平成 28 年度 教員免許状更新講習(講習概要)

常磐会短期大学・常磐会学園大学
平成 28 年度
教員免許状更新講習(講習概要)
C 選択講習:保育の現代的課題(6 時間)
≪保育の現代的課題A≫
講
座
講
名
幼児理解と保育者の役割
師
坂口 静子
実体験に基づく学びから、幼児理解の重要性を知り、教育内容の充実と質の向上に資する
保育の在り方を考える。
また、保育者集団としてのチームワークの大切さに気づき、これからの実践に役立ててい
ただきたい。
・自由で子どもの発想を生かした遊びを求めて
・主体性のある遊びを求めて
・年齢ごとの育ちを大切に
講
習
概
要
認
定
試
験
筆記試験を含み、総合的に評価する。
教 材 ・ 資 料
当日に教材・資料等を配布する。
受講生の方へ
講習は、講義とグル一プワ一クにより進めていきます。
領
域
英語指導を通した異文化(多文化)理解教育
講
師
山本 元子
小学校では、2020 年に 5・6 年生対象に英語が教科化され、その流れ受けて、1 年生から
取り組みを始める学校も珍しくない。そのような中、保育現場でも幼児を対象とした英語指
導を正課や課外で取り入れるところが増加している。そこで、幼児対象の英語指導につき、
受講者の悩みや質問にお応えする形で、理論面と実践面の両方からアプローチし、明日から
の指導や心構えに活かせる講義(ワークショップ含む)を行う。
講
習
概
要
認
定
試
験
授業の参加度(発表)と授業終了時のまとめのレポートにより総合的に判断する。
教 材 ・ 資 料
必要な資料等は、当日配布する。
受講生の方へ
英語力は全く問いません。
(むしろ、苦手な方ほど楽しんでいただけます!)
指導理論だけでなく、指導上の悩みや質問にもお応えすることを目指した講座です。
常磐会短期大学・常磐会学園大学
平成 28 年度
教員免許状更新講習(講習概要)
≪保育の現代的課題B≫
講
座
講
講
習
概
名
教員のスキルアップ
師
向出 佳司
要
本講習では、下記の内容を行う。
・子ども一人ひとりの性格行動特徴の理解と支援アプローチに伴う具体的手だてを考察す
る。
・保護者の思いや願いを適切に受けとめ、また、有効適切な地域連携を図る上での具体的方
途を考察する。
・教員一人ひとりがカウンセリングマインドの理解認識のもと、組織一枚岩体制による問題
解決姿勢の向上を図る。
認 定 試 験
筆記試験を行い、評価する。
教 材 ・ 資 料
当日、必要に応じて、資料配布する。
受講生の方へ
授業は、講義とグル一プワ一クにより進めます。
講
座
講
名
「遊び」と保育者の役割
師
岡本 和惠
「遊び」の中の学びを支えるために、成果よりもプロセスへの着目を重視する。
また、次の視点により、保育者の役割について考察する。
・子どもと環境との出会いをどのように工夫し、指導・援助すればよいか実践例をもとに検
討する。
・保育者の役割について、実践的な課題と今後の展望について学ぶ。
講
習
概
要
認
定
試
験
教 材 ・ 資 料
受講生の方へ
筆記試験を行い評価する。
必要な教材・レジュメは当日配布する。
「遊び」の実践の中から、遊びのプロセスとそのときの環境や援助についてまとめておい
てください。
常磐会短期大学・常磐会学園大学
平成 28 年度
教員免許状更新講習(講習概要)
C 選択講習:保育方法(6 時間)
≪幼児教育・心理学領域≫
講
座
講
名
幼児心理
師
山崎 徳子
本講習では、下記の内容を行う。
・障害を発達的な視点から考えることや環境との関わりの中で捉えることの重要性を理解す
る。
・発達障害の原因論・療育論の変遷を概観し、発達障害のある子どもたちがどのようにとら
えられてきたのかを考える。
・事例から、発達障害のある子どもも、人と人との関係の中からの「自己」を形作っていく
ことを理解する。
・人は人との関係を通して安心の構造を得て、それが発達の原動力となることを理解する。
後半は、グループで事例検討をする。
講
習
概
要
認
定
試
験
教 材 ・ 資 料
筆記試験を行い、評価する。
必要な資料、レジュメなどは当日配布する。
受講生の方へ
園の中の「気になる子」についてどのように考えるか、自分の体験をもとに整理しておい
てください。意見交換や発表を含め、授業への積極的な参加を期待しています。
講
名
保育方法
師
輿石 由美子
本講習は、下記の内容を行う。
・幼児自らが主体的に取り組む「好きな遊び」の捉え方を話し合う。
・遊ぶ子どもの姿から、思いを読み取り、年齢にふさわしい生活への展開を図るために必要
な手立てを考える。
・
「教材研究」
「環境構成」
「保育者のかかわり」
「友達とのかかわり」などの視点から、遊び
を客観的に捉えることを通して、保育を見つめ直す。
・分析したことを話し合い、
「好きな遊び」の意義を理解し、幼児期の特質を踏まえた教育・
保育のあり方を再確認する。
座
講
講
習
概
要
認
定
試
験
教 材 ・ 資 料
受講生の方へ
講義内に行う課題と授業最終時に行う筆記試験の成績を総合して評価する。
必要な教材・レジュメ・資料等は当日配布する。
色鉛筆、水性ペンなど 6 色程度色分けできる筆記用具をお持ちください。
幼児自らが主体的に取り組む「好きな遊び」について、意見交換を行いたいと思いますの
で、各園での実態や各自の意見をまとめておいてください。
常磐会短期大学・常磐会学園大学
平成 28 年度
教員免許状更新講習(講習概要)
