋口宛 TEL:03-5643-0211 E-mail : [email protected]
【 締 切 り 】 満席になり次第、締め切らせていただきます。お早めにお申込みください。
◆発表プログラム概要
【安全性向上委員会】安全仕様化 WG
佐々木 千春
STAMP/STPA 手法に基づく安全解析の試行
安全仕様化 WG は、安全に関する要求や制約を仕様化するプロセスと手法を研究している。STAMP/STPA はシステム理論
概 に基づく安全解析手法であり、最近、注目を浴びている。当 WG では IPA/SEC が開発した化学プラントシミュレータに
要 関して、そのシステム記述を試み、その記述内容をもとにして STPA 手法を適用してみた。ここでは、STPA 手法の概要
を紹介するとともに、その試行例の概要を報告する。
【安全性向上委員会】ロボット安全研究会
松本 栄志
生活支援ロボットの安全性
生活支援ロボットの安全性確保に向けた研究結果を報告する。生活支援ロボットの安全規格である ISO13482 に基づ
概
要
き、水上セグウェイ「MINAMO:移乗型ロボット」の評価・分析結果について報告する。
【技術高度化委員会】OSS 活用WG
竹岡尚三
自動運転用 OSS,ロボット用 OSS と機械学習 OSS の紹介
OSS 活用 WG では、企業での OSS(オープンソース・ソフトウェア)活用を進めるべく活動を行っている。
概
ロボットも OSS 活用の時代である。著名なロボット用ソフトウェアがいくつか存在する。JASA ではロボット用フレ
要 ームワーク OpenEL を作成し、国際規格にするべく OMG(Object Management Group)に提案中である。OpenEL や ROS
などの紹介を行う。また、日本発の自動運転用 OSS の紹介を行う。さらに、機械学習 OSS の紹介も行う。
【技術高度化委員会】状態遷移設計研究会
小林良
レガシーコードの蘇生術~リバースモデリングツール RExSTM for C のご紹介~
組み込みソフトウェア開発の現場では、レガシーコードの複雑化・肥大化やドキュメントの陳腐化に起因する問題が
概 多く起こっている。状態遷移設計研究会では、この問題を解消すべく、以前よりレガシーコードから状態遷移表をリ
要 バースモデリングする手法の確立に以前より取り組んでおり、その一環としてリバースエンジニアリングを補助する
ツール RExSTM for C を開発している。公開に先立ち、このツールの紹介を行う。
【技術高度化委員会】IoT 技術研究会
竹田 彰彦
JASAが目指すIoTとは?
IoT とは何か?クラウドや IT 産業の観点で語られがちな IoT や M2M を、エッジ側(組込み産業/製造業)の観点か
概 ら、その構成/サービス/拡張性/検証性/ツール化などを検討し、再定義あるいは新規に技術標準を策定し、情報
要 発信する必要がある。高度なIoTの実現には、組み込み技術が必要不可欠である。
「JASA が目指す IoT」を議論する共創の場、としての IoT 技術研究会の活動について報告する。
【応用技術調査委員会】プラットフォーム研究会
古俣学
日本国内におけるロボット技術の動向と OpenEL の普及活動報告
概 1. 産公学のロボット技術の調査(キーパーソンへのヒアリング)2. OpenEL の普及・啓発のための様々な活動(会報
要 誌、雑誌、ネット、学会)3. その結果、見えてきた課題及びその対応について報告する。
【応用技術調査委員会】技術セミナーWG
冨岡 理
JASA/ET セミナーの現状と課題
組込み業界で働く技術者にとってもっとも旬で役に立つセミナーはなにか。
概
JASA からの情報発信の一環として地方開催を含めて年間数回行っている JASA/ET セミナーの報告を行う。
要
テーマ設定や集客など、現状抱える課題についても述べる。
【ハードウェア委員会】ものづくり技術者育成WG 矢部哲美
「もの作り技術者」の育成
当WGでは「もの作り技術者」の育成をテーマとして継続的に活動している。
概 これからの技術者に必要スキルとして、ユーザー思考、社会環境思考、マネージメント思考ができる開発技術視野な
要 どが考えられる。その問題解決の一つとしてビジョン提案型の手法を学び、共に価値を創造する「共創」への意識作
りへの活用を目指す。今回はその経過を報告する。
【ハードウェア委員会】新技術調査/研究WG
碇山真悟
新技術の調査
技術の進化により私たちの周りには新しいパラダイムの商品が生まれてきている。当WGではそれらの中から自分た
概 ちと関わりがありそうなものをピックアップして調査している。今回はハードウェアの視点でその中からいくつかを
要 紹介する。またその一環としてこれまで主にロボットや制御機器の標準プラットフォーム用のハードウェアを考察し
てきた。今後は IoT に於けるセンサーネットワークの調査も進める予定である。その内容にも少し触れる。
【アジャイル】
佐藤 博昭
アジャイル開発の試行と検討
JASA 中部アジャイル研究会では、過去3年間にわたり、組込ソフトウェア開発が抱える問題解決の手段として、アジ
概 ャイルプロセスの適用を検討してきた。アジャイル手法の部分的なトライアルや試作レベルの開発にアジャイル手法
要 を適用した試行を重ね、組込開発におけるアジャイル適応の課題や解決策が検討できるようになりました。ここでは
その事例、課題、対応策を検討しながら、組込みアジャイル開発の一端を紹介する。