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全国在宅療養支援診療所連絡会 第4回全国大会 プログラム別詳細
プログラム
タイトル
シンポジウム
食べる2「摂食・嚥下」
日時
平成28年7月3日 13:30-16:00
会場
第2会場(小ホール1)
古屋聡
(山梨市立牧丘病院 病院長)
座長
小笠原誠(小笠原クリニック 院長)
酒井章博(さかい耳鼻咽喉科クリニック 院長)
菅武雄
(鶴見大学歯学部 講師)
演者
坂井謙介(坂井歯科医院 院長)
小酒井千代美(あま市民病院 摂食・嚥下障害看護認定看護師)
今大会では、人間として生きる上での根本「衣」・「食」・「住」のうちの「食」を
取り上げておりますが、
「食べる1」では、食べて生きるための地域づくりのコツ
について、本シンポ「食べる2」では、出来るだけ長く「口から食べる」というこ
とに対する多職種連携をテーマに掲げております。食べると一口に言いましても、
そこには口に入った食物を歯でかみ砕き(咀嚼)、飲み込む(嚥下)といった作業が
存在します。「食べられるものを食べる」ということが大前提となりますが、現実
には、全粥が食べられるのに流動食を出されているとか、反対に義歯が合わないな
どで、上手く咀嚼や嚥下が出来ず、食事の度にむせているのに普通食が出されてい
るといったことが往々にして起こっています。また、急性期には嚥下出来なくても、
症状の安定化に伴って経口摂取可能となることもよく経験することです。これらを
適正化するためには、どんなものが咀嚼できるのか、どの程度のものなら嚥下でき
るかといった、評価が必要となってきます。また、ただ自然経過の改善を待つだけ
企画趣旨・概要
ではなく、機能訓練の方法や経過に沿った評価をしていくために、出来るだけ簡便
な評価方法が必要と思われます。そしてそれらは、特殊なものではなく、多職種間
で広く共通認識を持てるものでなくてはなりません。それぞれの職種での出来るこ
とやその実際について、本シンポを通じて再認識していただき、実践していただく
きっかけとなれば幸いです。
(敬称略)