≪保育の情報化・外国語活動≫
講
座
講
名
マルチメディアと保育
師
大隅 敏明、田端 矢一郎
PowerPoint はプレゼンテーションのツールであるが、実は写真の修正や加工、イラスト
の作成など様々なことができるアプリケーションである。この講習では PowerPoint 入門と
して、基本的な使い方、ちょっと便利な使い方を紹介する。
具体的な課題として、PowerPoint を使って、クイズ感覚で楽しめる教材をスライドショ
ー形式で作成する(写真などの持ち込み大歓迎)
。
講
習
概
要
認
定
試
験
演習中の作品で評価する。
教 材 ・ 資 料
当日、資料等を配布する。
受講生の方へ
写真などの持ち込み、あるいは作成した作品を持ち帰る場合は、別途データを保存する
USB メモリ等をご持参ください。
講
名
キッズ英語
師
アレックス・M・林、ビル・ロッケンバッハ
早期英語教育へのニーズが高まっており、そのような情勢を受け、正課あるいは課外で「英
語指導」を取り入れる保育現場が近年増えてきている。そこで、保育者として、幼児の発達
段階を意識した「幼児英語教授法」について実践することを講習の中心にする。
・理論から実践ということで、ミニ模擬授業を展開する。
・発音しにくい、または識別しにくい英語の発音(母音と子音)を一つ一つ取り上げ、それ
ぞれの音を認識していくワークショップをする。
座
講
講
習
概
要
認
定
試
験
講習での実践授業・ワークショップ等で評価する。
教 材 ・ 資 料
必要な場合配布する。
受講生の方へ
自分の模擬授業をデータとして残し、今後の反省に活かしますので、講義内で指示します。
常磐会短期大学・常磐会学園大学
平成 28 年度
教員免許状更新講習(講習概要)
C 選択講習:保育内容(6 時間)
≪保育内容領域A≫
講
座
講
名
言語表現
師
宮薗 美佳
「おおきなかぶ」
「おてがみ」など、絵本を出典とする国語教材がある。絵本としての読
まれ方と、国語教材としての扱われ方・読まれ方の違いを検討することを通して、幼稚園・
小学校の接続を考察する。
講
習
概
要
認
定
試
験
教 材 ・ 資 料
筆記試験を行い、評価する。
資料等は当日に配布する。
受講生の方へ
学習材として捉えることに終わらず、文学作品の言語表現の豊かさを味わい、共有するこ
とを大切にしたいと考えています。
講
名
子どもの食と栄養
師
土田 幸恵
乳幼児期の食生活をとりまく環境について、10 年毎に実施される乳幼児栄養調査の最新
結果(平成 27 年度実施)や大阪府下の幼稚園・保育所を対象とした乳幼児食生活アンケー
ト結果をもとに整理したうえで、対策について考える。また、近年増加傾向にある食物アレ
ルギー児など特別な配慮を要する子どものへの対応についても最新の知見をふまえ概説す
る。さらに、食育の具体的な実践方法について学び、食育の取り組みについて自己の考えを
深めることを目的とする。
座
講
講
習
概
要
認
定
試
験
教 材 ・ 資 料
受講生の方へ
筆記試験を行い、評価する。
当日レジュメ・資料等を配布する。
子どもの食行動の問題や食物アレルギー児の対応など、食に関してこれまで経験された問
題点などを整理してきてください。
常磐会短期大学・常磐会学園大学
平成 28 年度
教員免許状更新講習(講習概要)
≪保育内容領域B≫
講
座
講
名
身体表現
師
加藤 達雄
子どもの体力・身体能力が親世代より低下していると言われて、幼児運動指針が出されて
いる。本講習は、小学校での体育教育の内容を見据えながら、幼児期に習得すべき身体的能
力やコミュニケーション能力について考え、簡単な実技を通して身体表現・運動の指導法・
考え方について理解を深める。
講
習
概
要
認
定
試
験
筆記試験を行い、評価する。
教 材 ・ 資 料
当日、資料等を配布する。
受講生の方へ
実技のできる服装およびシューズを持参してください。
講
座
講
名
音楽表現
師
石岡 正通
毎日の弾き歌いの中での、簡易伴奏や和音伴奏の意義、旋律に合致する和音と伴奏型の選
択、伴奏音の推稿などを考える。
又、発表会での幼児歌唱の曲選択のヒント、発話と歌詞の意味への留意、旋律の音楽的な
歌唱について考える。
併せて、記譜法も考える。
講
習
概
要
認
定
試
験
教 材 ・ 資 料
幼児歌曲の旋律に、簡易伴奏或は和音伴奏を付けることを試験とする。
五線紙も含め、当日配付する。
受講生の方へ
ハ長調、ニ長調、へ長調、ト長調の主要三和音とそれらのコードネームを予備知識としま
す。
講
名
造形表現
師
笠川 武史
座
講
講
習
概
要
いろいろな描画材料やいろいろな技法で「かく」ことや、物語やストーリーが展開してい
くように「つくる」ことからパラパラ絵本づくりを行う。
子どもたちの活動から子ども理解を捉える視点ではなく、自ら制作を行う過程で材料や素
材の利用方法を再確認し、新たな活用法や意外性を発見しながら、あらためて子どもの興味
や関心、また、探究心や挑戦する気持ちを理解する心構えを深める。
認
定
試
験
講習中の作品と、講習を通して気付いたことや自らの教育実践をふり返り、考えをまとめ
ていく筆記試験で評価する。
教 材 ・ 資 料
受講生の方へ
当日に教材及び資料を配布する。
実技活動をともないますので、エプロン等、多少汚れてもよい衣類を用意してください。
事前にパラパラ漫画に関心を持ち、短いストーリーを考えておいてください。